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薬師岳・夕日岳・地蔵岳

山行日
    2007年3月27日   曇り   単独

コース 概略図はこちら
    細尾峠→薬師岳→薬師肩→三ツ目→夕日岳→三ツ目→地蔵岳→三ツ目→薬師肩→細尾峠

 朝方は晴天の予報、期待して足尾の北東尾根、禅頂行者道を細尾峠から地蔵岳を往復する。この道を歩くのは、2002年6月以来のことである。この時は2日かけて、足尾町の深沢から半月山、茶ノ木平、細尾峠、薬師岳、夕日岳、地蔵岳、古峰分岐、横根山、前日光牧場と歩いている。細尾峠までの車道、残雪、シロヤシオの蕾の付き具合を一見しておこうと計画した、下見である。

 予報に反して曇天、神子内から旧R122は支障なく細尾峠まで来られた。先客は習志野の車が1台、左右どちらに向ったかは不明。7:24、前日光方面に向けて出発、登山口から見渡した範囲では、雪は沢筋に少し見える程度、標高差300m強、念のためアイゼンを持った。一帯は落葉樹林で樹床をクマザサに被われている細い尾根で、崩落による巻道も通過する。高木では、ナラの木が多く、ブナやヤマザクラが若干混生、低木では、リョウブ、ツツジが目立つ。数少ないが、常緑樹では、シラビソ、コメツガ、ヒノキ、赤松が混ざる。シラビソとヒノキは鹿にやられ、赤松も元気ない。
  
 細尾峠の道標                        細尾峠から見た薬師岳

  
                     登山道、一部崩落箇所の巻道あり

  
 樹間から薬師岳                        振向けば男体山

 薬師岳西側で、登山道は南から東方向に巻いているが、真っ直ぐ林中を直登する。はじめ緩やかに登るが、勾配を増してくる、振向いては男体山と半月山を眺め、直登する。時間的には20分弱と思う、平坦になった所で、正規のルートに飛び出る。そこから山頂まで20mほどの所だった、7:57着。山頂からは、男体山と大真名子山、女峰山、向う夕日岳を樹間に見た。登山道を下って、薬師肩と書かれた道標に出る、8:07。
  
           直下の西側斜面に取り付く、正規のルートは南を巻く(復路に使用)

  
    西側斜面から男体山                 同、半月山

  
 薬師岳山頂部                         古い三角点(?)の所で正規ルートに出た

  
   薬師岳山頂、西〜北の眺望可             山頂の三角点1420.1m

  
  山頂から男体山と大真名子山              同、夕日岳(左)

  
   同、男体山                       同、女峰山

  
  薬師肩付近から夕日岳                 同、半月山

  
      薬師肩                        鹿の食した痕(この木名?)

 ここから南方向に緩やかに下って、P1381に登り返す、登山道脇に点々と雪が残っていた。更に、南に少し下り、祠を左手に見て、南東に向きを変え、次のピーク(P1365と思う)を西側に巻く。小さいアップダウンをいくつか繰り返し、展望の利く岩場で小休止、ほどなく、夕日岳分岐点三ツ目に着、9:05。
  
  クマザサと落葉樹の間を歩く、ナラ、シラカバ、ヤマザクラ、リョウブ、マユミ、シロヤシオなどなど

  
                 ホコラ、神事の跡あり(P1381の南側か)

  
   半月山と茶ノ木平(右)                  前日光の牧場付近

  
  皇海山                           男体山、大真名子山、女峰山


  登山道に面した岩場から男体山、大真名子山、女峰山

  
   男体山                          三ツ目、夕日岳分岐点

 分岐点から、30mほど下り、緩やかに70mほど、樹間から日光連山を見ながら、登り返すと夕日岳1526.1m山頂である、9:20。山頂部は、西〜北側が開いていて日光連山の眺望が楽しめる。しかし、曇天下のこと、日光白根山は薄っすら見える程度で写真には写らないでしょう。
  
                          夕日岳を正面に見ながら下る

  
    登山道から見た男体山               夕日岳山頂部

  
    夕日岳山頂から男体山                 山頂の三角点、1526.1m


           山頂から錫ケ岳、日光白根山、男体山、大真名子山、女峰山、画像悪くてゴメンネ

  
 同、男体山、大真名子山、女峰山              同、黒桧岳と半月山

  
                            大きな岩の間を通り三ツ目に戻る

 小休止して、9:35、本日の最終目的地地蔵岳に向う。三ツ目まで戻り9:46、小さく下って残雪を踏んで登り返す、ほんの十二、三分で地蔵岳1483m着、9:58。広々とした平坦な山頂、残念ながら樹林帯の中で眺望はない。山頂には祠に地蔵尊が安置されていた、10:03帰路につく。
  
                三ツ目〜地蔵岳間、一部登山道に残雪あり

  
   地蔵岳山頂1483m                    山頂のホコラ

  
    山頂から男体山                     同、夕日岳

 三ツ目10:13、薬師肩10:58、薬師岳の西を巻く正規の登山道を歩く。2,3ヶ所凍結していて、危険は感じなかったが、歩きにくかった。11:27、細尾峠着。車が1台増えていた。間もなく茶ノ木平方面から夫婦が到着、あとの1台もそちらの方向だろう。
  
                     帰路薬師岳の巻道、少々残雪あり

 本日の総所要時間は、4時間03分であった。道すがらの明るい樹林帯は素晴らしいハイキングコース、緑につつまれるまで楽しめそうだ。眺望も樹林帯の中で期待できないと思っていたが、天気次第で、期待もできる。シロヤシオは沢山自生しているが、蕾の数はイマイチかな、と思う。夕日岳〜三ツ目、薬師岳付近には比較的大きな株が分布しているようだ。ヤマツツジは広範囲に、ミツバツツジ、サラサドウダンは少数目にとまっただけだった。


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