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鍋割山(赤城山)  

  
山行日
    2002年12月10日    曇りのち晴れ       単独
コース
    国立赤城青年の家→鍋割山登山口→鍋割山→荒山高原→下避難小屋→荒山登山口→国立赤城青年の家

 先日スノーシューとストックを買って、早く試したいなあ、と降雪を待った。やっと昨日、関東平野一帯に12月にしては記録的な雪が降った。早速赤城山へ車を走らせる、箕輪のちょっと手前、標高800mの所でUターン(ノーマルタイヤ)。今度は南に回り国立赤城青年の家から右に折れて、鍋割山登山口を目指す、またしてもスリップして先に進めず、9:05国立赤城青年の家駐車場から雪の中のスタートとなった。車道を利用して、ダブルストックの感覚を掴む、積雪は路上で10〜15cmで快調である、9:51鍋割山登山口着。

 鍋割山山頂までは、ダブルストックと山靴だけで登り、積雪状態をみてスノーシューを履くことにする。大粒の雪がまだ少し降っているが、視界は徐々に回復の兆しを見せている、ゴルフ場の向こうに前橋の町並みが見えてきた。緩やかな石段が終わって、急登が始まる、ダブルストックは邪魔である、雪で岩が隠れ足場がとれない。どっちかというとロープや岩や木につかまりながら登った方が楽なようである。

 10:35,標高1000m附近に着いたときには、上空がほとんど晴れ上がり、頬から汗が流れていた。再び急な登りとなる、一面真っ白なところで、日差しで雪面の凹凸がはっきりせず、時々岩から足を踏みはずす。ストックを使わなければ直登は出来るのだが、時々樹林帯に入って岩場を巻く。岩場を抜け、平坦なつつじのトンネルを抜けると最後の木の階段である。歩きにくいところであるが、雪がほどよくかぶり、ダブルストックが良く利く。
登山口から30、40分ほど余計かかって、11:37鍋割山山頂着。
  
 鍋割山登山口附近(積雪15〜20cm)               標高1000m付近(積雪20〜25cm)

  
    鍋割高原                                晴れ上がり眼下に前橋の町並み

 スノーシューを付けて、山頂を歩いてみる、いくらかガニマタで歩かないと片方を踏んでしまいそうである。靴がフレームに固定されてないので、足の負担はあまり感じない。30分ほど休憩して、スノーシューイングで荒山高原に向かう。雪質はパウダー状なので、地面までついてしまう位、雪の中にめり込む。この程度の雪であれば、何も付けない方が歩きやすいのだが、今日は練習である。最初は快調に歩いたが、登りにかかると、意外に重いのに気付く、それは雪をしゃくり上げてしまうからだ。勿論雪質で条件が変わると思うが。下りではかき上げた雪の重さは、あまり気にならない。
  
   鍋割山山頂                                  山頂より鈴ケ岳

  
 榛名山方面                                   石仏の胸まで積もり・・・・

荒山高原の一つ手前のピークで、箕輪から来たアイゼンをつけた男性に会う、スノーハイクで処女雪踏みに来たと思うが、この先鍋割山までは、小生のスノーシューで・・・・・・・。アイゼンは、サラサラした今日の雪質だと歩きやすいかも知れない。12:52荒山高原着。静かな雪の原である、積雪も20〜25cmというところだろう。写真を数枚撮って、下の避難小屋へ向かう。
  
     荒山(右)と地蔵岳(左)                        樹林の中を・・・

  
    鈴ケ岳と鍬柄山                            荒山(右)と地蔵岳(左)

  
     鈴ケ岳の左に上州武尊山                  荒山(右)と地蔵岳(左)

  
    振り返るとスノーシューの跡                     荒山

  
    鍋割山と荒山高原の中間のピーク               荒山高原

  
     荒山高原                               鍋割山と荒山高原の中間のピーク  

 今年の1/28に歩いた時は稜線の吹きだまりと、ここから避難小屋までの積雪に悩まされたが、この程度の雪では、ほとんど影響を受けないだろう。荒山の中間をトラバースしていくようなコースなので、スノーシューも調子が良い。避難小屋まで、あっという間に着いてしまった、13:01。今日は、荒山登山口から入ってきた人はいないようだ。

 赤松の樹林帯に入る頃、高度も下がったせいか、雪がだいぶ溶けている。大きいのが落下して襟元に入る。積雪も少なくなり、スノーシューが時々地面につく、ジャリ、ジャリ、っと音を立てる。石段を下って荒山登山口駐車場へ出る、13:37着。ここでスノーシューをはずし、ストックも1本ザックにしまう。ここから、国立赤城青年の家まで、林道を鍋割山登山口まで歩き朝歩いたルートを戻るのと、赤芝経由で国立赤城青年の家まで行くハイキングコースの2通りのコースがある。後者を歩くことにする、歩きやすいコースではないが、時間的には90分と道標に書いてあるので、若干早いようである。
  


  
  下の避難小屋、分岐点                           鍋割山を見る

  
   スノーシューが地面をつく                         鍋割山を見る

  
    赤松の樹林帯、雪が襟元に落下                    放牧場の背後に鍋割山を見る

スノーシューをはずしたら足が軽すぎて妙な感じである、意志に反して独りでに先へ進むような気がする。所々で篠竹がコースを塞いでいる、雪が被さっている、これに往生した、誤算である。小さい尾根を4,5箇所渡って、国立赤城青年の家近くで車道に出た、15:02着。
全所要時間は5時間57分であった、スッカリ晴れわたって暖かい稜線をスノーシューをつけて、雪景色を見ながらの山歩きであった、満足、満足。


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