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不動大滝(赤城山)付近散策
  
山行日
     2005年2月3日   晴れ    単独

コース 詳細はこちら
     忠治温泉駐車場→大滝→見晴→滝沢不動尊→赤城温泉分岐→帝釈堂&三宝堂→大滝入口(赤城温泉-小沼道路)
     →赤城温泉(手前300m)→忠治温泉駐車場

 赤城山の山頂付近は例年になく雪が多く、ちょっと一周りというわけにはいかない。大滝周辺で麓の雪景色を見物しようと出かける、今日の天気予報は午前中曇りとなっている。6:35、旧宮城村の赤城温泉駐車場を、スパッツとアイゼンを付けて出発、上空は真っ青である。この辺の積雪は10〜20cmほど、小さい尾根に取り付いて少し急登すると、勾配は緩やかになりトラバース気味にしばらく進んで、滝沢不動尊付近で粕川を渡って左岸に出る、7:08。澄み切った流れもあちこちで凍りつき、雪と氷と清流との自然の造形に時々立ち止まる。赤城温泉からの登山道には踏み跡がなかったが、林道の終点から歩いて来る人が多いようで、流れに沿って踏み跡が凍りついている。忠治の岩屋を過ぎると、大きな岩の間に大滝の全容を現す。間もなく大きな空間が広がり、取り巻く岸壁の中央に落差約50mの滝、不動大滝に着く、7:25。
  
  雪と氷の織り成す清流の美               全神経をビデオカメラに集中させて・・・、画面中央の人

  
                 岩と氷、さわやかなせせらぎの音を聞きながら・・・・

  
 突如大滝が現れる                     広大な空間のはるか上の方にアンテナを見る

  
                             赤城不動大滝

          
            赤城不動大滝、正面から                側面から

 岸壁の結氷は進んでいるが、滝壷の氷は小さい、崩れてしまったのか、これからなのか、わからない。眺めていると、7,8人集まってきた、ウイークデーでも、この景観に惚れ込んだ人たちだろう。滝の白糸と書かれたツララ付近から山中に入る。見上げた感じでは斜め横にはいあがって、小さい尾根に抜けられそうだったが、2mほどの凍りついた岩場があり、幾分下がって堰堤を越え取り付いた所はいつもと同じ付近だった。積雪は、踏み込むと50,60cmほど、完全に2層になっている感じがする。木の間を真っ直ぐ急登し、登山道を横切って稜線に出る。滝沢不動尊分岐の30mほど南であった、ひと登りして見晴1004m着、8:35。大滝から1時間ほど要したが、夏道なら30分というところだろう。誰も歩いていないと思ったが、稜線伝いに、大きな連続した踏み跡があり、真っ直ぐ小沼方面に延びていた。
  
 稜線手前から、銚子の伽藍方面を見る、その奥は吹雪?  稜線から滝沢不動尊分岐(正規ルート)

  
 見晴から前橋方面、後ろに富士山が展望できた     滝沢不動尊

 ここの眺望は素晴らしい、南に富士山、眼下に大きく広がる関東平野を望み、西から東へ利根川が走る。眺められたのは、ほんの一瞬、急に吹雪いてきた、大猿方面に下ろうかと思っていたが、引き返すこととする。再び分岐点から林中へ、斜めに下降しながら進むと、工事中の林道終点のすぐ下の正規ルートに出た。間もなく杉林に入り、滝沢不動尊着、8:55。粕川を渡って、赤城温泉1.2km、忠治温泉1.4kmの所へ9:02、時間も早いので赤城温泉経由で忠治温泉に戻ることとした。

 岸壁に取り付けられた階段を登ると、左に帝釈堂、右に三宝堂という、お堂に着いた9:08。周辺の小高い所には祠が祀られていて、深山の信仰の場となっていた。ここから30、40cmほど積もった丸太の階段を進み、アンテナをすぐ右上に見て、間もなく関東ふれあいの道の道標のある、赤城温泉から小沼に抜ける道路へ出た、9:37。冬季閉鎖中の道路には深い踏み跡があり、更に上の方に伸びていた。まさか先ほどの東の尾根から一周りして、こちらへ下ったのかな、と思った。しかし。踏み跡は往復していた、今年の雪ではこの一周は簡単にはいかないでしょう。ヘアピンカーブを2つ、3つ下って9:56、赤城温泉300m手前で、忠治温泉からの道路に合流した。
  
 赤城温泉1.2kmの方向に入る               帝釈堂&三宝堂

  
  岩峰には祠                         周辺にも祠

  
  先ほどの尾根の見晴                  回り込んで道路へ、標高1000m付近

  
 踏み跡は小沼方向、右はアンテナへ?         歩いて来た赤城温泉-小沼道路

  
 赤城温泉方面                         荒山がクッキリ顔を出す

 忠治温泉と赤城温泉をつなぐ道路は除雪されている、日向の露出した路面と日陰のアイスバーンの交互に繰り返す道を下り、10:15忠治温泉駐車場に戻って大滝周辺の山行を終えた。総所要時間は、3時間40分だった。予定していた大猿方面は中止したが、赤城温泉への道は初めて歩いた。道路へ出た所から赤城温泉まで結構距離があるものだ、車で走って道標は見ていたが、車で走る距離感と実際の距離には大きな隔たりがあると今日は感じた。大滝は、しばらく見頃でしょう、岸壁に囲まれた大きな空間、真正面に落ちる大きな滝、すばらしいですよ。

  
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