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鹿沼市樅山−日光市松原町(4日目) 戻り

歩行日
    2003年5月26日(月)   曇り一時雨   単独

コ−ス 詳細図はこちら
    鹿沼市樅山→鹿沼市石橋町(鹿沼宿)→今市市文挟町(文挟宿)→今市市板橋町(板橋宿
    →今市市(今市宿)→日光市松原町交差点
    30.0km   

 どんよりとした空、4:33樅山駅入口信号をスタート、歩道橋の向こうに見えた並木は、左側から杉、檜、杉、右側杉4本、そして左檜3本、合計10本だった。大門宿、上殿、と進み、5:12鳥居跡町の5差路に出る。ここに小さいニ荒山神社という社があって、「奈良時代に勝道上人が日光開山後、この地に4本の榎を植えたと伝えられ、鎌倉時代に源頼朝が日光神領として寄進されたとされる押原六十六郷の由緒あるこの地に、日光山の遠鳥居が建てられたといわれている。のち、その跡が地名となて鳥居跡(とりいど)となった。・・・・」、と書いてあった。
  
    鳥居跡町の5差路                         ニ荒山神社

 下材木町で国道121号線と合流、石橋町に入る、宿場跡の旧家を探す、本陣跡は見つからないまま泉町に入る、5:41。道路標識に、例幣使街道日光27kmの表示あり、着実に減算されていく数値に満足する。
  
   ○●さん                                  △▲さん

  
   □■さん                                   近づいたなあ

 5:50、黒川にかかる御成橋を渡る。ここまでは道の勾配を気にしなかったが、急に感じてエンスト、地図を見る、橋の所で165m、日光駅前で534m、今日はこれからざっと370m上がるわけだ。シフトダウンして再スタート、起伏の畑でおばあちゃんが朝早くから草取りをしていた、のどかな農村風景である。かすりの上下を着けて、地下足袋、手拭いをかぶって、手つきの早いこと、ガンバッテね、おばあちゃん。
  
     御成橋                                草取りをする老婆

 鹿沼市富岡町の桧の並木を通過中である、桧、かえで、イチョウ、赤松、色々植えられている。7:03、小休止、バナナ2本、水ガブガブ。7:07、今市市に入り、ここから杉並木がはじまる、道と川百選、例幣使杉並木街道、日光杉並木街道、特別保護地域、いろいろ書いてある。草むらの中に、碑があり、「松平正綱公が杉並木を植栽して東照宮に寄進したことが記された石碑である。並木の起点となる神橋畔及び各街道の切れる今市市山口(日光街道)、今市市小倉(例幣使街道)、今市市大桑(会津西街道)の4ヶ所建っている。この碑は日光神領の境界に建っているので境石と呼ばれている」、と書いてある。
  
   桧の並木                                ここから今市、

  
    特別保護地域                                 杉並木

杉並木に一歩踏み出すと、走る車の多さにびっくりする、通勤時間帯なのかこれが普通なのか、ひやひやしながら歩く。歩道がないわけではない、通学は並木の外をチャリンコで通って行く。また路側帯の構造も何種かある、車道がほぼ平らで路側帯が斜めに下がっている構造の所は、兎に角歩きにくい。大型がすれ違う時に、タイミングが合ったら大変だ、石垣に身をかわすしかない。排気ガスでは死ぬことはないだろうが、危険な道だ。杉並木の外も歩いてみたが、連続はしてないようだ。7:41、文挟駅へ避難、小休止。歩き出すとすぐに信号、今市まで11km。細かい雨も落ちてきた、大降りにならなければ良いが。

 杉並木の中に2ヶ所、文挟と板橋に宿があったようだ、ここを通る時、杉並木の途切れているのは後世の人が伐採してしまったのかと思っていた。ここははじめから植えてなかったようだ。今では杉並木は、特別地域、保護地域、一般地域とあり、宿跡は一般地域となっている。杉並木の中には神社有り、石碑あり、一里塚、が点々とあり、単調さから一時的に開放される。今市地震で並木が動いた地蔵坂を過ぎたところで、9:55、ついに雨具を着ける。高速道路の下を抜け、今市市千本木でJRの踏切を渡り、200mほどで日光街道に合流する。
  
   並木の外に通学道                           これ何の石碑?

  
 並木は良いが、危険がいっぱい                    最近切ったような株

  
   並木の間に生活が・・・                         追分近し

 追分地蔵着、11:54、高崎の倉賀野を出て4日、115km強の距離、歩けば歩けるものよ。地蔵尊にお参り、杉並木を振り向く、傘を差した男性が足早に向かってくる。コンビニで食料を調達、小休止〜11:19。
  
  歩いて来た杉並木                       追分、左:日光街道、中:車両、右:例幣使街道

 今市市の中心部を抜け再び杉並木へ入る、ここは並木の中が人、車は外、環境ベストである。歩道の両サイドに清流がひかれ、水を好む杉にとって元気の元である。しかし杉も自然環境に敏感である、最近では各地で先端が枯れ、成長が止まってしまった木が多いとか、この杉並木も例外ではないと思う。屋久杉に比べたら、まだまだ幼木である、いつまでも成長し続けて欲しい。
  
おいしい いまいちの水、無料で飲み放題            4,5本がつながって8mほどあったような切り株

  
  静かな遊歩道、車は外                        東武日光駅前松原交差点

13:02東武日光駅前交差点着、所要時間 8時間29分。正直言って、追分までの杉並木はきつかった、“道と川百選”の看板がが泣くよ。今市日光間はお薦めです、杉並木の北側には結構楽しめそうな公園があります。今日も、男体山が見えなかった。
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