★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ 物語山(西上州の山) sub3-27 |
山行日 2002年3月24日 晴れ 単独 コース 国号254号より林道700m地点→林道分岐→コル→物語山→コル→西峰→コル→林道分岐→出発点 “物語山”という響きが良い、何だか夢がある、何かありそうな気がする。こんな思いもあり、胸がふくらむ。山の由来は専門的なガイドブックに委ねるとして、国道から林道へ入る、案内書(古い)では林道終点まで通行可となっているので、そこからの往復を考えて、ガタガタの林道を進んだ。林道を700mほど進んだ所に、一台四駆が止まっていた。これ以上進もうとしたが、崩壊した道路に行く手を阻まれた。12:10ガタガタの林道を歩き出す、沢に沿った道で、大雨で道が洗い流されズタズタに寸断されている。 満開に咲いたダンコウバイ、フサザクラの花が、壊れた林道歩きを見守っている。途中に、いつ持ち込んだのであろうか、壊れた車が一台放置されていた。一部コンクリートでせっかく固めて道路も、無惨にもバラバラに砕けている光景は、自然のエネルギーの破壊力の大きさを想像させられる。 12:40、沢がY字に別れ、林道も分岐していた所に道標が左を指していた。ここから5分ほど歩いて、水無の沢を渡り登山道となった。いきなり、かなりの急登である、下ってくる人のほこりに顔面を押さえる。杉の植林であるが、乾ききっていて、通り抜ける風に、煙のように土埃が舞い上がる。13:12、杉林から明るい尾根筋に変わり、、進行右奥にピークが見えた。地図上からすると目指す物語山の山頂のようである。ここから、斜面の様相が変わり、薄っぺらい岩石(鉄平石のよう?)が埃に輪をかけた。 満開のダンコウバイの花 沢との分かれ、尾根へ向かって急登 13:12急登も終わり、鞍部に到着、ここで左右に道は別かれている、右手が主峰である。一面つつじの尾根である。ざっと見渡しただけで7,8種はある、これからが楽しみの季節だ。二回ほど小さいピークを越え、13:25山頂着。山頂の周辺は、木が伐採され北側は絶好の見晴らしである。今日は、雲が出てきてうっすらとしか見えないが、妙義山は、手が届くようである。北側の大きく落ち込んだ斜面は、更に眼下の人里との標高差を強く見せ、1000mという感じではない、2000mに匹敵する景観である。13:35小休止して下りにかかる。 鞍部近くの岩場に自生する、ヒカゲツツジ 物語山山頂、西、北がすばらしい眺め 時間的に、もう登ってくる人はないだろうと、思っていたら夫婦に会った、「頂上はまだですか」、「目と鼻の先ですよ」と言ったら「よかった、ありがとう」と山靴の足音を残して去っていった、気のせいか、歩き方に軽やかさを感じた。13:44鞍部まで戻る、せっかく来たのだから、西峰へ足を延ばした。たった3分の距離だった、ここも山頂部は樹木が伐採され東峰では見られなかった、北から南にかけて一望できる絶好のポイントだった。荒船山も航空母艦を感じさせる、全部が経塚山、後部が艫(とも)岩である、そして甲板が平坦な樹林帯である。妙義も綺麗だ、浅間山、物見山もだ。西峰967mの展望を見て、13:52再び鞍部へ。ガラガラした道を抜け、14:07杉林へ入った。14:15林道と合流、14:39車へ戻る。合計2時間29分の夢物語は終わった。 西峰から妙義山を見る 樹間の航空母艦、荒船山 同じく、西峰から浅間山 物見山 西峰、967m、眺望バツグン(山頂部は木が払ってある) 日だまりの斜面、ダンコウバイとフサザクラ 杉林に入る所から山頂を振り向く 林道分岐付近、ハシリドコロも開花間近 |
★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ |