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赤雪山(足利の山)
山行日
    2003年4月6日   晴れ    単独

コース
    松田川ダムサイド赤雪山登山口→赤雪山→赤雪山駐車場→登山口

 平野部では桜がそろそろ満開で、今日は日曜日でもあ、各地の花の名所は大勢の人々で賑わっていることでしょう。当掲示板で、4/1に石尊山でヤシオが開花していた、の情報に出かける。渡良瀬川にかかる新しい葉鹿橋を渡る、赤城山は時ならぬ雪雲の中、車道から見えるソメイヨシノはほぼ満開であった。しかし、松田川ダムサイドでは、桜の花はこれから開花、というところなので仙人岳へのルートはやめて、赤雪山を一周するコースにした。

 ダムの北西にある赤雪山登山口から7:58入る。檜の樹林帯の中を稜線目指してジグザグの急坂が続く、風が唸りを上げ、木は大きく揺れる。シャツを吹きぬけて、汗ばむどころか、寒い、ピッチが上がる。8:20最初の小さいピークに着く、道標にはダムサイドまで1.0km、赤雪山0.7kmの地点である。木の間から、赤雪山の山頂が2つ目に見える、右手には反射板の設置したピークも顔を出している。檜の樹林帯を抜けここからは、明るい広葉樹林の中を歩く、点々と赤松が残り、クヌギ、低木のヤマツツジやアブラドウダンの芽がちょっと動き出した感じである。
  
  小さいピークから赤雪山山頂                  同じく右手の反射板のあるピーク

 ここから少し進むと、一株アカヤシオが咲いていた。ここで首をひねる、桜の開花とヤシオツツジの開花が今年はおかしいような気がする。春が来るのが遅かったので、皆一斉に咲き出したのだろうか。山中でヤシオツツジと、今年初めての出会いである。強い風に打たれて、形は幾分ゆがんでしまったが、淡い桃色が枯れ木の山をパッと明るくしている。丸太の階段を上がり、吾妻屋のある山頂に着く、8:42。
  
  アカヤシオツツジ                           この丸太の階段を登ると山頂

 南に仙人ケ岳を見る、西北には桐生方面の山並が、山頂部は新雪で、白く輝いていた。吾妻屋の柱の間から見る、その光景は印象的だった。東方、長石林道方面に下って8:52赤雪駐車場への分岐点へ、山頂から5分で下った。ここから赤雪駐車場までが、3月2日に闇夜の中を往生して歩いた所である。時々立ち止まって、あの日をふりかえるが、どこをどう歩いたか、さっぱりわからない。小さな沢があるが、これを避けるために、意外と登山道に近い斜面を、手探りで下ったようである。倒木はまだ登山道に横たわっていた。昼間歩けば何てことない道であるが、何倍かの時間と不安感(スリル? and アドベンチャー?)にさらされた下山であった。
  
  仙人ケ岳方面                               鳴神山方面?

  
   三境山方面?                        吾妻屋の柱をキャンバスに桐生方面の山々が・・・・


  
  檜の樹林帯、下山路                         アブラチャンの花

 シロモジの花を見て駐車場へ9:14、駐車地点へ9:19着。本日は、一周1時間21分のショートハイクであった。


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