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中央アルプス縦走

 山行日 
       2001/7/28−7/31  晴れ(一時雨) 単独

 コース 
       桂小場→西駒山荘→将棋頭山→頂上山荘(テント泊)
       →木曾駒ヶ岳→玉ノ窪山荘→木曾前岳→麦草岳→(巻道で)玉ノ窪山荘→
       (巻道で)頂上山荘→中岳→宝剣岳→三ノ沢分岐→三ノ沢岳→三ノ沢分岐→島田娘(ビバーク)
      →濁沢大嶺→檜尾岳→熊沢岳→東川岳→木曾殿山荘→空木岳→赤なぎ岳→擂鉢窪避難小屋(泊)
      →仙涯嶺→越百山→稜線分岐→シオジ平自然園→ダム工事現場駐車場

 中央アルプス縦走記録
   1日目(7/28) 歩行時間 8時間40分    馬返し                   信大コース分岐
       桂小場 →ぶどうの泉→横山分岐→椿兵衛峠分岐→白川分岐→大樽小屋→胸つき八丁→
        5:30     5:52    7:12     7:21       7:27    7:53〜59    8:13

       6合目→ヒカリ苔→7合目→胸つき八丁の頭→分水嶺→西駒山荘→分岐→将棋頭山→ 
       8:49    9:23  10:07   10:15       10:27 10:52    11:26 11:35

      分岐→中岳テント場
      11:45 14:10(頂上カット)

  2日目(7/29) 歩行時間 11時間
      中岳テント場→木曽駒ヶ岳→ 木曽前岳 →  麦草岳 →前駒・玉ノ窪・牙岩分岐
       4:30     4:45〜5:05    5:37     7:05〜25            8:16

     →玉ノ窪山荘→木曽小屋→中岳テント場   → 中岳 →  宝剣山荘 → 宝剣岳
       8:50      9:15  9:35(頂上カット)テント撤収               10:57
                                                    
     →三ノ沢分岐→ 鞍部→  三ノ沢岳 →  鞍部 →  三ノ沢分岐→極楽平→(島田娘付近でビバーク)
      11:58     12:18  13:23〜55     14:42     15:12    15:25      15:32

  3日目(7/30) 歩行時間  10時間
     島田娘 →濁沢大峰  →檜尾岳   →熊沢岳  →  東川岳→  木曽殿越→
      4:50    5:38  6:55〜7:15   8:25〜9:00    10:24  10:45〜55

     空木岳  →   赤薙岳→小屋分岐→ 摺鉢窪避難小屋  
    12:20〜13:00    14:11   14:25      14:42

  4日目(7/31)   歩行時間 8時間10分           
    摺鉢窪避難小屋  →  分岐   → 南駒ガ岳    → 仙崖嶺 → 越百山→ 
       4:48       5:15〜25     5:48〜6:00      7:15    8:20〜40

    分岐→小屋跡→飛竜の滝展望台→乙女の滝→登山口→シオジ平自然園→砂防ダム駐車場
    8:47  9:03     10:08       11:11  12:04    12:30        13:00

     15:00までタクシー待ち→桂小場→伊那IC→伊勢崎IC→家着
                     16:00   16:20         19:10

 感想
   @台風の接近で天気が危ぶまれたが幸い2時間程度小雨がぱらつく程度で、西駒山荘に着 く手前で晴天に変わり、
     あとは29、31早朝の通り雨以外は好天に恵まれた、絶好の山行であった。
   A高山植物は見ごろで、全行程を通して美しさを競っていた。
    特に西駒山荘、中岳テン場付近の濃い赤をしたコマクサと玉ノ窪山荘近くの真っ白のコマクサは珍しく印象的だった。
    また中央アルプスの固有種のウスユキソウ(ヒメウスユキソウ、別名コマウスユキソウ) も尾根筋の砂礫の至る所に
    カレンに咲いていた。
    摺鉢窪避難小屋は赤薙岳と南駒ヶ岳から広がる大きなカールの縁にあり、いったいが高山植物の花畑であった。
    なかでも瑠璃色のイワギキョウの群生はひときわ綺麗だった。
   B木曽駒ヶ岳のご来光には、心のもろもろが交叉してか、込み上げてくるものがあった。山行では珍しいことだ、歳かな。
   C本山行のコースであるが、木曽前岳と麦草岳は難度が高く、慎重をきした、わかりにくさと危険箇所の多さに緊張しっぱなしであった。
    宝剣岳と空木岳、及びこの間のあちこちで、ザックの重さと大きさに自由が利かず腕力のなさを痛感した、トレーニングメニューの再考を要す。   
    越百山の沢筋の下山道は危険個所が多くさけるべきコースである、まして単独では。
   Dシオジ平自然園へ呼んだタクシーが小生の制止を無視して奥まで行ってしまい、2時間 待つ結果となった。
    場所の確認の難しいところ。桂小場までの12000円は高くはないと思う。
   E携帯電話の通じたところは中岳テン場、麦草山頂、摺鉢窪避難小屋、越百山頂でシオジ平自然園あたりは一切通ぜず。
   F踏み入れた13峰全てが花崗岩からなり、森林限界から上は高山植物と白い岩肌の露出で中央アルプスの特徴でしょう。
    きれいではあるが落石の心配は至る所にあり。


 写真
  
     西駒山荘手前のお花畑、クルマユリ                     同じく、チングルマの花のあと


  
        将棋頭山                                  タカネツメクサ

  
          遭難の碑                                ミヤマキンポウゲ

  
        チングルマ                                宝剣岳が顔を出した

  
        ヒメウスユキソウ                            木曽駒ヶ岳の御来光

  
    木曽駒ヶ岳の御来光を見に集まった人達        木曽小屋付近から左木曽前岳と右麦草岳、遠方は御嶽山

  
     北アルプス遠望                               手前の牙岩と麦草岳

  
                                              ヨツバシオガマ

  
         コマクサ、濃い赤                      コマクサ、白 と  ピンク(一般的な色)

  
        中岳と宝剣岳、木曽駒巻き道より                  中岳より宝剣岳

  
          タカネツメクサ                              チシマギキョウ

  
        ミヤマダイモンジソウ(ピンク色)                 コバイケイソウのつぼみ

  
       三ノ沢岳山頂                     島田娘付近の岩場の猿の軍団(非常に小型なのはなぜ?)

  
   島田娘付近の御来光                             檜尾岳と空木岳

  
    雲海の向こうに富士山が見えた                    檜尾岳山頂、奥に空木岳と南駒ヶ岳

  
 麦草岳山頂より北の稜線                    麦草岳と右手に木曽前岳、麦草の左手雲海の上に御嶽山が見えた

  
 熊沢岳から檜尾岳、ちょこん見えるのが宝剣岳                       熊沢岳

  
          東川岳山頂                        木曽殿山荘より空木岳、険しい稜線である

  
       イワギキョウ                              南駒ヶ岳山頂

  
        仙崖嶺から南駒ヶ岳                          ホシガラス

  
     左南駒ヶ岳と右仙崖嶺                               越百山


        飛竜の滝



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