★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-214 羊蹄山(北海道の山) |
山行日 2005年7月21日 晴れ 単独 コース 詳細はこちら 羊蹄山自然公園駐車場→羊蹄山登山口→(真狩コース)→九合目避難小屋分岐→真狩コース分岐(外輪山)→三角点 →羊蹄山山頂→真狩コース分岐→九合目避難小屋分岐→(真狩コース)→羊蹄山登山口→羊蹄山自然公園駐車場 羊蹄山は、道央の真中に位置し、富士山そっくりなコニーデ型の火山であり、一名を蝦夷富士と呼ばれている。いわば北海道の象徴的な山の一つで、私にとっては眺めて良し歩いて良しの山で、幾度でも歩きたくなる山なのである。予備日を利用して、歩き慣れたコースを選んだ。4:50駐車場を出発する、山頂はガスって見えてないが、回復する予報である。駐車場から5分ほど歩いた羊蹄山自然公園の奥が登山口となっている。しばらく泥濘んだ急登が続く、5:15南コブ分岐、南コブは小さな寄生火山で、一周するハイキングコースとなっているようだ。3合目を過ぎると東方向に風不死岳、樽前山が、南東方向にホロホロ山、徳舜別岳が、大きなダケカンバの間に姿を現した。下界は霞んでいる、羊蹄山の山頂部もまだ雲の中である。 6:03、4合目着、ここは毎度休憩するところ、朝飯にパンを食す。この辺一帯はダケカンバの大木が多く、このコースの見所である、樹形を見ていると惚れ惚れしてくる。木の根に掴まり、黙々と急登する、道は大きなヘアピンをなしているようである、五合目6:36、六合目6:57、有珠山が見えた、オロフレも現れた。やがてガレ場を通過して、鋭角に曲がり、若干緩やかになる、7:20曲がった木をくぐって7合目、7:36八合目。ここを過ぎる山頂部を緩やかに巻く感じでガレ場に出る。この辺から植生が大きく変わり、高山植物が迎えてくれる、イワブクロ、クルマユリ、チシマフウロ、などなど。 真狩側の羊蹄山登山口 4合目 八合目、ここから高山植物が見られます イワブクロ、西側のガレ場付近から上で見られます クルマユリ、ガレ場付近から外輪山手前まで チシマフウロ あの花、この花、どの花もよく見れば、それなりの美しさをもっている、これが不思議なのである。散りかけて残った花びら、やがて散り落ちるであろうが、必死に落ちまいとする生命力みたいなもの、自然の美である。九合目着8:02、避難小屋への分岐点である。露をタップリ含んだ草木の間を抜けると、視界がパッと開け、外輪山が目前に迫る。岩場の花を見ながら、直登しないで、左から緩やかに登り外輪山に出る、真狩コース分岐点着8:26。今回は、時計回りで父釜(山頂の大きな火口)を一周する。 九合目、避難小屋は左へ、右外輪山 外輪山が見えました トリアシショウマ キバナシャクナゲ エゾノツガザクラ ハクサンチドリ 父釜一周(時計回り) 外輪山に出た所から火口を撮る(南西側から) 西側の峰 西〜北側の外輪山 西北の外輪山 西北から東側の火口内壁を撮る シマリス、西北の比羅夫コース分岐点 同じく、表情が愛らしい 同付近から母釜&子釜、父釜 火口北側から母釜&子釜 同付近から北東火口壁 富士山の山頂は、一つの火口であるが、羊蹄山は北西に2つ小さい噴火口がある、母釜と子釜であり、深さも20m程度。ここまでは、砂礫の道であったが、ここから岩場となる。少し歩くと一等三角点に出る、標高は1893m、大きな岩を点々としながら更に進むと最高点1898mの羊蹄山山頂に出る、9:20。火口は、待っていると霧の間から全体が見えてくるが、遠望は利かなかった。岩場を巡り、再び砂礫の道となると、真狩コースの下山路分岐に出て一周が終わる、10:24。 火口東側にある一等三角点、1893m 山頂、三角点から少し南に進んだ所、最高点1898m 山頂から西側火口壁 南西側の岩峰を歩く 南側から西北の火口壁 南側から西北の火口壁 南西側岩峰 南西側岩峰 火口南西の最後の岩場、鞍部が真狩コース下山口 同地点から南側の火口壁 山頂で会った花々 メアカンキンバイ クルマユリ他 イワブクロ イワブクロ(ピンク色が強い) エゾノツガザクラ エゾノツガザクラ エゾノツガザクラ キバナシャクナゲ キバナシャクナゲ キバナシャクナゲ エゾイソツツジ エゾイソツツジ タカネキタアザミ ウラジロタデ イワヒゲ イワギキョウ 分岐点からは、来た道を再び戻る。九合目10:37、八合目10:53、七合目11:04、六合目11:18、五合目11:33、マタタビの花を撮って4合目11:50小休止、3合目12:08、クワガタに会って2合目12:14、南コブ分岐12:21、登山口12:36、駐車場12:40、で羊蹄山行を終えた。 ダケカンバをくぐる 霧の中のダケカンバ 霧の中のダケカンバ マタタビの花 ○○○クワガタのメスでしょうか、アカブキの葉に乗せて撮りました ハイオトギリ 総所要時間は、7時間50分であった。同じ山、同じコース、同じ季節、概ね状況は読めるが、毎回新鮮であり、新たな発見が次の楽しみにつながるものである。 |
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