気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-71
名草山・浅間山
山行日
    2003年1月31日   晴れ  単独

コース詳細はこちら
    須花トンネル入口付近(駐車)→(ヤブコキで尾根)→名草山→鎧地蔵尊跡→須花坂峠→P264→P258→鉄塔
    →P258→P264→須花坂峠→須花坂湿原→須花トンネル→八雲稲荷神社→桜沢公園→(ヤブコキで尾根)→浅間山
    →岩割桜→名草山→(尾根からヤブコキで)→駐車地点

 1月12日に出流川(佐野・足利境)から入り、大小山へ登り、越床峠から鳩峯山へ登り、稜線に沿って大綱林道の峠から須花トンネルより名草中町に下る予定であったが、変更して名草下町の大坂から利保町へ下った。本日は歩かなかった稜線の続きを逆方向から歩くことにする。

 7:37須花トンネルの足利側入口付近に駐車し、西斜面の杉森をよじ登って稜線に出て、そのまま名草山に向かった、7:46着。一息入れて、7:51東へ下る。先ほど通った地点を通過し、トンネルの真上となる鎧地蔵尊跡、須花坂峠へ下る7:58。ここから目指す大綱林道の峠の西ピークに立つ鉄塔(電波の反射板)までが本日の目標である。稜線にははっきりした踏み跡はないが、歩いた形跡があり、獣道と区別しにくいが、まるきりヤブコキするよりはましだ。小さいピークを越え標高264m無名峰に着く、8:09。
  
  名草山                                     鎧地蔵尊跡

 小さなピークをまた越え鞍部に出る、両サイド結構急斜面なのでルートを見失うことはない。更にアップダウンが続く、3つほど過ぎると人工的に溝が作られたような所を2箇所通過する、そして北斜面が伐採されたピークに着く。下彦間の集落を撮る、ここから下ってV字地形を登ると、そこにはお地蔵さんと船形の観音様が祀られていた、8:33。
  
   下彦間の集落                              お地蔵さんと船形の観音様

 ここから少し登ると、左からの小さい尾根と合流した。正面に大きいピーク、そこから西南に張り出した尾根、前回辿った尾根だろうか、目に入った。平坦な尾根を東方向に進むと、大きなサカキの木があって根元に小さい祠が祀られていた。下りにかかると、稜線は篠のヤブで行く手を遮る。このまま進むと北側の少し下がった所に道らしきものを発見、これを辿る。ほとんど獣道だろうが、ヤブを直進するより楽だ。

 次のピークに近づいているが、なかなかはっきりと見えない、でも着実に接近している。丸みががった山頂にある鉄塔がついに目に入った、目的地である、右手の先日下った小尾根もはっきりしてきた。岩場のあるピークに出た、9:07。東の寺久保山、南西に大岩山〜行道山の山並み、浅間山、そして赤城山を眺める。このピークから再び篠竹のヤブだ、鞍部へ出て登り返す、全く視界が利かない、ただ上へ上へと急斜面を篠をかき分けて前進する。20分ほど奮闘が続き、前回迷い込んだ地点に出た。東へさらに30mほど進み、反射板のついた鉄塔に到着した、9:23。
  
    浅間山遠望                                   赤城も見えた

  
      大岩山〜行道山の山並み                    目指す鉄塔のあるピーク

 山頂からは、南の檜の間から富士山が見える、あとはヤブと樹木に遮られて視界はきかない。鉄塔は柵があって登れない。一応目的は達したので早々に引き返す。またヤブをこぐ、ここで気づいたのだが、鉄塔のある所は若干東に下がっている感じだ。今、立っている所がこの山頂のようである。山頂部よりヤブをこぎ分け、急降下する。鞍部に出て若干左へ、西方向をルートが曲がる。下る目印は西方向に見える数本の松の木である。そして次は岩場のピークだ、これも写真にした。ここまで来ればあとは枝尾根に気をつければ、須花坂峠まで難しいことはない、10:25須花坂峠着。ここで家路に着くのはちょっと早いので、須花周辺の散策をする。
  
   岩のあるピーク、東側より見る                     鉄塔のある山頂部、岩の西側より見る

 須花坂峠を1、2分田沼方面に下ると、道端に須花坂湿原の案内板がある。わずかに残った雪が見える、杉木立で日陰となった100坪ほどの緩い斜面で、柵の周りを一回りしたが、夏はサワギキョウが咲くとか聞いているが今は何も無い。北西の階段を下って金網で封鎖された古いトンネルが目に入る、これが大正トンネルである。ここから20,30m田沼よりに進むと道路に出て、現在使われているトンネルが目に入る。また道端には往時の馬頭観音など石碑がある。道路を渡ると、3つ目のトンネルの案内板があり、140m先まで遊歩道がついている。このトンネルは明治時代に手掘りされたそうである、内部は崩壊しているらしく通行止めの柵がある。でも向こう側は明るく見えていた、10:42道路を下る。
  
   須花坂湿原                                  大正トンネル

  
  馬頭観音                                 現在の昭和トンネル

  
田沼側から左より、明治、昭和、大正の順、案内板より        明治トンネル

  
   左より明治、昭和、大正の順                       のどかな飛駒集落

  
   八雲稲荷神社                              桜沢公園

  
 桜沢公園の際にある虚空蔵菩薩                      イノシシの糞

  八雲稲荷神社を参拝する、そして民家の裏手より桜沢公園に入る、11:05。ここで山を見上げる、どうやらここから南の尾根づたいに行けば名草山へ行けるとみる、地図で確認する。道はないのでヤブコキだ、虚空蔵菩薩の所から沢づたいに進み、尾根へ一気に登る、尾根もきつい。イノシシの糞を見つけ写真を撮って小休止。木につかまり、ドッコイショで上を目指す、浅間山11:36着。ここの景色はすばらしい、周辺の山々の遠望が楽しめる、富士山も見える、昼食をとって11:48出発。岩割の桜11:51、ここで尾根は左右に別れる、左は名草山、右は昨年3月歩いた長石林道へ出て赤雪山へと続く尾根だ。左へ下がって12:01江保地坂峠、12:04名草山、12:06今朝取り付いた稜線、杉森の急斜面を下って12:11駐車地点へ着いた。
  
   本日歩いた山並み、浅間山見晴らしから                 足利の街並み、浅間山見晴らしから

  
          浅間山                               岩割の桜

 合計所要時間は4時間34分のヤブコキと日溜りハイクであった。前般の尾根歩きは、こちらからは登りとなるので容易にルートを辿れた。本日は、平日であり静かな暖かい日であったが、誰にも行き会わなかった。つつじ、桜の咲くころは散策路も賑わうことだろう。


気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”