★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-105 谷川岳 |
山行日 2003年8月11日 曇り 単独 コース マチが沢出合→(巌剛新道)→西黒尾根合流→ザンゲ岩→トマノ耳1963m→オキノ耳1977m →ザンゲ岩→巌剛新道分岐→マチが沢出合 昨日は台風一過で良い天気だった、あと一日は持つと思って出かけたが、水上に近づくと雨、でも登山口ではやんでいたので、マチが沢出合を5:20出発する。夏草の生い茂った登山道を入ると、雨上がりのせいか、川と化した道をしばらく歩く、この辺は川と道の区別のはっきりしない所である。樹林帯の中の道なので眺望は全くなく、鳥のさえずりさえも聞こえなかった。やがて勾配は徐々に増し沢の音が遠のくと、急登が待っている。一汗かくと周辺が明るくなり、ガスっている山頂がうっすらと視界に入った。間もなくマチが沢が一望できる第一見晴へ着く、5:59。 マチが沢出合の巌剛新道登山口 アジサイ ノリウツギ ホツツジ マチが沢、第一見晴 マチが沢、第一見晴附近から見た岩場 マチが沢の雪渓、第一見晴から マチが沢、第一見晴附近 再び樹林帯に入る、ブナ、ダケカンバの茂る、じめっとした岩石の間をあえぎながら登る。鎖と鉄ハシゴを越える附近から、樹林帯は背丈が小さくなり明るくなる、晴れていれば周辺の眺望を楽しみながら歩けるところだろう。勾配はやや小さくなり、ガレた小さい沢を渡ると間もなく、ガレ沢の頭へ出る、6:48〜7:04小休止。ここは、歩いてきた巌剛新道が西黒尾根コースに合流する所である。 いよいよ岩場の稜線歩きである、岩場には今が盛りのシモツケソウ、ギボウシ、花の大きなアザミ、背丈の低いシャジン、キンコウカ、イブキジャコウソウ、ハクサンフウロ、トリカブト、アキノキリンソウなどなど沢山咲いている。ガスが晴れてきて、時々青空が広がり、荒々しい岩場が霧の中にちらほら見え隠れする。ここからザンゲ岩まではの1時間弱は、岩場の緊張感と眺望、高山植物を楽しめる快適な尾根歩きである、ザンゲ岩着、7:55。 ガレ沢の頭〜ザンゲ岩 ガレ沢の頭〜ザンゲ岩 ガレ沢の頭〜ザンゲ岩 ガレ沢の頭〜ザンゲ岩 ガレ沢の頭〜ザンゲ岩 ガレ沢の頭〜ザンゲ岩 ガレ沢の頭〜ザンゲ岩 ガレ沢の頭〜ザンゲ岩 シモツケソウ(ピンク) 同、アップ キンコウカ アザミ ヒメシャジン ホソバトリカブト ハクサンフウロ エゾシオガマ コケモモの実 イブキジャコウソウ ザンゲ岩からは、緩やかな背丈の低い笹道となって遮るものはなく、大きく山並みが眺望出来るところであろうが、今日は駄目。足元にゴロゴロしている石ころが目についた、8:06天神尾根と西黒尾根の合流点に出る。間もなく肩ノ小屋を左手下に見て、谷川岳の双耳峰の小さい方であるトマノ耳に立つ、8:15〜9:09小休止。 オキノ耳、茂倉岳、一ノ倉岳が、新潟方面からわき上がる霧の合間に山頂を時々見せる。東側は全く視界がない。西方向は万太郎山への稜線が見えていたが、山頂は雲の中であった。オキノ耳まで往復、今日の名峰谷川岳の岸壁は霧のベールに包まれて、山頂の静けさだけが深山を思わせていた。点々と咲く高山植物に時を忘れ、汗はすっかり引き、めずらしい真夏の山歩きであった。 天神尾根・西黒尾根分岐点 トマノ耳直下 茂倉・一ノ倉岳 左へ、オキノ耳、一ノ倉、茂倉岳 トマノ耳から 谷川岳山頂、オキノ耳 オキノ耳からトマノ耳 ウツボグサ オニシオガマ ハクザンハタザオ クルマユリ キンレイカ ミヤマヨメナ 天神尾根・西黒尾根分岐点9:14,西黒尾根・巌剛新道分岐10:17,第一見晴11:05,マチが沢出合い11:39着。総所要時間6時間19分であった。下山の際、濡れている岩場が滑り、往生したことを書き添えておこう。 |
★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ |