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羊蹄山
  
山行日
    2003年7月26日  晴れ   単独

コース
    駐車場(真狩村羊蹄山自然公園)→登山口→四合目→八合目→九合目→真狩コース分岐(左周り)→羊蹄山山頂→
    真狩コース分岐→九合目→八合目→四合目→登山口→駐車場
      (真狩コース)

 明るくなるのを待って駐車場を4:00出発、5分ほどで登山口へ、整備された樹林帯の中の道を暫らく歩く、エドマツ、トドマツ、カエデなどの人工林である。結構急登のような感じがする、展望コースの分岐を過ぎて、2合半へ4:36、疲れているのかなペースが上がらない、1名追い越していく。しばらく、展望の利かない道で、抜きつ抜かれつが続く、間もなく勾配が緩やかになり西側が開けてくる。木の間から、昆布岳だろうか長い裾野を引いたカッコイイ山が見えた。続いて左に洞爺湖と有珠山、中島が大きく湖面はあまり見えない。間もなく四合目に着いて小休止、5:08、ここで完全に先頭を明渡した。

 ここからは大きなダケカンバが点々と出てくる、気持ちの良い道となった、木に巻きついたイワガラミの白い花を撮る。1本が40cmほどあるダケカンバの6本立ち、これは見事だ。洞爺湖が見え隠れする、ジグザグしながら高度を上げていく。西北に回りこみ、早立ちしたのか、2名おっさんを追い越したところで、影(蝦夷)富士を見た、また写真をとる。さっきのおっさんがやってきた、話を二言三言、一人は群馬県の太田市、もう一人は横浜だという、こんな所で同郷に会うとは、日本は狭いものですね。また先に出る、斜面を水平に少し進むと八合目であった、6:26。

 ここを過ぎると、ガレバにさしかかる、高山植物のお出ましじゃ、イワブクロ、チシマギキョウ、オンタデ、ヤマハハコ、フウロ、クルマユリ。ガレバを見上げると、イワブクロが大きな群落を作っていた、丁度見頃である。更に西寄りに進んで避難小屋との分岐点、九合目に着いた、6:52。ここまで来るとダケカンバの丈も低く、ハイマツと混生している。左下方に小屋が見える、眼下には真狩の街が広がっている。
  
   真狩コース登山口                          四合目、お薦め休憩場所

  
 休憩したらファイトで行こう(この写真は復路で)          ダケカンバの株立ち

  
  影羊蹄、下は真狩の街                       九合目、避難小屋への分岐

 分岐点から小さい尾根に取り付く、いやーいい景色だ、いい風だ、思わず声を出してしまった。チシマギキョウ、チシマフウロ、アオノツガザクラ、エゾノツガザクラ、ハクサンチドリ、マルバシモツケ、お花畑を見ながら砂礫の道を一登りすると外輪山に出る7:17。また発した、「いやー、絶景、スッゲー」、お鉢を見渡していると、抜いていった青年が下りて来た。「もう一回り・・・」、「いや、危なそうなので戻ってきた、反対周りで頂上へ行く・・・」、といって去っていった。

 お鉢は直径が750mあるそうだ、単純計算で一周2.4km位になる。2/3岩場だから、平均速度1.5km/hかな、そうすと100分近く要することになる。紙を出して計算してしまった、そうなるかな、結果が面白い。岩場を白ペンキのマークに沿って進む、歩いているというよりは、観ている時間の方が長い感じ、お鉢の光景、岩場に咲く花に気をとられる、でも危険とも紙一重である。回り込ん羊蹄山山頂1893m着7:57。

 先客が二人いた、一人は京極コースからやってきた地元の人だった、頻繁に来ているとのこと。「前回岩場のあちこちでイワヒゲを見たが、今回は・・・」、と話すと、「ありますよ・・・」と岩場を火口の方向にスイスイ下りていって、「ここにあるよ・・・」、私も下りて「確かに・・・」、これはお薦め出来ない話ですが、イワヒゲ、イワウメ、・・・・・いっぱい咲いていた。

 8:23、「そろそろ行ってみます、・・・・」、で南方向に回り込む。一等三角点は別なピークにあった。京極へのコースを過ぎて子釜の間の砂礫の道を歩く、ここもお花畑である、ウメバチソウ、イワブクロ、ヒメイワタデ、イワギキョウなどが彩っていた、9:22お鉢めぐりを終えて、真狩コース分岐点に戻る。お鉢めぐりは、休憩時間をいれて2時間5分で、山頂の34分を差し引くと91分で、まあ下手な計算通りというところかな。
  
  ここがいいんだな、景色も花も(下山時に撮る)         外輪山に立つ

  
  山頂方向                                 東方向

  
   山頂方向                              山頂の北より方向の岩場

  
  羊蹄山山頂                              山頂から三角点方向

  
  右の一番低い所が真狩コース分岐点              同点から山頂方向

  
  一等三角点                                同点から山頂を望む

  
 京極コース分岐点付近のピーク                   同、イワブクロの群落   

  
 子釜との間から右回り連続写真-1                 釜との間から右回り連続写真-2

  
 釜との間から右回り連続写真-3                  -1の付近、イワブクロの群落

 真狩コースに入り、九州唐津から来たという30人ほどの団体さんに道を譲る、年輩者の団体で砂礫の道、登りでも大変そう。九合目9:36、八合目9:54、六合目10:20小休止して10:45、四合目10:52小休止して10:57、二合目半11:18、一合目11:33、登山口11:43、そして駐車場11:48着。総所要時間は7時間48分だった。

以下は、羊蹄山で会った花たち
  
  イワガラミ                                チシマフウロ

  
 イワブクロ                                イワブクロ

  
  オンタデ                                クルマユリ

  
 エゾノツガザクラ                            エゾノツガザクラ

  
  ハクサンチドリ                            ハクサンチドリ、真中の花は薄いピンク

  
 チシマギキョウ                             イワギキョウ

  
  ユキバトウヒレン(or タカネキタアザミ?)            ウメバチソウ

 今日の山行は良かった、山も花も眺望も、満足・満足。さて、次なる山はどうしよう、明日早朝、室蘭岳へ登って、徳舜瞥山・ホロホロ山とハシゴしようか。

 
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