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sub3-32
小黒檜山(赤城山)1644m  

山行日
    2002/4/13 曇り時々晴れ  単独
コース
    花見が原駐車場→周遊コース1200m地点1→林道(廃道?)終点4→稜線6地点→
    黒檜分岐7地点→小黒檜山
    復路は往路を戻る。

 黒保根から赤城の北面を通って沼田へ抜ける道を車で走りながら、いつか北面から山頂を目指して歩きたいなあ、と考えていたが、紹介されている資料は少ない。北面の雪も溶け、見通しの利く今の時期が絶好のチャンスとばかり花見ケ原の駐車場を7:30歩き出した。

 まず、周遊コースを標高1200mまで歩き、1200m地点からヤブに入った、つつじの斜面を足を引っかけながら進む。水平歩行といっても障害物があり、多少上がったり下がったり、カラマツの人工林を抜け、沢筋と小さい尾根の付け根、地図上の2地点にさしかかる。この尾根に登り、目指す稜線と林道を見通すのに上がった。幸い稜線の見通しは良く、小黒川の源流の向こうに小黒檜に続く主稜線と林道の走っているのが確認できた。地図の3地点1200mまで下降して水平に進路をとるが、兎に角ヤブがひどい。ぶどう、藤とかアケビのつるに悩まされる、イバラもすごい、枝につかまろうとすると皆枯れ木で折れてしまう。足が引っかかって抜けない、靴ひももとけてはやり直す始末。

 沢を横切って、小さい尾根を回り込んだ所から斜めに30mほど登り、予定通り林道の終点4地点に出た。一面は茂みとなっており林道として利用されている形跡はなかった。林道を少し小黒川源流を回り込んだ5地点で、地形図をじっくり見て、確認した。取り付けそうなところを見つけて、斜めに稜線を目指して100mほど上がり標高1300mの6地点に出た。

 クマザサの生い茂る稜線を泳ぐようにして進む、ところどころ緩やかなポイントがあり、一息ついた。左手に沢を介して残雪の大分残る黒檜が見えている。帰りのコースも沢よりを辿れば枝尾根に入り込むことはない、安心材料である。稜線には残雪も出てきた、10:22標高1540mの小さい枝尾根あるポイントで小休止。枝の間からは小黒檜が右手に、黒檜が左手に迫ってきている。残雪の上には鹿の糞がたくさんあり、一帯にニオイが充満している。コナラ、シラカバといった落葉樹の大木が目立つ。

 10mほど下って黒檜との合流点まで最後の登りとなる、大きな岩石をまたぎながらしばらく歩く、浮き石あり、穴あり、気の抜けない稜線歩きである。10:49合流点に到着する、地形図では標高1630mの7地点である。ちょっと平坦なところなので帰りの目印を2箇所付ける。ここからは小黒檜山頂まで目と鼻の先である、昨年歩いている所である。踏み跡も若干ある、黄色いテープがところどころに巻き付けてあるが、昨年歩いた時ははなかった。雪の上には鹿の足跡以外はない、めったに訪れる人のない静かな小黒檜である。途中小休止して11:03山頂に着く。


国土地理院 1/25000地形図 赤城山 に追記




  
   標高1540m地点から小黒檜山                          同じく黒檜山


  
   いよいよ小黒檜の山頂が近づいた                           山頂より黒檜山

  
  山頂から辿ってきた東の稜線                              山頂から、正面は地蔵岳

  
   山頂より鈴ケ岳                                    山頂の鉄塔の足、黒檜山

 11:25下りにかかる、標高1540m地点に11:40、林道へ12:14、ブッシュの中なので上下20mの範囲内で、朝のルートとずれたことが考えられるが、時々思い出すような箇所もあり、ほぼ予定通り歩けたようである。、13:23駐車場着。

 ブッシュの中を歩くのも楽しいが、靴の選択(軽登山靴)とスパッツ(引っかかりとスリキズ防止)を付けなかったのは反省点。当コース花見ケ原〜小黒檜山は特別な眺望とか花は期待できないが、赤城北東部の源流の山歩きとしてはそれなりに楽しめた。機会をみて、花見ケ原→黒檜山→小黒檜山→花見ケ原を一周したいと思うのが、何よりの感想だ。所要時間全行程5時間53分。


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