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赤倉山・半月山(日光市)
  
山行日
    2010年4月24日   曇り時々晴れ   単独

コース 概略図はこちら
    日光市足尾町神子内公衆トイレP→(R122)→田元交差点→足尾町深沢@→林道終点A→渡渉点→尾根取付き点B
    →赤倉山→神子内林道出合→林道終点→半月山駐車場尾根取付き点F→半月山駐車場G→半月山展望台H→
    半月山→中禅寺湖展望台→狸山(P1622)→道路横断(P1495)→茶ノ木平(ロープウエイ駅跡)I→明智平方面分岐J
    →篭石→細尾峠→(R122旧道)→R122出合→駐車点

       神子内林道出合〜半月山(その2へ)  半月山〜細尾峠〜足尾町神子内P(その3へ)

 その1 足尾町神子内P〜赤倉山〜神子内林道出合

 先日備前楯山を歩いて、すぐ近くに見えて歩いてない山、見る方向からか、格好いい山だった。早速調べたら、地形的には深沢-半月山登山道のP877標高点付近から入り、山頂から北東方向の尾根を辿って進み、登山道に出れば問題なさそうだ。折角歩くのだから、半月山、茶ノ木平、細尾峠と歩いて戻るコースにした。約30km、所要時間は10時間を超えるだろう、当然早立ちとなる、4:16、日光市足尾町竹の沢にある公衆トイレの駐車場を出発する。街灯があるし、東の空が幾らか白々としてきたのでヘッドランプは使用してない。神子内川がV字に屈曲する所でかたぎり橋を渡る、夜はすっかり明けた。橋の袂に止まっていた車から出てきて、「釣り?」、「ウオーキングだ」、こんな早くから何故、って顔をしていた。4.55神子内橋、5:14田元交差点通過、R122と分かれて右折する。
  
  かたぎり橋を通過、夜も明けた                  神子内橋通過、日の出時刻が近い

  
  野路又橋通過、もう少しでR122から分岐する       田元交差点でR122と分かれて右折して赤倉方面に

 車も人も通らない道、犬猫の姿もない。と思っていたら戸の開く音がした、住民のお目覚めだ、「どこへ?」、「山越えて日光へ」、まれには同類がいるのか気にもしなかった。5:23間藤駅前通過、電信柱に結ばれた24、25植樹祭の立て看板を見る。昔の話になるが、松木川沿いの急斜面に私が植えた木、育っているだろうか。渡良瀬の流れを聞きながら、上間藤地区の南橋バス停へ、ここから右折して深沢地区に入り、林道をしばらく歩く、5:38。
  
  わたらせ渓谷鉄道の終着、間藤駅              踏切跡、信号機と両サイドにレールあり

  
                      南橋バス停で右折して林道に入る

 50mほど歩くと、深沢地区の往時の様子を示した案内板があった。また昔の話になるが、昭和45年だったと思う、単独で1/25000地形図片手に半月山展望台まで往復した。その時は長屋住宅が沢山あり、大勢の人達に見送られた記憶がある。人々の生活の場だったのだ。空き家は大分片付けられたようだが、まだ幾つかの廃墟が寂しく残っている。こんな光景は今では日本全国の元鉱山に見られることだろう。靴を山靴に替え、朝食をとって出発する。

  深沢地区の歴史が書かれた案内板


   同、集落の地図、この林道が県道中宮祠足尾線であったようだ

  
    林道と廃屋、私が昭和45年頃初めて歩いた時、まだ人々の暮らしがあった

 この林道は今や治山治水工事に利用する車ぐらいだろう。普通車では難儀するだろう、6:06林道終点着。左に下りて、渡渉点へ立つが、水量が多く目印のあるポイントは渡れない。前後見渡し上流方向に少し進むと渡れそうな場所があった。靴が少々水をかぶったが、無事渡り、斜面をよじ登って荒れた登山道に出た。緩やかに沢に沿って進み、堰堤を過ぎると古い石垣の残る道に出た。この道は軽トラが通れるほどの道幅があったとか、私が初めて歩いた時には、もう10ヶ所ほどある橋は全て朽ち果てていた。ほどなく小さな沢を渡る、何故かここには丸太で組んだ橋が生きていた。その少し先に石垣で囲った平坦な場所を見つける、この辺が標高点877だろう、とテープの巻いた杉の木が沢山ある斜面を見つめる。
  
   林道終点、左に入り深沢に出る             渡渉点、増水していたので20mほど上流を渡った

  
  緑の線を通り這い上がって                   荒れた登山道に出た

  
    間もなく堰堤の脇を通過                斜面が崩落している

  
   苔むした岩と雑木の森                  残る石垣、昔は中禅寺湖に通じる立派な道だったようだ

  
  小橋を渡り                          標高点877?、石垣で囲った平坦な場所

 この辺から尾根筋目指して這い上がれば目指す赤倉山を踏める、6:26。テープを巻いた杉の森に入ると、薄い踏跡あり、先ほどの沢を高巻するように緩やかに上って行く。やがて鹿避け網が巻かれた植樹跡に出る。しかし、いずれ稜線に出なければならず、思い切って稜線目指し直登する。植林あとを越え、ヤブのような場所を抜けると露岩が点々とする落葉樹の尾根に出た。見渡せば晴れる傾向、雲の切れ間から青い空が見えていた。
  
  ここからテープを巻かれた杉林に入る           鹿避け網が巻かれた植林地帯を稜線目指して

  
  雲が切れてきたようだ                    稜線付近までテープの巻かれた木が

  
                            深沢の東の山並

 勾配は若干緩くなり、周辺の山並を眺めながら高度を稼ぐ。雑木から赤松混じりに変わると先方にピークが見えてきた、あれが山頂だろうか、まだ早いな。鹿に痛めつけられた桧の人工林を抜け、カラマツに変わる。南東の山並、西方向に袈裟丸連峰がクッキリ見えてくる。やがて、低い笹原を歩き、接近する左からの尾根を見ると、赤倉山山頂に間違いないだろう、7:40着。
  
  雑木から赤松混じりに変わる                  先方にピーク?

  
   桧の植林地帯に入る                     南東の山並がクッキリしてきた

  
                             南西方向に袈裟丸連峰 

  
   左からの尾根が接近、正面が山頂か        カラマツの間から男体山と半月山か

  
  低い笹に変わり緩やかな登りとなる            男体山と半月山がハッキリと

  
  眼下の街と南東の山並                     南西方向、袈裟丸連峰

 赤倉山は雑木林に囲まれている、今は木々の間から周辺の山並を眺望できる、皇海山、大平山と社山。緩やかに同じ方向に次のピークへ進むと眺望が大分良くなる。ここから90度右に曲がり尾根に沿って進むと、山並が所々で障害なく見通せた、8:08曲がって2つ目のピーク着。ここから右に湿地帯、左に社山を見ながら北方向に進む。すると鹿の死骸にバッタリ、まだ頭部に毛が残り、足の骨の周りに残る肉片は赤く、それほど日は経ってないようが、見たくないものを見てしまった。
  
    赤倉山山頂三角点、周りにうっすら雪が              山名板3枚、後は大平山と社山

  
     皇海山を樹間から                    同、

  
      薄っすら積もったピークへ                 樹間に大平山


               山頂の展望、袈裟丸山〜社山


           山頂から緩やかに北西方向に僅かに進む、皇海山(袈裟丸山〜社山)展望

  
 そのピークから北東方向に緩やかに進み2つ目のピーク            林道出合付近が見通せた

  
  北方向に少々下ると右下に湧水あり               左に社山

 次のピーク1446が迫ってきた、シロヤシオが沢山自生する急斜面を直登し、8:18通過。皇海山、大平山、社山を樹間に見ながら少し下ると、林道終点が見え、70,80m急登してP1514着、8:36。正面に林道、左にP1504を見ながらカラマツ林を下るり、右に若干反れながら上ると神子内林道に出る、8:50。
  
           P1446                             P1514

  
                       皇海山             社山を樹間に見ながら進む

  
     林道終点が見えた                        大平山

  
     皇海山                           皇海山

  
  P1514に接近                            皇海山

  
  P1514付近から男体山とP1564                   社山

  
 正面に林道、左にP1504を見ながらカラマツ林を下る      林の開けた所から大平山、黒桧岳、社山

  
   同、半月山                          僅かに登り返すと

  
   林道出合                                出合から林道進行方向


       神子内林道出合〜半月山(その2へ)  半月山〜細尾峠〜足尾町神子内P(その3へ)

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