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sub3-14
浅間山

山行日 
      2001/9/1  晴れ   2人

 コース  
      峰の茶屋→山頂→峰の茶屋


 今月のなかばに北海道大雪の山行を予定している、計画では西穂高岳へ行くことにしていたが変更したのである。というのは、大雪の旭岳を歩くには、浅間山の砂礫の道が絶好のトレーニング場であるからだ。本年もマイペースで山歩きをしたので妻と歩く機会がなかったのである。大雪の紅葉をいっぺん見せたい、大雪山系のスケールの大きい眺めをてっぺんから見せたい、という夢があったから、足慣らしをする必要があった。こう言ってしまうと、浅間山に失礼になるが、浅間山は身近にあり、いつでも来られるし、この山もまた見ても登ってもいい山である。言っておきますが、本当は火山活動のため登ってはいけない山なのです、でもみんな登っている山なのです。

 7:30身支度をして峰の茶屋を出発する、樹林帯の中を小浅間の分岐点まで歩く、ここからが浅間山らしい道がはじまる、特長は“すべること”だ。なぜか不思議である、同じような砂礫の山は幾つかある、北海道の十勝岳、駒ヶ岳、本州で富士山、九州の阿蘇、島で三原山、が似ているが適当に足場がとれるので危険というほどではない。ちがいは、勾配と砂礫の粒子と道の堅さであろうか。

 標高1600m付近から樹木はなくなり、周辺は低木とイタドリ等の草地になる。歩いている人が前方に2組、下方に1組で自分たちを含め皆中高年の夫婦である。ちょっと勾配が緩くなった1720m付近で小休止、水を忘れてしまったのに気がつく、幸い果物をもっていたので食してのどを潤す、嬬恋の畑が眼下に広がっている。ここからやや勾配が増し延々と続いた、標高2000mをこえたころ、先客がもう下りてきた、あと標高差550mくらいの登りだ。

 さらに勾配はきつくなるが、道らしきところをジグザグしながら登る、次々に登ってくる人に先を譲りながら、10:30山頂についた。噴煙が多く、火口は見下ろせない、噴火口の上壁近くで煙が出ている、前回来たときは火口の中まで見えていたが様相が違う、においもきつい、長居はできない。あとから登ってきた70歳くらいに見える女性は火口巡りするのだと言って先へ消えた、もし事故でもおきたら新聞ものだ。

 一旦少し下って昼食をとる、このあたりが2,3年前だったろうか遭難した場所である、下界が見通せてなんてことのないところだ、斜度はきついが真っ直ぐ自動車道まで下りられそうな気もする、でも2500mを越える山だ、天候の急変はこわい。まだまだ登ってくる人がいる、下る人もいる、我々も下りにつく。1600m付近まで下りると、低木の中に点々と人が見える、天然のブルーベリー?の採取である、仲間に入って口にする、甘いもんだ、12:30峰の茶屋へ下山。


     標高1600m付近から峰の茶屋方面

  
     山頂手前、半円の向こうが火口                  うっすら紅葉のはじまったオンタデ



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