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高崎駅から掃部ケ岳(榛名山)
  
山行日
    2010年2月4日   晴れ   単独

コース
    高崎駅→あら町→本町3→本町1→住吉町→飯塚町→三国街道分岐点→(高崎-東吾妻線、県道28号線)→
    榛名湖バス停→湖畔の宿記念公園→硯岩分岐点→掃部ケ岳→硯岩分岐点→湖畔の宿記念公園→榛名湖バス停

 平坦地のウオーキングを加えて、高崎駅から榛名山の掃部ケ岳を計画する。高崎駅から湖畔バス停まで、県道28号線を歩くと26.6km、そこから掃部ケ岳往復すると、約30kmとなる。標高差は、高崎駅が95m、松之沢峠が1150m、湖畔が1090mあり、上りが1414m、下りが419mとなる。予想時間は、平坦地12kmを3時間、バス停まで4時間半、その先掃部ケ岳往復を2時間として計9.5時間みた。最寄の太田駅を5:02に乗れば、高崎駅を6時過ぎに発てる。うまくいけば15:15のバス、多めにかかると16:35となり、自宅から最寄の山前駅着は、前者が18:07、後者が19:44となる。

 こんな計画のもと、列車の高崎駅着6:02で6:08の出発となった。湖畔まではウオーキングシューズ、2日に降った雪で道路の凍結が考えられるので、山用軽アイゼンの他に簡易アイゼン(スパイク)を準備した。駅から、あら町、本町3、本町1、住吉町と歩き、飯塚町で環状線を横切ると、間もなく旧三国街道の分岐点に出る、7:02、ここまでは三国街道を2007年に歩いた時のルートである。
  
  高崎駅6:08出発                         まだ、街路灯が煌々と

  
   飯塚町の先で左の小道に入る               分岐点にある道祖神

  
   三国街道のプレート                    相馬山が正面に現われる

  
    高崎環状線を横切ると                     三国街道は右に分かれる、左が県道28号線

 ここを過ぎると向かう榛名山が時々顔を出す、長野新幹線が見えてくると赤城山も現われ二山が競っているように見える。上芝東交差点付近まで進むと、道路の勾配が徐々に増してくるのを感じる、畑の雪も白さを増す。きれいに刈り込んだ今では珍しい桑の木、繭の生産だろうか、人の食料にするのだろうか。箕郷町東明屋地区に入ると左に折れ、大きなRを描いた後北西方向に向かう。東明屋交差点を過ぎると、人家も疎らになってくる。庭先にいた年配者が、「どこから・・・、どこへ・・・」、さぞ奇妙に感じたのだろう。

   浜川町南交差点付近から榛名山


    行力町付近から榛名山


   同、赤城山

  
  上芝東交差点付近から道路の勾配が増してくる       きれいに刈り込んだ今では珍しい桑の木

  
 箕郷町東明屋の寺、榛名山○○院□□寺         東明屋交差点、ここを過ぎると人家も疎らに

 道路の勾配は更に増し、正面に相馬山が見えてくると、右手に県道154号線を分ける。やがて右に緩やかにカーブし、黒岩、三ツ峰山が現われる。田圃の雪も全体を覆い隠し、木々にまだ雪が残る。陽光に照らされ、そよ風を受けて、時々、粉をまき散らしたように落下する,榛名白川にかかる落合橋通過9:16。

  
  相馬ケ原への道を分ける              三ツ峰山と黒岩だろう、その右は磨墨岩かな?

  
                             榛名白川の落合橋付近の田圃

  
                 木々にも雪が残る、時々まとまって落下

  
                           山間の絵になる農家が点々と

  
    石仏                                 大きな杉木立の中に神社

 やがて福祉施設の並ぶはるな郷を過ぎる所に、武者小路実篤の名言、“この道より我を生かす道なし、この道を歩く”の碑を見る。昔この地に入植した人たちが、・・・・・・だろうか。9:55-10:05休憩、ついに道路は凍結状態に、様子をみながら慎重に歩く。やがて右に大きくカーブして、採石場の道を右に、オフオード車のスポーツランドを過ぎると、道幅は狭くなり、チエーン着用の電光掲示板。これから先は、連続してくることが予想されるので、ウオーキングシューズに簡易アイゼン装着、ストックを使って、眺望のきかない道を上へ上へと進む。ヘアピンカーブにさしかかり、落葉樹の斜面に入り、近くの黒岩、三ツ峰山、下界南、東の市街地が目に入る。もう、松之沢峠は近いだろう。
  
   実篤の名言の碑                          凍結状態の道

  
    チエーン着用の表示                      ついに全面凍結

  
     黒岩                                  三ツ峰山

  
    南方向の街                               東方向の街

  ヘアピンを10ヶ所以上通過、さらに山肌を蛇行しながら歩き、ついにカーブミラーの設置された最高点にさしかかる、11:48松之沢峠着。ここで、急激な冷え込みを感じた、携帯用のカイロを出し、備える。峠から緩やかに下り、ハイキングコースを左手に、少し進んで右手に見ると間もなく伊香保からの道に合流する、11:56。日は陰り、7,8mの強い風が直撃する、写真はあきらめて、足早に歩き休業中の店の軒をかり着込む。しかし、顔はこわばるし、山靴を替えアイゼンをつけたいところだが、指先が利かない。暖房のきいた店に飛び込み、コーヒー一杯、イヤー助かった。「雪もあるし、止めておきなよ」、と言われたが、「支度をしてしまえば往復2時間、大丈夫ですよ」と店を出た、コーヒータイム12:25-12:40。
  
  三ツ峰山                                松之沢峠

  
  ハイキングコース、西方向                         ハイキングコース、東方向

 凍てつく湖畔を歩き、掃部ケ岳登山口のある湖畔の宿記念公園へ12:50、ここの裏側から小尾根を急登する。尾根に取り付くと
あの寒さはどこへやら、風が止んで、日差しが戻り、快適に高度を稼ぐ。大きな岩を乗り越え、硯岩方面からの道を合わせ13:38、間もなく山頂着、13:55。

   湖畔から榛名富士

  
  同、烏帽子ケ岳                          湖畔の宿記念公園と天目山、氷室山

  
    小尾根を急登する                      下方

  
   樹間から天目山、氷室山                   同、榛名富士

  
   徐々に雪が増し20cm前後、上り方向                 下り方向

  
    更に上って、樹間から烏帽子ケ岳                   同、天目山、氷室山

  
   岩場にさしかかる                      ロープを伝って7,8歩

  
   間もなく硯岩からの道を合わせる                   硯岩方向の道

  
   山頂へ向かう道                          辿ってきた道

 見下ろす榛名湖、取巻く外輪山、雪化粧と氷で厳冬を些か感じるが、今年の全面凍結はどうなるだろう、今日は立春だし。浅間山には雲が若干かかり、眺望はイマイチ、妙義山方向もスッキリせず、14:15山頂を後にする。

     掃部ケ岳から榛名富士、相馬山、榛名湖、三ツ峰山、天目山


   掃部ケ岳から榛名富士、相馬山、榛名湖、三ツ峰山、天目山、P1271、P1272、天狗山、鏡台山

  
  掃部ケ岳山頂                           掃部ケ岳からP1271、P1272、天狗山


 掃部ケ岳から浅間山


  掃部ケ岳から妙義山方面


 湖畔から烏帽子ケ岳


  湖畔から榛名富士


  バス停付近から掃部ケ岳

  14:28硯岩方面分岐、14:50湖畔の宿記念公園、誰もいない湖畔を歩き15:00バス定着。総所要時間は8時間52分でほぼ予定通り、高崎駅から歩くなんて普通は考えないのだが、計画を組んでみれば意外に距離も少ないし、標高差もない歩きやすい道路であった。今回の山行で高崎を基点に歩くのは4回目、3回は熊野神社経由で旧軽(横川まで夜間歩行)まで、日光例幣使道〜男体山〜湯元まで、三国街道(三国山、大源太山まで)である。


  
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