★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-173 仙人ケ岳(足利の山) |
山行日 2004年11月3日 曇り 単独 コース 詳細はこちら 岩切→生不動→熊の分岐→仙人ケ岳→熊の分岐→猪子峠→岩切 11月に入り紅葉も急速に平地へと下りてきている。足利の山歩きも半年ぶりだろうか、小俣町の岩切地区の路肩に車を止め、8:32岩切沢に沿った林道に入る。まだ夏草が生い茂り、秋はまだかなと思うが、木の葉を踏みしめながら歩くと秋なんだなと感じる。林道は7,8分で終わり、板の橋を渡り丸太の橋を3つほど渡ると杉森の中の小道に入る。昨日の雨でだろうか、じめじめした道で、グシャッ、グシャッ、と足元が鳴る。間もなく、上下に道が分かれ、下の道を行くと、小さな滝を見ながら、トラロープに誘導されて岩場を通過する、9:00。上のコースと合流して沢を渡る、一帯は表土が流され、荒れた感じもする。 この辺だろうか、9月中旬友が転倒して膝を打ち、半月盤を骨折している。ジグソウパズルのようになっていたようだが、順調に回復して先日から松葉杖を持って復帰している、と聞いている。ここもそうだが、平ケ岳のアクシデントの時もそうだが、ごく普通の湿った登山道で起きている。ニリンソウの自生地の札を見ながら、沢を横切り、丸太の橋を数ヶ所渡ると岩陰に造られた生不動にでる、9:15。 林道が終わると板の橋を渡る(進行逆側から撮る) 丸太の橋を渡る 炭焼きの跡 また、丸太の橋を渡って 杉森に入る ここで、上下に分かれる 下の道を行くと小さな滝に出る 山側はトラロープが張られている 沢を横切り、丸太の橋を数ヶ所渡ると 生不動に出る 脇に岩切25分、熊の分岐30分の道標あり ひっそりした佇まいに、チョロチョロと沢の音だけが聞こえていた、1枚脱いで先へ進む。右岸と左岸を行ったり来たり、金網に囲まれた採掘跡を過ぎると、登山道も狭くなり、イノシシの生活跡と夏草が道をふさぐ。水量も減り、左岸の炭焼き跡を通過するころ、上空が明るくなり、稜線が小枝の間に見え隠れしていた。間もなく数個の4,5mの大きな岩の脇を通り、熊の分岐まであと5分の道標を見る。ここで沢筋から離れ、道を遮っていた夏草とも別れ、稜線手前の急登となる。浅く色付いたつつじの葉に、一瞬暑さを忘れる、9:58、稜線、熊の分岐着。 金網に囲まれた採掘跡 沢筋の岩場を乗越える 稜線手前の急登 熊の分岐、稜線に出た所 稜線に出ると、リョウブ、アカヤシオツツジ、カエデ、ヤマザクラなど赤く色付いた木々が目に止まる。全体としては、見頃はこれからである。10:07赤雪方面への道を分け、明るい落葉樹の道を進むと5分ほどで仙人ケ岳、662.9m、10:18着。曇り空の下、眺望はない、樹間に桐生方面の山並みが少々見える程度であった、10:28帰路につく。 リョウブの紅葉 ヤシオツツジの紅葉 山頂手前のピーク、赤雪方面をここで分ける ムラサキシキブの実 山頂手前の登山道 仙人ケ岳山頂 捩れた赤松を過ぎると、先ほど沢から出た熊の分岐である、10:44。稜線を直進して、小さなアップダウンを繰り返し、10:52山火事の跡に出る。焦げた赤松の切り株を見れば一目瞭然わかるが、ススキや低木、見通すダム方面の光景に一見そのことは忘れる。意外に良いビューポイントとなった。 山火事の跡付近 同、倒木越しに稜線 同、アップ 同、枯れススキとダム湖 リンドウ一輪 仙人ケ岳方面を見る ここから4,5小さいピークを越えると、唯一の鎖場、犬帰りに着く、11:18。ここで下を巻く道と鎖場を通過する道に分かれる、岩場は展望の良い所であるが、曇天では稜線の延長線が見える程度。道標の脇に材木が山積されており、登山道の整備がされるようである。鎖場を下って登り返すと見晴らしの良い岩場に出て、深高山、仙人ケ岳を眺める。 犬帰り、鎖場へ直進 鎖場、下から写す 東の岩場から深高山の稜線を見る 同、仙人ケ岳方面を見る この岩場から、やはり3つほどピークを越えたところで、稜線は直角に南方向に曲がり、緩やかに下って猪子トンネルの上を通り、桧の人工林に入って、猪子峠に出る、12:14。ここは真っ直ぐ進めば深高山へ、左に下れば松田町へ、右に下れば岩切に出る。小さな流れに沿って下り、12:23道路へ出て、12:30岩切の駐車場に戻って山行を終えた。総所要時間は、3時間58分であった。 ウスノキの紅葉 猪子峠、材木は登山道の整備用 紅葉にはちょっと早かったが、落ち葉を踏みしめ、歩きなれた足利の山、故郷へ帰ったような感じ。この山は、来春、ヤシオツツジが咲き、ヤマツツジが咲く頃まで、近くて、気軽に歩ける山、しかも眺望や花を沢山楽しませてくれるだろう。 |
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