★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-213 暑寒別岳(北海道の山) |
山行日 2005年7月20日 曇り 単独 コース 南暑寒荘→雨竜沼湿原→南暑寒岳→暑寒別岳→南暑寒岳→雨竜沼湿原→南暑寒荘 7月17日の天塩岳山行のあと、雨竜町で調べたが、どうも日本海側は天候が良くないと判断、洞爺湖付近の観光と室蘭の知人を訪ね室蘭の海岸線を観光した。夕方発って南暑寒荘に着いたのが22:00、戻ったものの天気は雨、しかし、最後のチャンスとみて決行することにした。 4:05、小雨の残る中、カッパスタイルで歩き出す。雨竜沼湿原と南暑寒岳は一昨年に続いて二度目である。その時は好天に恵まれ、すばらしい山行をしたが、翌日の積丹岳山行予定があり、東京からわざわざ同行してくれるNさんのこともあり、南暑寒岳までとした。あまりにも素晴らしかったので、今回の山行の締めくくりとして予定した。しかし、明日に延ばしたところで、天候の良くなる見通しはない、どうしても山頂を踏みたい、が本日決行の理由である。 雨は大丈夫そうなのでカッパをとり、吊橋を渡り山間に入る。と、ブヨが顔面に寄ってくる、増してくる対策に、タオルで払いながら歩いたが、目、耳、鼻、口で呼吸すれば吸い込んでしまう。仕方なく、防虫ネットをすっぽりかぶって歩く。でも、出ている皮膚、顔面はネットの上から襲われる、湿原入口まで我慢して、5:10着。 第1吊橋 白竜の滝、落差30m弱 早朝の湿原、正面南暑寒岳方向 早朝の湿原、正面南暑寒岳方向 ブヨ対策2段目、蒸れるだろうが、カッパをつけ、手袋をしてすべて被ってしまった、ネットの下にツバつきの帽子をかぶった。暑さは、湿原は平坦だし、あまり気にしなかった。しかし、耳付近がネットと接し、やられてしまう。丸ツバに変更、うまくいったようだ。でも時間とともに暑さを感じてくる、汗を拭き拭き歩くが、前面のアクリル板が汗で見えにくく、アクリルを背中にもっていった。花の写真をとりながら、ブヨ対策は進んでいった、6:00急坂を上り雨竜沼湿原展望台入口着。 1.雨竜沼湿原の花々(往復して撮ったもの) オオシロバナエンレイソウ オオバタチツボスミレ ミツガシワ ミツガシワ、正面南暑寒岳 ワタスゲ、正面南暑寒岳方向 ワタスゲ ワタスゲ ワタスゲ エゾカンゾウ エゾカンゾウ エゾカンゾウ エゾカンゾウ ハクサンチドリ ハクサンチドリ エゾキンバイソウ エゾキンバイソウ ミヤマキンポウゲ ホソバキソチドリ、紫はハクサンチドリ ヒオウギアヤメ ヒオウギアヤメ ヒオウギアヤメ イワイチョウ 登りに入ったら、防虫ネットが、汗を拭く時か、歩いているうちにか、ずれてしまう。最終対策として、ネットの上から手ぬぐいでハチマキをした。顔面のネットに点々と貼り付いているが、これでOK。7:13、南暑寒岳山頂1296.3m着、ガスって周辺見えず、小休止。ぬれた軍手と汗を吸い込んだタオルを絞って、進行方向の登山道を確認する。進行方向には、長いロープがさがっていた、7:25暑寒別岳に向う。 雨竜沼湿原展望台分岐 南暑寒岳山頂1296.3m 延々と張りめぐらされたロープに沿って下る、何百mあったろう、急坂ではあるが、ロープを使うことはなかった。ロープのあとは緩やかに下り、鞍部(小さい沢のようだった)へ出る、7:55。右手に残雪の斜面が現れる、大きさは霧でわからない。登山道は雪渓に沿って稜線を歩くのだが、もう少しすれば雪渓はお花畑に変わる場所だろうか。2,3小さなアップダウンを繰り返し、ネマガリダケの斜面に出た。シラネアオイが、あっちにもこっちにも、大きな色鮮やかな花をつけていた。早速カメラに、オートで撮ると時々ストロボが発光する、光量が足りないのかな。ほどなく、暑寒別岳山頂まで0.9kmのプレートのついたダケカンバの木に出た、8:48。 2.南暑寒岳〜暑寒別岳0.9km付近までの花々 ギョウジャニンニクの花 エゾシオガマ ザゼンソウ(大きさが7,8cmほどしかない) ザゼンソウ チシマフウロ ハクセンナズナ シラネアオイ シラネアオイ シラネアオイ オオバキスミレ ここからしばらく、崩落箇所やら、ヤセオネを通過する。霧で見えない部分が多いので慎重に歩く。間もなく平坦な場所に出る、肩のような地形だろうか、大きなお花畑が展開する、しかし、見通しが悪い。 山頂まであと900m 霧に霞む岩場 3.ここから山頂直下までの花々 エゾノハクサンイチゲ エゾノハクサンイチゲ エゾキンバイソウ エゾキンバイソウ チングルマ チングルマ ホツツジ エゾレイジンソウ 直下でまた急登となる、しかし、ここもお花畑、剥き出しの岩場が見えてくると山頂である。チシマギキョウ、ミヤマオグルマ、エゾノハクサンイチゲ、チングルマ、ミヤマアキノキリンソウに迎えられてゴールイン、9:25暑寒別岳山頂1491.4m着。残念ながら眺望はなし、でも3年越しで増毛山塊の主峰を踏んだ実感は大きい。 山頂直下 暑寒別岳山頂1491.4m 4.山頂付近の花々 アオノツガザクラ チシマギキョウ ミヤマオグルマ ミヤマオグルマ タカネトウウチソウ ミヤマアキノキリンソウ(コガネギク) 10:05、ガスもとれそうもないので、ボチボチ下る。暑寒別岳と南暑寒岳の中間地点で、2km&2km、10:39、鞍部10:52、ロープの一番下で11:08、南暑寒岳11:30、小休止していると若い女性がやって来た。展望台近くで南暑寒岳で折り返した人に会ったとか、どうやら今日は暑寒別岳を歩いたのは私だけのようだ、11:50下る。 鞍部付近から暑寒別岳方向を振り返る 鞍部付近から南暑寒岳 南暑寒岳直下 また撮った南暑寒岳 南暑寒岳から暑寒別岳、山頂は雲の中 南暑寒岳から雨竜沼湿原 こうして生きているダケカンバ 雨竜沼湿原展望台より湿原 湿原から暑寒別岳 途中、南暑寒岳を目指す人、10数人に会って12:40、展望台着、ブヨは多いがネットとり、昼食をとって、再びのんびり湿原を歩く。期待したヒツジグサはまだ葉がでたばっかり、エゾカンゾウも全体としたら3,4分咲き。花々で彩られるのはこれからでしょう。14:10、南暑寒荘着、入山協力金¥500を払い、事後処理になるが、登山届を書いて山行を終えた。総所要時間は、10時間35分であった。花を楽しみ、念願だった山頂を踏めていうことなし。道内あと2日有効に使おう。 |
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