★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-200 長七郎山・荒山・地蔵岳(赤城山) |
山行日 2005年5月21日 晴れ 単独 コース 詳細図はこちら 利平茶屋森林公園→鳥居峠→小地蔵岳→長七郎山→茶ノ木畑峠→銚子の伽藍→牛石峠→軽井沢峠→ 上の避難小屋→荒山→八丁峠→地蔵岳→大洞→覚満淵→鳥居峠→利平茶屋森林公園 赤城山のシロヤシオツツジの花を求めて、4:23、ウグイスの囀りを聞きながら、利平茶屋森林公園を出発する。新緑に包まれた登山道にはアカヤシオのハナビラが点々と落ちていた。この辺でミツバツツジが見頃、樹間から谷を隔てて南斜面にアカヤシオツツジが残っていた。ダンダンと薄くなっていく緑、鳥居峠の階段下では、オオカメノキが見頃、ここまで来て、本日はシロヤシオツツジの花見は絶望的となった、鳥居峠着5:07。 鳥居峠からは、小地蔵岳の北斜面を直登する、コメツツジを漕ぎ起き上がったクマザサを踏みつけて山靴を運ぶ。間もなく樹林帯に入り、岩がゴロゴロした急斜面となる、小木を掴みながら高度を上げる。樹間に覗かせる駒ヶ岳、黒檜山は日が指し、青空に映していた。足元には、シダ類が伸び、開き始めた林立する沢山の芽が美しい。無積雪状態は意外に歩きやすく、あっという間に小地蔵岳山頂に着いた、5:38。山頂では、ヤマザクラ(ミネザクラ?)の歓迎を受ける。ここまで来ると、樹木の芽吹きもこれからだ。 小地蔵岳山頂 ヤマザクラ 長七郎山への道では、最後まで残雪のあった斜面で、低木と草類が芽を出していた。斜面を下って本日のミヤゲに山菜を少々頂いてきた。6:08長七郎山山頂着、上越国境の山々が視界に入る、景色を惣菜に朝食とする。少し霞んでいるが、素晴らしい眺望だ、南〜東は駄目だ、見えない。黒檜山左に上州武尊山、笠ケ岳(尾瀬)が、そして至仏山がちょっと見える、場所を南に移動してその姿を写真に、6:22東側のヤブに入る。 長七郎山山頂から黒檜山、遠方に日光白根山、皇海山 山頂の祠 長七郎山山頂から上州武尊山 同じく谷川連峰遠望 同じく、地蔵岳〜黒檜山 ヤブといってもツツジの群落、コメツツジ、ミツバツツジ、レンゲツツジがほとんどだ。直に抜けて落葉樹の森となる、左に落ちる斜面スレスレに歩く、ここにはヤシオツツジがちょっとした群落をつくっている。黒檜山を背景に、咲き残った良さそうな花を選んで撮る。そこからは南東方向に歩き、鞍部で林道の終点に出る、6:38。 長七郎山の東斜面に残るアカヤシオツツジ 同じく、黒檜山を背景に 同じく、背景は茶の木畑峠北側のP1466 茶の木畑峠へは、ここからP1466の西側をトラバースして南に回り込む、横引き峰から銚子の伽藍に通じるハッキリした登山道がある、視界が開けた所が峠だ、6:46。横引き峰のアカヤシオツツジは終わり、ミツバツツジが間もなく開花というところ、ヤマツツジはまだカラを被っていた。横引き峰から銚子の伽藍への道に入る、間もなくコバイケイソウの群落を横切り、下って粕川に出る、7:08。この辺の岩場と連続する滝の景観を銚子の伽藍と云っているようだ。岩場のヤシオを入れて写真にしたが、逆光で出来悪し、7:18アズマヤ方向の尾根に入る。 茶の木畑峠 横引き峰から地蔵岳 コバイケイソウの群落 銚子の伽藍 銚子の伽藍 銚子の伽藍 銚子の伽藍から牛石峠まで、正規のルートは小尾根づたいに歩き、P1442(アズマヤあり)へ出て、道路へ下る、今は前橋市と富士見村の境界となっている場所へ出る道だ。昔はこのルートをつかったが、最近は北よりの半分ヤブを上がったり下ったりしている。このコースは、銚子の伽藍を真下に見ながら、歩くのでなかなか楽しい、陽だまりの斜面ではヤブレガサがニョキニョキ葉をのばし、競っているような姿が面白かった。アズマヤ付近で、本日はじめてハイカーに会う、ほぼ同年輩の夫婦だ、横引き峰のツツジが目当てだとか、7:37アズマヤ、7:41牛石峠、軽井沢峠7:50着。道路を歩き、見慣れない地蔵岳〜P1466にかけての山並に見入る、荒山山頂と150mほどの標高差と南に位置するこの場所、全く異り一瞬、あれ! 樹間に残るアカヤシオツツジ、銚子の伽藍〜アズマヤ間 同じく、ヤブレガサ 牛石峠から地蔵岳〜P1466パノラマ 荒山の東、南を緩やかにトラバースする関東ふれあいの道、道端のスミレ達が今を盛りに、紫、白、桃入り混じって落ち葉の間に覗かせていた。上の避難小屋の前で大きな石の上であぐらをかいて小休止、8:13〜8:20、また食べてしまった。ここからひと登りすると、アズマシャクナゲの小自生地がある、見頃をむかえていた。しかし、早く咲いた花は寒さがきいて、茶色っぽくなっていた、咲き始めの真っ赤な蕾、これは綺麗だった、8:41荒山山頂着。 軽井沢峠から荒山 荒山南斜面から歩いて来た山並みを撮る アズマシャクナゲ これから開く真っ赤な蕾 荒山山頂 荒山東斜面でアカヤシオ、背景は鈴ケ岳 同じく、鈴ケ岳と上越国境の山 上州武尊と至仏山アップ、左手前は鍬柄山と五輪尾根 お馴染みの祠の上にも、遅咲きのアカヤシオの花が残っていた、北に周れば、上信越の白い山並みが、霞みがとれ青い空の下、一段とコントラストをつけていた。山頂から見る岩場には、まだ見られそうな残り花があちこちにあり、これからの稜線の下りが楽しみだ。 急斜面を下り、良い花を選んで分け入る、背景の地蔵岳、鈴ケ岳、鍬柄山、遠望する上越の山々、今日一番のハイライトである。花数は少ないが、地面スレスレに咲く大輪の花が魅了した。稜線伝いに地蔵岳方向へ入り、斜めに南側をトラバースして、八丁峠手前で再び道路へ出る、9:47。 同じく、東斜面に残るアカヤシオ 同じく、東斜面に残るアカヤシオ 背景は地蔵岳 同じく、東斜面に残るアカヤシオ、背景は鈴ケ岳と鍬柄山 同じく、東斜面に残るアカヤシオ、背景は鈴ケ岳と鍬柄山 背景は長七郎山 同じく、東斜面に残るアカヤシオ、背景は地蔵岳 同じく、背景は長七郎山 荒山東斜面に残るアカヤシオ 荒山東斜面に残るアカヤシオ 北東小ピークから荒山 エイザンスミレ フデリンドウ 荒山北東斜面の岩場、背景は鍬柄山 同じく、背景は荒山 荒山北東斜面の岩場、背景は鍬柄山 八丁峠で9:58、まだ時間は早い、地蔵岳へ向う。一帯は、枯れ野みたいだが、芽は成長し勢いを増している。足元では、マツムシソウ、ニッコウキスゲが葉を開き、夏の準備を整えている。中腹まで登ると、鳥居峠の岩場がヤシオツツジでピンクに染まっていた。眼下のエメラルドグリーンの小沼、ヤブの中からカッコーの鳴声が聞こえてくる、先客15人ほどいる地蔵岳山頂着、10:17。 赤城のビューポイントは数多いが、ここか見る景色は、ナンバー3に入るだろう。私が3つあげれば、ここ地蔵岳と、鍋割山、黒檜山北の祠付近である。次は、駒ヶ岳、長七郎、荒山山頂付近かな、いや小黒檜山もいいな、鍬柄山もいいか、個人的な好みとしておこう、10:40大洞方向へ下る。 八丁峠から地蔵岳 地蔵岳東斜面から小沼、左小地蔵岳、右長七郎山 地蔵岳山頂から大沼、五輪尾根、背景に上越国境の山並み 少し下ると肩のような場所で展望の良いポイントがある、鳥居峠、駒ヶ岳、黒檜山、小黒檜山の山塊が、大沼の後にズッシリとした姿で見える。駒ヶ岳のピンクのカラーリングも綺麗だ、11:07大洞着、11:16覚満淵西入口、散策で行き交う木道を歩き11:30鳥居峠着。。 地蔵岳北斜面から、黒檜山と駒ケ岳 同、上州武尊と至仏山アップ 同パノラマ加工、右の窪み鳥居峠 駒ヶ岳西斜面岩場に残るアカヤシオツツジ 覚満淵、鳥居峠付近のアカヤシオツツジ コンクリートの長い階段を下り、新緑萌える利平茶屋への小道に入る、11:39。これから鳥居峠へ向う人たち、5,6人に会い、駐車場まであと500m地点で、本日見ようとしたシロヤシオに会う。2株あり、1株は緑に包まれた中で満開、もう一株は開きつつあるところだった。 階段最下部に落下した大きな岩、道標をなぎ倒していた オオカメノキ ヤマブキソウ ミツバツツジ やっと見つけたシロヤシオ もうすぐ開花の株、キャンプ場500m手前 新緑の中では、意外に目立たない控え目の花である。アカヤシオと比べてか、気品の高い花だとか、格調ある花だという人が多い。ここから少し下ってヤマツツジの咲く駐車場に出て本日の山行を終了する、12:07着。総所要時間は、7時間44分であった。赤城のシロヤシオは1週間から10日早い感じ、足尾の細尾峠、薬師岳付近は、どうだろうな、あの辺ならきっと・・・・・・・。 |
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