☆気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”☆ sub3-109-1 浄土山・龍王岳(立山、1日目) 立山三山に戻る |
山行日 2003年9月16日 晴れ 単独 コース 1日目:室堂ターミナル→浄土山→龍王岳→一ノ越→室堂ターミナル→雷鳥沢野営場 9:25室堂ターミナルへ降りた、荷物をロッカーに預け、サブザックで出発する、9:36。室堂平の景色に圧倒されて、足だ前に出ない、キョロキョロと首と目のアンバランスな動きがしばし続く。一ノ越と浄土山の分岐にさしかかり、集団の観光客が少なくなって、“山登りに着たんだっけ”、で山歩きモードに切り換わった。展望台を目指して登る老若男女も点々と見受ける、道には地図と写真と距離の入った懇切丁寧な標識が、頻繁に据えてある、姿形を変える山の景色に配慮したガイドさんである。10:11展望台と浄土山の分岐点に着く、前方南に雲がわいてきた、この青い空を遮らないでくれ。浄土山の登りにかかる、ここからは、ゴロゴロした岩をよけ、乗越えて進む。幼子をだましだまし歩かせる親子、一歩一歩声をかけて勇気付け、無線で家と交信しながらの浄土山詣である、子供は激励よりも食べ物が欲しいようだ。急登りに一汗かくと平坦な山頂に出る、10:34浄土山、2831m着。 室堂平から浄土山 同じく雄山 別山 色付くミヤマダイコンソウ 浄土山分岐付近から雄山 同じく別山 平坦な登山道のカーブするところに山頂の標識があったが、明らかに神社跡と思われる場所の方が高いのでそこまで足を伸ばす。南の方向に雲が湧き、こちらに近づいている、東方向の後立山は日差しを浴びてシルエットを映す。ここから200、300mも進むと信州大学立山研究所の北側に出て、右が五色ガ原方面、左が一ノ越方面となる、10:48。 龍王岳へのルートは、五色ガ原方面の道を標高差で30mばかり、距離で100mあまり下ると、目印の木柱がある、10:53。ここで五色ガ原方面は右に曲がるが、龍王岳は真っ直ぐ進み北側の崖に沿ってジグザグしながら進む。マークはないが、踏み跡は結構しっかりしている、分岐から5分ほどで2872mの山頂に立つ、10:58。 浄土山神社跡 龍王岳が顔を出す 五色ガ原と龍王岳分岐 龍王岳直下 南方向はガスってしまって見えないが、遠くに槍ガ岳・穂高岳が霞み、東には黒部川を介して、後立山、針ノ木岳〜岩小屋沢岳の稜線、その南に七倉岳〜船窪岳方面の稜線が紫峰を連ねていた。そして北に雄山、西に今歩いて来た浄土山が白い山肌を向けていた。 龍王岳山頂 龍王岳山頂から槍ヶ岳(中央雲の中) 同じく、後立山、針ノ木岳〜岩小屋沢岳の稜線 同じく、針ノ木岳右に七倉岳〜船窪岳方面の稜線 同じく、浄土山(緑色の建物は信州大学立山研究所) 同じく、雄山 11:14山頂を後にする、11:19五色ガ原分岐、11:22一ノ越へのルートに合流する。龍王岳は、結果的には何の問題もなく登れたが、インターネットで情報検索したが詳細が解らず、“行けばわかる”で、出かけてきたのである。ここからは、左手に広大な室堂平を、真正面に雄山を、背後に龍王岳の険しい姿を見ながら下る。道沿いの岩場では、ウラシマツツジが大分紅葉し、真っ赤になるのも直ぐでしょう、一ノ越着11:47。 ウラシマツツジの紅葉、もうすぐ真っ赤に 龍王岳の険しい北面 一ノ越から 雄山を見上げる 一ノ越からから大日岳方面 ここから室堂ターミナルまでは石畳の道である、明日予定している雷鳥沢からの合流点を確認する。全体に霞がかったような状態で、景色もイマイチという感じ、立山三山の山頂部は今のところやっと見えている程度。12:19浄土山分岐着、ここで一回りしたことになる、行き交う観光客が急に増えてきた、時間的に一番賑う時間帯だろう。室堂ターミナル着12:25、外も内も沢山の人達で渦巻いている。荷物の整理をして、12:37雷鳥沢のキャンプ場を目指して、重い荷物を背負う。 雷鳥沢方面の分岐点、目印はお地蔵様 龍王岳も頭だけとなった 浄土山、室堂への中間点から 別山、室堂への中間点から 室堂ターミナルからキャンプ場までは、1.5km、少々登りもあるが全体としては約120m下りである。ミドリガ池、ミクリヤ池をむぐり、地獄谷への道を分けて、血の池、リンドウ池をめぐりながら石段を降りていく。池塘では若干紅葉がはじまっている、血の池の茶色と草紅葉の茶系、どうコントラストがつくのか想像できないが綺麗だろうな。13:27キャンプ場着、明日の一ノ越へ出るこちらからのルートを確認する。地図では東方向に直進し浄土川を渡るようになっているが、橋がない。でも道は前後にありそうだ、もしかしたら渡渉するのかな、冷たいだろうな。満開に咲いているタテヤマリンドウを撮って戻る。 血の池 シラタマノキ 地獄谷、上半分 地獄谷、下半分 タテヤマリンドウ ウサギギク 夕食をとっていると、隣りの人が温泉を薦めてくれた、「あそこは●00円で、こちらは■00円だよ、すいていて天国だよ」、と。早速温泉へ石段を上がる、工事中で休館のように見えるが営業中であった。独りでゆったりと、地獄谷を眺めながら入浴する。帰り際にヒュッテのひとに、一ノ越へのルートを尋ねた。親切に図を書いて説明してくれた、「橋を渡って、右へ曲がり、河原を渡ると大走への道を分ける。二つ沢を渡ると御地蔵様に出る、あとはペンキの通りに進めばよい」、と。温泉に入ったり、ルートの確認もできたし、晴天なら言うことない。 本日の所要時間は、3時間51分であった。 |
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