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sub3-101
室蘭岳
  
山行日
    2003年7月27日   曇り濃い霧   単独

コース
    駐車場(だんパラスキー場)→白鳥ヒュッテ→(南尾根コース)→室蘭岳→(西尾根コース)→白鳥ヒュッテ→駐車場

 この7月23日に雨でパスして、今日は再挑戦である。天気は同じ様なものであるが、4:38出発する。公衆トイレの西から登山道へ入る、ポツポツと滴があたる、雨かな。4:48ヒュッテから右手の南尾根コースに入る、アジサイの咲くクマザサの中を登って行く。すぐにダケカンバの樹林帯に入る、左手に水神社がある、アズキナシ(バラ科)という札の付いた木があり、どんな木か上を仰ぐがわからなかった。道は急激に登り、突き当たると“ガンバリ岩”と書いてあった、岩に字が刻まれているようだったが、これもわからなかった。

 ここから左に鋭角に曲がり、緩やかになる、クルマユリが咲いていた。露出している岩肌を見ると、この山も昔は火山のようだ。少し進むと小振りだけど素生のいいダケカンバの林にでる、霧に包まれてソフトな良い感じがしてしばらくたたずむ。またポツポツ音がしている、雨かな、樹林帯でわからない。

 ガサガサする物音に見入ると、下山者である、「早いですね・・・・」、まさか登っている人がいるとは思わなかった。この林を抜けて笹道の急な登りとなり、一登りして5:42西山コースと合流、山頂を霧の中に見た、山頂5:44着。
  
 ダケカンバの林                             山頂の鐘は霧の中

  
  室蘭岳山頂                              一等三角点

 室蘭岳と書かれた大きな標識と7,8m離れた所に一等三角点があった、ここの方が若干高いかな。室蘭岳の標高は911mであるから、茨城県の筑波山より35m高い、“山高きがゆえに尊とからず”、というが、人びとにとっては室蘭岳にもそれなりの歴史があり、地域のシンボルでもあり、故郷の山でもあり思い出もあるわけですね。

 5:56西尾根コースで下山する、分岐点5:57、岩峰6:09何も見えず、イワガラミが元気良く咲いていた。5つ目のピーク6:17、濃紺のギボウシが沢山自生しており、もう少しで咲くところ。6:25、背の低いダケカンバが出てきて、だんだん大きくなる、丁度笹山が境界のようだ。さらに、笹道を下る、晴れた日にここを下から見たら綺麗だろうな、所々に黒い火成岩が頭を出している、これもアクセントとなって。オトギリソウを見つけた、アンヌプリでは咲いていたが、まだここでは咲いてない、ここの方が寒いのかな。
  
 トリアシショウマ                            ウツボグサ

  
 ギボウシ                                クルマユリ

  
 オオウバユリ                              ヒュッテ近くの清流

 6:33樹林帯に入る、ナナカマド、ダケカンバ、ホウノキ、下るにつれて木の大きさを増す、すばらしい森だ。やがて小さい沢を渡って少し登り返すとヒュッテに出た、7:02。霧が大粒になってきた、下界の天気は悪いのかな、7:11駐車場着。総所要時間2時間33分であった。



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