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鹿岳・四ツ又山(西上州の山)

山行日
    2005年4月19日   晴れ    2人

コース 地図はこちら
    鹿岳登山口(下高原集落)→一ノ岳・二ノ岳分岐(コル)→一ノ岳→一ノ岳・二ノ岳分岐→マメガタ峠分岐→二ノ岳→
    マメガタ峠分岐→マメガタ峠→四ツ又山→マメガタ峠→大久保集落→(道路)→下高原集落

東松山在住のMさんとヤシオツツジの花見山行計画を思案中、当掲示板ですず○さんの仙人ケ岳で撮った写真を見た。花の進み具合から、西上州の比較的低い山でも咲き出しているのではないか、と思った。M氏が問合せたところ、「まだでしょう・・・・」ということだったが、何となく開花しているような感じがしたので、鹿岳と四ツ又山に決めた。ここは、2002年歩いた時、4/6で満開であった。

 下仁田ICで待合せ、街中を抜けて南牧(なんもく)村へ、2kmほど走り小沢集落で南牧川にかかる小沢橋を渡る。大塩沢川に沿って狭い道路を走り、黒滝方面の道を左に分け、大久保集落を抜け、鹿岳登山口である下高原(タカハラ)集落に着く。周辺の山を見渡せば、岩場にはヤシオツツジ、ミツバツツジ、人家の庭先ではヤエザクラが咲き始めていた。「これならば、期待できるかも・・・・」、8:30出発する。

 いきなり急登する、沢沿いの杉林の中をグイグイと高度を上げていく。下高原集落の標高が約450m、稜線に出る一ノ岳と二ノ岳(コル)分岐付近が略950mであるから、500m一気に登る。吹き出てくる汗を拭いながら、杉森の中をジグザグする、テンナンショウ(マムシグサ)が花をつけ、点々と咲いていた。間もなく、落葉樹に変わり、樹間に一ノ岳が現れ、キブシ、ダンコウバイ、咲き始めたヤシオツツジが目に入った、9:20稜線(コル)に出る。ここは、一ノ岳・二ノ岳分岐で4,5段あるハシゴが設置されている。

 ハシゴを上がり、せまい道を通り、ちょっと登れば一ノ岳の山頂である、9:30一ノ岳着。ほころび始めた真っ赤なヤシオツツジの蕾は、久しぶりに会う友のようだ。見渡す西上州の山々と岩峰、稲含山、四ツ又山、小沢岳、黒滝山、荒船山、八風山、妙義山、春霞がかかってその姿がまた何とも言えない山容を呈している、幻をみているようだとMさんは言う。
  
 鹿岳登山口(下高原集落)、正面は物語山?        杉森で見つけたマムシグサの花

  
稜線で一ノ岳・二ノ岳分岐、ハシゴを登って一ノ岳へ   一ノ岳から二ノ岳

  
 一ノ岳からから荒船山方面                一ノ岳から四ツ又山方面

  
     咲きたてのアカヤシオツツジ、濃いのも良いが、薄いピンクもまたキレーイ

  
 雑木の中に点々と咲き始めたヤシオツツジ      チョコッと一枝が枯枝をかざす

  
 岩場の先端から一ノ岳山頂                 コルから二ノ岳とダンコウバイ

 渡れる岩場を点々と歩き、岩場から身をのり出してカメラワークに興じる。芽吹きだしたリョウブ、アカメソロ、イヌブナが微妙な色合いで岩場と林間を飾る、春の息吹が伝わってくる、10:05まで休憩。コルに戻り、マメガタ峠への分岐点を通る、直進して二ノ岳を往復する。岩峰直下からハシゴやロープが連続する、一段上がるごとに様相が変わり、ヤシオツツジを入れてシャッターを切る、犬も歩けば何とかというけれど、良い写真になるかシャッターを押しまくる、9:30二ノ岳着。ここで、山地図に疑問を感じた、どう見ても一ノ岳より二ノ岳の方が高い、国土地理院の地形図では一ノ岳の方が高そうだ、でも両者に表記がない。道標は、二ノ岳にあり1015の記載がある。(上毛新聞社の群馬の山歩き130選では、南峰、本峰で標高は記載してない。読売新聞社の上州山歩では、本峰(二の岳、南峰(一の岳)と記し、鹿岳1015と横に記載がある) 岩場の展望を楽しみ、10:53下る、11:03マメガタ峠分岐点。。
  
 マメガタ峠分岐点からミツバツツジ            同じく、四ツ又山 

  
 同じく、ヤシオツツジ                    ハシゴを上がって、四ツ又山、遠方のピークは稲含山

  
 二ノ岳山頂、1015m                   二ノ岳から、四ツ又山、一ノ岳の岩峰

  
  二ノ岳から、四ツ又山、一ノ岳の岩峰        二ノ岳から、四ツ又山、一ノ岳の岩峰

  
  二ノ岳から、黒滝山方向を撮る          二ノ岳から、妙義山方向を撮る


 南峰の下を巻き、尾根筋を四ツ又山に向かう。見頃をむかえたアカヤシオツツジ、トウゴクミツバツツジを十二分に見物しながら、マメガタ峠、標高約700mまで一旦下る、マメガタ峠着12:15。
  
 西上州の山並みを背景に、点々と咲くアカヤシオツツジ   キブシとダンコウバイ(花はそろそろ終わり)

  
                西上州の山並みを背景に、点々と咲くアカヤシオツツジ

  
                西上州の山並みを背景に、点々と咲くアカヤシオツツジ

  
           西上州の山並みを背景咲くアカヤシオツツジ

              
  南峰とミツバ、ヤシオツツジ                このくらいの咲きかたもいいですね、背景の山名わからず

  
                 西上州の山並みを背景に咲くアカヤシオツツジ

  
                     鹿岳を背景にアカヤシオツツジ

  
                      トウゴクミツバツツジも満開です

  
         トウゴクミツバツツジも満開です、このくらいの感じも良いですね。

  
                       これもトウゴクミツバツツジです、左一ノ岳、右二ノ岳

  
        西上州の山並みを背景に咲くトウゴクミツバツツジ、右背景は四ツ又山

 マメガタ峠から、再びロープのぶら下がった急登となる、2,3小さいピークを越えると、石の祠のある最初の峰(?)に着く。ここから、アップダウンしながら神々の祀られている峰を越え、四つ目最奥が二等三角点のある標高899.5mの四ツ又山山頂である、12:57着。この山のヤシオツツジは満開、一番良い時だろう。ここから眺める鹿岳のふたこぶの岩峰は、印象的である。赤松、コメツガの緑の間に咲くピンクの淡いヤシオツツジ、多分この山を最高に飾る一時だろう。満開のヤシオツツジも一様ではない、濃淡有り、絞りのような色合いあり、自然の創り出す造形に、時間の経つのを忘れて、ただただ感動するのみ。
  
       西上州の山々を背景に咲くアカヤシオツツジ、四ツ又山山頂付近

  
   西上州の山々を背景に咲くアカヤシオツツジ、四ツ又山山頂付近

  
    西上州の山々を背景に咲くアカヤシオツツジ、四ツ又山山頂付近

  
   西上州の山々を背景に咲くアカヤシオツツジ、四ツ又山山頂付近

  
  ミツバツツジ、                       背景に鹿岳、四ツ又山山頂付近から

  
    西上州の山々を背景に咲くアカヤシオツツジ、四ツ又山山頂付近


   西上州の山々を背景に咲くアカヤシオツツジ、四ツ又山山頂付近、パノラマ加工

  
  西上州の山々を背景に咲くアカヤシオツツジ、四ツ又山山頂付近、色の薄いのと濃いのと

 13:42、ホコラのある最初のピークを下って帰路につく。マメガタ峠13:57、涸れた沢に沿って、人口樹林の中を下る。林中に残る石垣、これは過って農業を営んだ跡とか、その一端が麓に近いところにあった。
  
  今も残る段々畑                    過っての汗の結晶である石垣は、山中に埋没する?

  
  小さい滝、見つけた                     黄金の輝き、ヤマブキの花

  
   新芽もふいて、キブシの花              大久保集落を眼の前に本日の山行を終える
 
 大久保集落で、朝、車で通った道路へ14:53、高原川沿いの道路を歩いて15:15下高原集落着、花見山行を終えた。総所要時間は、6時間45分であった、山案内のコースタイムでは、一周4時間半程度である。今週末は、鹿岳山頂付近で見頃をむかえるでしょうね。


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