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仙人ケ岳(足利の山)

山行日
    2004年4月5日   晴れ   単独

コース詳細はこちら
    岩切→生不動→熊の分岐→仙人ケ岳→熊の分岐→犬返し→(鞍部からショートカット)→岩切

 本日は、大平山に続いての山行である。10:53岩切の駐車場を出発する。4台車があったが、もう帰った方も多いだろう、この季節の仙人ケ岳は、野草とヤシオツツジ、山並みと相まって魅了するところである。林道の終点から間もなくのところにカタクリの自生する斜面がある、もう結実して4mmほどの大きさになっている。ここで仙人ケ岳の野草とヤシオツツジの進み具合がわかる、ちょっと早いかなといった感じ。開花寸前のキケマンを見つける、タチツボスミレは見頃、続いてニリンソウに逢う、薄紫の丸い感じ、これから開花するところだ。群落している斜面を通る、まだ花の数が少ない、昨日の雪に影響されたのだろうか、11:24生不動着。

 女性二人が休憩中だった、ここで折り返すとか。野草を見て、清流を見ての日溜まりハイクらしい。水面の魚影もなくなり、水かさも途切れ途切れとなる、ニリンソウも丸い蕾となると稜線直下の急登である。この辺の低木の芽吹きもこれからである、その時南尾根の岩場のヤシオツツジの花が目に入った。OKである、一気に稜線にでる、熊の分岐と称するところである、11:46着。
  
 ニリンソウの群落                         開花した株は少なかった、10%ほど

 水を口に含んで足を速める、目当ての場所に到着。ちょっと元気なさそうな咲き方である、頭がたれている。多分これは雪か風の影響だろう。ちょっと離れて見れば、色といい、艶といい、今年の初物だ、しばし見入る。地表には若干昨日の雪が残っている、これから開こうとする蕾も沢山見かける。全体としてこの辺が3分咲きぐらいだ、下ってきた4人のグループに会う,これで8人目だ。赤雪山への分岐点を過ぎると、探し物をしている男性を見る、聞くと一昨日歩いてこの辺で眼鏡を落としてしまったとか。気の毒に、厚く積もった落ち葉があって、たいへんだ、12:05仙人ケ岳山頂着、小休止。北西の方向に袈裟丸山が白い山肌を向けていた、ヤマツツジの蕾も大きくなり、点々と先端に白くつけていた。
  
 熊の分岐山頂間でヤシオツツジ                  山頂から袈裟丸山遠望

 12:24熊の分岐を過ぎて、徐々に高度を下げていく。アカヤシオツツジも見頃をむかえている、仙人ケ岳、赤雪山を背景にシャッターを切る。しばらく稜線をアップダウンすると、3/9の山火事の現場に出た。2,3年前だったろうか、木材の伐採された所がそっくり黒焦げになっていた。主稜線と東西の小さい尾根で運良くとまっていた。
  
 ヤシオツツジ、背景は仙人ケ岳               ヤシオツツジ、背景は仙人ケ岳

  
 ヤシオツツジ、ちょっと赤が強いね               ヤシオツツジ、ちょっと色が薄いね、どっちが好み?

  
 3/9の山火事の現場、左はこの小さい尾根、南は登山道のある主稜線で止り、北側の伐採場所が全て黒焦げになっていた。

  
 青空に映えるアカヤシオツツジ                 ヤシオツツジ、背景は赤雪山

  
ヤシオツツジ、背景は赤雪山                  ヤシオツツジ、背景は赤雪山

  
  ヤシオツツジ                           ヤシオツツジ
 13:20鎖場を通過する、先程会った4人にまた会う、東京、埼玉、千葉の仲間だとか、先週深高山を歩き薦められたとか、「いい山だ」、と言っていた。道をあけてもらってP511を過ぎて鞍部へ、13:35?。今日の目的は花見の他にもう一つ、ここから一気に下ることだ。と、言っても地図上では急斜面ではないし、崖っぷちもない、道が無いだけだ。と決めたら、檜の樹林に一直線に入る、枯葉がほどよく積もり歩きやすい。足を滑らしても危険はない、10分ほどでなだらかになり、南の尾根が見通せた。伐採に使用したと思われる道らしき所に出て、丸太の橋を渡って、往路通った林道の終点付近にでた、13:50。あとは、林道を歩いて駐車地点へ、13:55着。仙人ケ岳の山行は終わった。

 総所要時間は3時間02分だった。野草はまだ早い感じがしたが、ヤシオツツジは見頃といえる。帰路のショートカットは使い方によっては時間短縮になるので、好みの方はやってみたら如何ですか。

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