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大坊山・大小山(足利の山)
山行日
    2005年1月28日   晴れ   単独

コース 詳細はこちら
    大山祇神社(足利市大沼田町)→大坊山→越床峠→大小山(妙義山)→山百合学園→大沼田集会所バス停
    →大山祇神社

 寒中の暖かい陽気に誘われて、足利の山の展望コースを一周する。前回歩いたコースとほぼ同じ道を歩くことにした。8:05、大山祇神社に参拝して出発する。神社前は、吾妻屋と駐車場が整備され、すっかり変わっていた。丸太の階段を上がり、急斜面をジグザグしながら歩いて行く、7,8分もすると尾根に出て、眼下に足利の街並が大きく開ける。東西を貫き走る渡良瀬川、南北に密集する家並、今の時代には厄介な存在となっているもくもくと煙を上げる煙突が3本。遠望すれば、南に富士山、八ヶ岳、浅間山が霞みの中に白い姿を見せている。赤城山の山頂部も桐生の山の上に顔を出している、こちらは近いのでくっきりと見える。尾根筋で一汗かいて、8:24大坊山山頂、285.4m着。
  
 大山祇神社                         すっかり整備された丸太の階段

  
 7,8分歩くと、眼下に足利の街、富士山を遠望     密集する山並と赤城山山頂部

 山頂には、以前は社があったのだろうか、基礎だけが北側の隅に残る、平坦な広い山頂である。300mに足りない高さであるが、なかなかの絶景である、眼下良し、遠望よし。東側から、ぐるっと回る山並みと、大小山のシルエットを眺め、満喫する。北西の隅に周れば、袈裟丸連峰、皇海山、庚申山、錫ケ岳、日光白根山、男体山、女峰山が連なる。登山道は、この隅から下り、小さな岩場からルートを一望する。日光の山々を気にしつつ、次のピークに立つ、8:42、ここで長林寺方面の道と合流する。連続する小さいピーク、岩場、なんだか山歩きの原点に戻ったような気がする、実に楽しい、こんな所を繰り返す。
  
 大坊山山頂、285.4m                  山頂から東の大小山

  
 袈裟丸連峰、皇海山、庚申山              太田の金山も家並みに浮ぶ

  
  男体山、大真名子山、女峰山遠望          次の北側に見えるぴーく

  
 越床峠の上に男体山が                  同、アップ

  
 更に、アップ                         赤城山も、西から背並びしている、鍋山、荒山〜黒桧山と

  
 岩間を通り抜ける                    赤松と男体山、足利、旧田沼の山が重なる

 山の直下から物音が聞こえてくる、採石場の上に近づいた。見渡せば、眼下に、ゴルフ場、採石場、といった開発された一帯、少し目線を転じればまだまだ自然豊かな山々に囲まれ、潤いのある光景に安堵する。トラロープの張られた採石場の真上を通過すると、登山道は東方向に急坂を下り、越床峠に出る、9:13。
  
  採石場の南のピーク、正面               大小山へ続く尾根

  
  採石場を真上から、北遠方に日光の山        振向いて大坊山を撮る

 越床峠で登山道は十字に分岐する、北は旧R293越床峠を横断して鳩峯山方面、南は下って足利病院方面、西は大坊山、東は進行方向で大小山方面である。ここは樹林帯で視界が利かないので通過する、僅かに急登すると、なかなかの眺望が待ち受ける。東には、逆光の中に、筑波山、三毳山を遠望できた。また、ここから小さい岩場が連続する、街並を眼下に見ながら、大小山に近づく。大小山から、こちらへ向ってくる人々がちらほら、この天気に誘われて、のこのこ出だしてきた同類の人達だろうか、10:08大小山(妙義山)山頂着。
  
 越床峠                           筑波山遠望、手前は三毳山


  越床峠から一つ目のピークから日光の山遠望

  
 採石場北のピークを東側から撮る            足利の街

  
 また、楽しい岩場が始まる                赤城山遠望

 ここを訪れる大半の人が、この眺望を期待して、四方八方から目指してくる。関東平野に突き出た位置にあり、樹木のない尖った山頂が、視界を良くしている。左から、右から、次々と到着する、「あの山・・・・、あれは・・・・」、口々に発し、誰かが答える。腰を降ろして30分、狭い山頂も混み合ってきたので、下山する、山並みの眺望はここまで。山頂から南に下る、山百合学園を目指し、尾根から右手に入る、あっという間に登山口に着いてしまった、10:58。
  
  大小山もすぐそこ                     大小山(妙義山)山頂、313.6m


 霞む浅間山、たなびく噴煙、眼下の街並

  
  ここが、本当の大小山山頂、282m           左最高峰(313.6m)、右大小山(282m)

  
 山百合学園からの登山口                  陽だまりに咲くオオイヌノフグリ

 ここから、西方向を目指し、ヤブコギして下る、視界は全くなし、4,5分で平地へ、防獣(イノシシ)用の金網を乗越えて、田圃を突っ切って、道路へでる、大沼田集会所バス停だった。細い道を山裾の寺まで、再びヤブをこいで上の道路へ、散歩の休憩中だった男性二人をびっくりさせてしまった、大山祇神社の駐車場着、11:20。本日の山行は終わった、総所要時間は、3時間15分だった。周辺の山々の雪の多さに冬眠中の私、陽気に誘われての山歩であった、この冒頭で記しておいたコースでも4時間半、楽しい山歩きが出来ますよ、是非どうぞ。


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