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●山旅の予定
●旅日記
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7月 31日 天気 曇り後晴れ
まあ、良く寝た、2日分かな。ほぼ定刻に下船、一路無事家路に、行程のすべてを終えた。タイトルに書いたが良く走って、良く登った。
中止してしまったのは、ヒグマが不安になった遊楽部岳、無理を避けて南暑寒岳まででやめた暑寒別岳、登山禁止となっていた大沼駒ケ岳、なんとなくやめたホロホロ山。予定外に登ったのは、有珠山の外輪山、羊蹄山、ニセコアンヌプリ、上ホロカメットク山、三峰山を含めた富良野岳がある。雨にやられたのは大千軒岳、何も見えなかった山頂は目国内岳と室蘭岳、というところ。全体として17日から29日まで連続13日山を歩いたのは、今回がはじめて。
走行距離は、予定1800km(大洗−自宅往復300kmを含む)に対して、3079km(171km/day)と大幅な超過。これは予定変更もあったが、それだけ中味が濃かったということかな。消費したガソリン236.5リットル。
印象に残った山、これは全てであるが、特に3つあげれば、Nさんと一緒に久しぶりに歩けた積丹岳、羊蹄山、富良野岳、というところだろうか。
こんなところで、この「2003 走って登って北海道 速報」ページを完結とします。最後に、天気にまあまあ恵まれたこと、己の体力もついていけたこと、我がコミュニティーの理解と魅了する大自然に感謝感謝である。山で会った人たち、花たち、いつかまた会おう、きっと。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完結
移動:大洗港→自宅、147km
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7月 30日 天気 雨後曇り
散策:三階滝(大滝村)、錦大沼公園(苫小牧市)
今日は山をやめて良かった、夕べから降り続いた強い雨の中、穂別町から夕張市内に一旦出て、支笏湖畔を経由して、大滝村に入った。久々に滝を見物、店の主人に徳舜瞥山への道路の荒れた状態を話すと、「4,5年前豪雨があって、この辺も水浸しになった」、と話していた。雨も上がり、27日に立ち寄った温泉で北海道最後の入浴をして、白老町経由で苫小牧へ。いつも通り過ぎていた、錦大沼公園を散策。低い尾根に囲まれた緑の中に入りくんだ大沼・小沼、1/3ほど歩いたろうか、コウホネ、ギボウシ、ホザキシモツケなど湿原の植物が点々と咲いていた。18:30、満載のフェリーが10分遅れで、思い出を残し岸壁を離れた。
移動:穂別町→夕張市内→追分町→千歳市→支笏湖→大滝村北湯沢温泉→白老町→苫小牧市錦大沼公園→苫小牧港、271km
三階滝 錦大沼公園、樽前山の南端に位置する
ホザキシモツケ 湖面まで樹木が覆い神秘的な大沼
ギボウシ フェリー、へすていあ、船名に室蘭を残す
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7月 29日 天気 晴れ
山歩:富良野岳 4:15−11:50
北海道の山の天気は安定傾向にあるようだ。樽前の雄大な景色を見て、これに負けないいい山を求めて十勝温泉まで来た。過去にAさんと1回、Nさんと1回、2度歩いているが雨で花は楽しんだが、道すがらの眺望はなかった。今回はほぼ晴天で、十勝連峰の雄大にして不気味なほどの景観を見ることができた。花はさすがに富良野岳、種の多さに楽しさ100倍、持ち合わせのメモリーを使い果たしてしまった。いい山ですよ、また来よう。十勝温泉で一風呂浴びて、美瑛へ向かう。
これで、今回の一連の山歩きは終了とします。明日は沿線を観光しながら、夕刻のフェリーで帰路につきます。したがって、当ページの最終更新は7月31日に行いまして、あとは、通常のページに個々の山歩きとして、順次組み込む予定です。
移動:十勝岳温泉→上富良野町→美瑛町散策→日高町→穂別町、169km
エゾコザクラ 雪渓の縁に咲くチングルマ
エゾノツガザクラ ○○○トリカブト
エゾツツジの群落 富良野岳山頂、雲海に大雪山系が浮ぶ
大雪、美瑛、十勝、上ホロの山、山頂から シマリス、レンズの所までやって来ました
○○○キキョウ、三峰(サンポウ)山、上ホロ、十勝岳 三峰山から富良野岳
三峰山から付近から上ホロ、十勝岳 上富良野岳から上ホロ、十勝岳
7月 29日 (続編)
大きな落し物をして戻ったトラック、うっすらと十勝連峰 左折して何処へ、路上に残されたお荷物?
沿道にて4枚
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7月 28日 (続編)
美瑛の丘:日没間際の丘の風景6枚(写真タイトルなし)
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7月 28日 天気 晴れたり曇ったり
山歩:風不死岳・樽前山 4:32−9:57
霧のたれこめる中、出発したが、天気は回復し、眼下に雄大な勇払の原野を、足元に砂礫に咲く高山植物を見ながら歩く。風不死岳と樽前山の分岐からは、緑に被われた小さいピークを5つほど越えて風不死岳山頂に着いた。着くや一帯にガスがかってしまったが、樽前山外輪山を歩くころには、どんよりとはしていたが、風不死岳や支笏湖を眺望できた。樽前山は、三重式火山で、火山活動中であり、取り巻く外輪山、溶岩ドウーム、立ち上る噴煙、眼下に広がる原野の雄大さに改めて驚いた。火口原は立ち入り禁止となっていた、残念。
さて、あと2日あるので、観光を兼ねてもう一つ登ろう。目指すは美瑛町、美瑛の丘を見て、富良野岳へ登って、十勝岳温泉といこうか。さー出発だ。
移動:樽前山登山口→千歳市→追分町→夕張市→日高町→美瑛町散策→上富良野町→十勝岳温泉、289km
風不死岳、手前のピークより 風不死岳山頂
○○○キキョウ(あとで調べます) イチヤクソウ
樽前稜線より風不死岳 樽前山東ピーク
左が西ピーク、右溶岩ドーム 砂礫に咲くイワブクロ(またの名をタルマエソウ)
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7月 27日 天気 室蘭岳 曇り・霧、 徳舜瞥山 山頂は晴れ、道路沿いはうす曇
山歩:室蘭岳、南尾根→西尾根で下山 4:38−7:11
先日飛ばした室蘭岳へもう一度やってきた。早朝の駐車場は霧が立ち込め視界は50mほど。ひたすら山頂を目指す、途中で地元の下山者2人、誰も登っていないと思っていたがいつのまにか。幻想的な白樺の林を通過、山頂は視界30mほどだった、白鳥の鐘なるものがあり、鳴らしても応答なし。下山は西尾根を通り、5,6小さいピークを越え、沢を渡って登り返すとヒュッテにでた。沢の手前の樹林帯は、大樹が多く自然が保たれているのには驚き。ヒュッテにいたご老体、「今年は寒くてやりきれない・・・・」、と言いながら記帳して登っていった。大粒の霧になってきた、また雨か・・・・。
70km移動して
山歩:徳舜瞥山、駐車場から往復 8:55−12:37
一度10年ちょっと前に登ったが、登山道に記憶がない。駐車地点から登山口まで工事中の荒れた道を15分ほど歩く。登山道も豪雨があったのか、荒れている。うすいガスのかかる登山道を上へ、上へ。天気はだんだん良くなっている、薄日もさしてきた。高山植物に励まされて徳舜瞥山山頂へ、山頂だけ青空だ。ホロホロ山は見えない、休憩が続く、うっすらと霧の中に姿を現す。明日もまだあることだから、ホロホロ山はパスして下山とした。室蘭岳の標高差が461m、徳舜瞥山の標高差が610m、合わせて1071mの今日の山行であった。
明日はいよいよ計画の最後、風不死岳・樽前山である。静かな支笏湖、うっすら雲のかかった風不死岳・樽前山、恵庭岳を眺めながらパソコンを叩いています。29日、30日はどうしようか、観光しよか、山登ろうか、風不死岳を下りたら考えよう。
移動:室蘭岳登山口→伊達市→大滝村→支笏湖周辺散策→樽前山登山口 、 188km
霧に包まれ幻想的な白樺林 室蘭岳山頂
クルマユリ ウバユリ
徳舜瞥岳北側山頂直下 徳舜瞥山山頂、なぜかマーガレットが・・・
徳舜瞥山山頂、南側の崖 徳舜瞥山山頂よりホロホロ山
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7月 26日 天気 山は晴れ
山歩:羊蹄山、真狩コース往復 4:00−11:48
北海道のシンボル的な山、羊蹄山、高さこそ及ばないが360度一番富士山に似ているだろう。成層火山で、今の時期は、そのほとんどが緑に被われている。8合目までは樹林帯、8合を過ぎると高山植物が現れる。イワブクロ、ハクサンチドリ、チシマギキョウ、エゾノツガザクラ、クルマユリなどなど。9合目から火口を一周したが、一般のコースタイムの2倍を要した。火口周辺の景観、眺望、花に魅せられた山行であった、満足、満足。
移動:明日は徳舜瞥・ホロホロ山にしようか、それとも室蘭岳にしようか、走ってみて決めよう。
結局、真狩町(羊蹄山登山口)→洞爺村で洞爺湖を見ながら温泉につかり、伊達の海岸線を散策、室蘭岳の登山口で車中泊。
走行150km
六合目付近で影羊蹄 イワブクロ
クルマユリ エゾノツガザクラ
チシマギキョウ ハクサンチドリ
羊蹄山山頂 羊蹄山山頂の火口壁
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7月 25日 天気 ほぼ晴れ(続編)
山歩:ニセコアンヌプリ、五色温泉から往復 15:52−17:42
天気も回復基調にあるようだ。先日立ち寄った温泉からニセコアンヌプリを往復する。山の案内本には、標高差558m、往復2時間30分とある。今日は山のハシゴである。山頂の雲の流れからすると、明日は晴れそうだ、羊蹄山に登ろう。
移動:賀老の滝駐車場→狩場山登山口→島牧村→岩内町→五色温泉→真狩町(羊蹄山登山口)、162km
ニセコアンヌプリ山頂より目国内岳〜岩内岳 ニセコアンヌプリ山頂より羊蹄山
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7月 25日 天気 ほぼ晴れ
山歩:狩場山新道コース往復 6:10−10:34
登山口にはコースを書かれた看板があり一目でわかった。埼玉のDさんの後に続く、半分を過ぎた所で真っ青な空に山頂が見えた。ヒグマの心配をしていたが、樹林帯を抜け一安心。山頂直下のお花畑はアオノツガザクラ、シナノキンバイ、ミツガシワなどなどそろそろ満開を迎える。山頂からは日本海が眼下に広がり、緑の山並みに流れる霧、風がちょっと強かったが、抜群の眺望であった。
遊楽部岳は次回とし、寿都町で温泉につかり、岩内を経て再びニセコに向かう。
移動:賀老の滝駐車場→狩場山駐車場→島牧村→寿都町→岩内町→五色温泉→真狩村
賀老の滝 滝の斜面はお花畑
狩場山山頂 山頂直下ののお花畑、アオノツガザクラ
茂津多方面の尾根と日本海、狩場山山頂から 島牧村の江ノ島海岸で小石を拾う家族
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7月 24日 天気 大千軒岳は雨、下界は晴れ時々曇り
山歩:大千軒岳新道コース往復 5:22−7:06
道道607号線、松前・石崎線、細いガタガタ道を松前から27km、1時間10分、登山口に着いた。沿道では時々濃い霧に悩まされた、風もかなり吹いていた。雨具を着けてのスタートだ、道はほぼ刈り込んであり、100mごとに案内があり、安心して歩ける。北海道ではめずらしいブナの森の道である、大きいもので60cmほど、晴れていれば、日本海が、岩木山が見えるはずだったが、雨と風の中、山頂を踏んで早々に引き上げる。戻ったら車のすぐ前に、ヒグマの糞、数m先にもうひとつ、私が登っている間に置いていったのだろうか、こわーい、出るなよ。
また、ガタガタ道を27km下り石崎に出た、真っ青な日本海を見ながら、大成町へ、温泉につかり明日の山を考える、狩場山と遊楽部岳はヒグマの密度が濃いんだそうですよ、登りたいんだけど?
遊楽部岳の登山口を確認し、狩場山登山口に近い賀老の滝駐車場で情報収集をする。埼玉のD氏が明朝登るというので同行をお願いする、出発6:00の予定。
移動:松前町→大千軒岳登山口→石崎→北檜山町→遊樂部岳登山口→北檜山町→島牧村→賀老の滝駐車場、255km
大千軒岳山頂 ブナの森
ヒグマの糞、新品です 青い日本海、水平線に奥尻島
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7月 23日 天気 有珠山ほぼ晴れ、下界曇り時々雨
山歩:有珠山外輪山往復 9:00−11:38
室蘭岳へ登ろうとしたが早朝から降ったりやんだり、Aさんに温泉と山を紹介してもらい出発。室蘭岳の登山道入り口を通過する時は雨、山は真っ黒い雲に被われていた。伊達市へ入ると曇り、有珠に入ると晴れていた。2000年に噴火した西山は一昨年見学しているので、今回は規制解除された外輪山まで往復した。噴煙をあげる小有珠、有珠新山、焼けた岩肌をむき出したトガリ山、大有珠、不気味な感じはするが脈動を続ける証である。展望台からは西山の火口は見えないが、わずかに蒸気が上がっていた。
強風が吹き付ける函館方面の道、噴火湾に沿って白波を見ながら走る、雨が降ったりやんだり。森町で確認したところ、駒ケ岳は昨年に続き入山禁止、天気も悪いし、温泉を目指す。南茅部町でAさんお勧めの“ひろめ荘”へ、乳白色の硫黄泉にゆっくりとつかる。続いて目指したのは、恵山の東側の椴法華(トドホッケ)村の海浜温泉、残念ながら工事中で入浴禁止であった。西側に回りこみ、恵山の海岸に小屋掛けした温泉に入る、無色透明ちょっとぬるめの良い湯だった。函館を横断し松前に、20:15着。
移動:室蘭市Aさん宅→伊達市有珠→森町→南茅部町→椴法華村→恵山町→函館市→松前町、走行距離390km
有珠山の噴火口、中央が小有珠 小有珠の左に洞爺湖、雲の中には羊蹄山
有珠山から伊達方面、室蘭は雲の中 沿道のノハナショウブ、長万部付近
入山禁止の駒ケ岳 椴法華村の海浜温泉、工事中で入浴禁止
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7月 22日 天気 山頂のみ晴れ、下界曇り
山歩:オロフレ山 4:08−6:47
峠を吹き抜ける風に幾度か目を覚まし、大丈夫かな天気は? やはりガスの巻いた峠の出発だったが、中間にある岩峰を通過するころには太陽が顔を出し、山頂がうっすらと見えた。直下では、きれいに晴れあがり、道際に咲くヨツバシオガマ、エゾカンゾウ、オトギリソウ、チシマフウロなど露をたっぷり含み、朝日に輝いていた。山頂からは、今回予定の徳舜瞥山とホロホロ山が、戦艦のような姿で雲海の上に浮かんでいた。海も街も雲海の中、はたして下界の天気如何に。
Aさん宅9:30着、久しぶりの再会で話も弾む、PM、壮瞥(ソウベツ)町の温泉へ。太平洋岸の雲は伊達市を境に、北側では晴天であった。
移動:オロフレ峠駐車場→室蘭市Aさん宅、42km
オロフレ山山頂直下 オロフレ山とヨツバシオガマ
今回予定の徳舜瞥山とホロホロ山 コース中間にある岩峰
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7月 21日 天気 曇りのち雨
山歩:目国内岳 4:57−8:20
昨日こちらへ向かう道から、岩内岳の雄姿を眺め、天気が良かったら足を伸ばそうと思って支度をしておいたが、夜中に雨となり、今は降ってないが予測のつかないままスタート。結局視界不良の中で、山頂は踏んだ、溶岩ドーム状の山頂以外何も見えない、最初から最後まで独りっきりの山歩きであった。
明後日、室蘭のAさん宅を、予定を変更して訪問することにした。この関係で、雨中の神仙沼を見て、さらに車を進め、五色温泉に立ち寄り入浴する。洞爺湖で昼食をとり、昭和新山を横目で見て、登別経由でオロフレ峠へ。明日の天気は曇りの予報、今の峠はガスっていて何も見えない。
移動:目国内岳登山口→神仙沼→五色温泉→洞爺湖→伊達→登別→オロフレ峠、172km、家を出て1016km、千kmを超えた。
目国内岳山頂 目国内岳山頂部、隣の岩がうっすらと・・・・・
神仙沼とミツガシワ(花は終わり) 同じく、風雪にさらされたエゾマツを湖面に映す
洞爺湖(洞爺村から) 昭和新山
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7月 20日 天気 晴
山歩:積丹岳 4:45−9:49
Nさんと岩木山以来の再会、コンピュータソフトの開発もコストと開発スピードの面で大変厳しくなったとか、ご夫婦ともお変わりなくなによりである。Nさんは、久しぶりの山歩きにしては足の運びがかろやかである。樹林帯の急登をスイスイ行く、くっついて行くのがやっと。1時間ほど歩いて、「暑いですね、朝食をとっては・・・」というと、「見通しの良いところまで出てから・・・」とペースを落とさない。8合目付近でやっと給水、やれやれ。間もなく、樹林帯を抜け山頂が現れる、9合目である。羊蹄山(蝦夷富士)とニセコアンヌプリが雲海の上に顔を出す、ほどなく山頂着。積丹岳をとりまく周辺の山、小樽湾、雲海に浮かぶ昨日登った暑寒別の山々、360度の絶景である。鳥の声以外には物音のしない静寂な山頂であった。Nさんは当山を北海道100名山最後に選び、達成したときの喜びを改めて感じているようだった、そして「北海道の山はいいな!」、と言った。下山してNさんと温泉につかり、またどこかの山で会えることを願って別れた。積丹岬、神威岬を巡り、岩内町へ入る。
移動:登山口バス停→積丹岳休憩所→登山口バス停→積丹岬→神威岬→岩内町→目国内登山口、169km
積丹岳山頂 積丹岳山頂からよ羊蹄山遠望
積丹岬にて 神威岬にて
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7月 19日 天気 快晴
山歩:南暑寒岳 4:07−11:58
登山口の駐車場で車内泊、今回北海道へ来てはじめて星を見た、沢山見えること、ちょっとオーバーかな3、4倍位。雨竜沼湿原は今が旬、ヒオウギアヤメ、エゾカンゾウ、ワタスゲ、エゾコウホネ、エゾベニヒツジグサ、感動したね。池塘に映す南暑寒岳、暑寒別岳これも良かった、でも山歩きは南暑寒岳までとした。+5時間となると後もあることだし、きつい。暑寒別岳は次回のお楽しみというところ。暑寒別岳をあきらめた4人衆(私を含めて)、大阪から来たノンベー(左の人)が名前をつけた、暑寒別岳脱楽組と。明日は積丹岳へ、東京からわざわざ駈け付けてくれるNさんと山での再会だ、楽しみだ。
移動:暑寒別岳駐車場→月形町(温泉立ち寄り)→小樽市→婦美町(積丹岳登山口)、148km、Nさんと5:00AM待ち合せ
(石狩市から発信)
ヒオウギアヤメ 雨竜沼湿原
暑寒別岳、南暑寒別岳から 南暑寒別岳脱樂組、脱落にあらず
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7月 18日 天気 曇り時々晴れ
山歩:芦別岳 4:32−12:30
登山口の駐車場で仮眠、八王子NOの車もあった。昨日と同じ、霧の中山中へ、途中樹林帯で雨がポツポツ、大したことはなかった。三面山で一休みしていると急に雲が流れて、山頂が現れた。それ行け、今だ。時々ガスがかかりながらも芦別岳の全容を堪能できた。登山道の花も陽を浴びて輝いていた、シマリスくんも歓迎?してか、岩場をチョコチョコ、サービス万点。
移動:行程:芦別岳登山口→芦別市→暑寒別登山口へ、179km
三面山付近から芦別岳 芦別岳
山頂(チシマギキョウが満開) 登山道でシマリスと遊ぶ
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7月 17日 天気 曇り
山歩:夕張岳、4:18−12:38
一晩中車の屋根を雨が叩いていたが、4:00にはやんでいた。雨対策をして出る、登山道にネマガリ竹が茂り、露払いを強いられた。さすが、花の夕張岳、種類の豊富なこと、固有種も多い、ユウバリソウ(花が終わってしまった)、ユウバリコザクラ(満開)などなど。山の景色が雲間にちょっと顔を見せた程度、明日は晴れてくれ。
移動:夕張岳登山口→シューパロ湖入り口→芦別岳登山口(15:45着)・・・105km
ユウバリコザクラ ムシトリスミレ
ヨツバシオガマ ヤナギラン(道端で)
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7月 16日 天気 曇り
5:00起床、良く寝た。持ち込んだ軽食を取って、朝風呂といく、これが楽しい。どんよりした雲で海面と空の境目がない。三陸沖あたりを航海中だろうか。船のたてる波のところにクラゲがたくさん見える、プラスチックも浮いている、時々カモメが飛んでいく。
8:30、また映画だ、それ行け。“釣りバカ日誌”、これも古い、でも限られた船内娯楽、まあそれなりに、面白かった。昼食は、和食を頼む、980円としては、まあまあかな。
13:25、下船。久々に走る北海道、街中を抜けると、広大な緑の大地、アクセルも上りっぱなし、緊張する。夕張市内でISDNの公衆電話を発見、車を止めてキーを叩く。
さーて、送ろう、うまくいくかな。
移動:〜苫小牧港→(夕張市内で公衆電話から送信) →シューパロ湖入り口→夕張岳登山口 車:96km
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7月 15日 天気 曇り
移動:群馬県居住地→土浦北IC→水戸大洗IC→大洗港〜 車:147km
大洗港着時間が14:50と早かったせいか、17:00からの車両積み込みが6番目であった。18:30、一風呂浴びたころ、雲の垂れ込める大洗港をほぼ定刻18:35に出航した。
私の入った2等船室は、50%ぐらいの利用率、乗客にとっては、すいていていいなあ、という声。隣は70歳近い女性で伊達の娘のところへお客に行く、とか。左隣は京都から来た68歳の男性で山の一人旅、今回幌尻岳へ登ってめでたく深田久弥の日本100名山完歩だそうである、そちらの方へ話が傾いていく。
8時過ぎ映画のアナウンス、古いチャンバラ映画を1時間40分、暇つぶしにはこれが良い。同部屋の人との会話も良いが、映画、風呂etc.と以外に飽きない、10:00就寝。
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