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sub3-36
大山・天丸山(西上州の山)

山行日
    2002/4/27  うす曇  単独
コース
    天丸橋→沢分岐→コル→大山→コル→倉門山→帳付山分岐→天丸山→帳付山分岐→倉門山→コル
    →沢分岐→天丸橋

 登山道入口が確信できず、林道を民宿の天丸山登山口3kmと書いた標識のあるところまで戻り、結局天丸橋が入口であることがわかった、3kmは最後の人家のあるところ。天丸山登山注意の看板をよく見ると、柱に手書きで書き添えてあった。14:50、時間的に不安があったが17:30には下山開始を考え、行けるところまで行こうで、出発する。

橋から草むらの踏み跡をたどると、天丸山と書かれた白地に赤の矢印のついた標識があり、踏み跡に沿って、赤いテープ、白い紐、赤いペンキが多数あり安心する。万一日暮れを予想して、危険個所をインプットしながら歩くことにした。最初は流れの上を、左岸を歩き、間もなく沢を左右しながら目印に沿って進む。小さな滝に出て左を巻きながら進む、朽ちて落ちそうな丸太のところは慎重に足を運ぶ。崖が崩落した上を見上げるとヒカゲツツジが点々と咲いていた。しばらくして2段の滝が現れ、これも左側を高巻きして、濡れた岩上を慎重に進む。間もなく沢と分岐点に達する、15:17。ここから小さな尾根をジグザグしながら高度を上げていく、かなりのアルバイトだ。アズマシャクナゲのちょっとした群落が現れる、開花はこれからだろう。
 
  最初の小さな滝、右岸を巻く

15:27、左大山、右天丸山の標識のあるコルに達する。大山往復の道に沿って、やせた尾根筋を慎重に歩く。岩場は左側を進むように踏み跡があった、最後はしっかりした岩に身を預け、16:17大山山頂着。目の前に両神の山がくっきりと独特の山容を覗かせていた。眺望も晴れていれば360度すばらしいポイントである。
  
 大山の岩峰付け根から両神山                              向かう倉門山の北面

  
  岩峰のアカヤシオツツジは見頃                          大山山頂の標識

  
  山頂より北面を見る                                    木間から見る両神山

16:23時間を気にしながら往路をたどる、16:38分岐点のコルを通過する。倉門山1572mからは下り気味に帳付山の分岐点にさしかかる、17:00。ここから右折するようにして、深い笹道を、小さなピークを2つ越して、天丸山岩峰直下に出る。目印に沿って、一歩一歩、三点確保でよじ登る。中間地点で、取り付く岩に不安がよぎる、戻ろうかと思ったとき、取り付く方向が間違っていたのに気づく。山頂まで緊張の連続だった、17:21山頂着。
  
        天丸山山頂                                 大山の岩峰

山頂は火災の跡が残り、黒こげた木々が点在していた。東方には先ほど通ってきた大山が、谷を介して直立した岩峰をのぞせていた。早々に下りにかかる、インプット情報を頼りに、一歩、また一歩、下りは余計に気を使う。帳付山分岐17:40、倉門山17:52、18:00コル、18:16沢筋へ、18:49薄暗くなった天丸橋へ無事下山、セーフである。合計所要3時間59分で、再登の機会を持ちたい、忙しい天丸山の往復であった。



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