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後志羊諦山

山行日
    2008年7月18日   晴れのち雨    単独

コース  概略図はこちら
    登山口(半月湖隣駐車場)→(比羅夫コース)→九合目→三角点→後志羊諦山山頂→九合目→(比羅夫コース)
    →登山口

 支笏洞爺国立公園の一角にある後志羊諦山(シリベシやま)、通称羊諦山(えぞ富士)は、北海道の屋根と言われる大雪と並んで北海道のシンボル的な山である。典型的なコニーデ型をしており、富士山とそっくりである。小生の43年前の話ですが、利尻山を目指し稚内へ向かう列車が倶知安駅に着いた時、雨上がりの青空にくっきり鎮座している山容に感動を覚え、一列車遅らせてホームから眺めていた記憶がある。それから25年たち初登頂、今回が5度目になる。私にとって羊諦山は特別な山なのである。

 昨日は、室蘭在住当時の知人Aさん夫妻と登別のホテルに泊まり、今朝地獄谷を散策、朝食をとってからやってきたので遅いスタートとなる。準備をしていると、隣のおっさんが話しかけてきて、体調不良で仲間を見送り半月湖周辺を散策するとか、準備しながらの会話となった。話していると私の家から15分ほどに、その方の実家があるようだ。私の話を懐かしそうに聞いていたが、一方で「早く出発した方が、・・・」という、「明るいうちに十分戻れる、・・・」と返すと、心配そうだったので、「真狩コースを4回歩いている、今回はコースを変えてみた」、と話すと納得した様子だった、9:40出発する。

 昨日こちらも沢山降ったのだろうか、泥濘んだ道沿いに咲くウバユリ、エゾアジサイ眺めながら道を拾って歩く。大きなマイマイが道をふさいでいた、ゆっくり歩けということだろうか。10:05風穴を過ぎると間もなく2合目のプレートが下がっていた、10:17。上空は雲が多いが晴れ、ニセコアンヌプリが雲間にかろうじて現われる、この山も懐かしい。10:31、3合目を通過、ここで登山口の案内板にあった合目と標高の関係を書くと、登山口350m、2合目600m、3合目700m、4合目800m、5合目1000m、6合目1200m、7合目1400m、8合目1600m、9合目1900m、山頂1898mとなっていた。
  
     登山口                           案内板によれば山頂まで4時間20分となっている

  
  マイマイが道の真ん中に                      エゾアジサイ

  
    風穴、冷気を噴出していた                  2合目、ニセコアンヌプリ

  
                          3合目         4合目、泥濘んだ登山道

 4合目10:44、5合目11:05−11:10、11:25ハイマツ帯に入る。6合目11:29、7合目11:48、今朝ホテルのロビーに七夕の飾りだろうか、願いごとを書く短冊があった、『山一つ、欲かかず、夢捨てず』、と書いてきた。天気は時々曇ってきた、眺望なし。
  
   クルマユリ                                 キノコ、名知らず

  
   立ち枯れした高木                    5合目、小休止

  
   オトギリソウ                         根曲り竹といぐれた道

  
  6合目、ダケカンバ                       ゴゼンタチバナ

  
  7合目、 グンナイフウロ                      8合目、タカネニガナ

  
    潅木の道                           イワブクロ

 8合目を過ぎると、下界が見えてくるが、雲多し。岩間にイワブクロの花を見ると間もなく9合目に出る、12:19。山頂に最短距離で向かうルートをとる。北山の南で12:40外輪山に出て、母釜と子釜の北側を通り、父釜の北側外壁を進むと13:00三角点に、間もなく最高点後志羊諦山山頂に到着である、13:07−13:30。
  
    9合目                          北山

  
  火口中央道分岐                     母釜・子釜外壁


  母釜・子釜外壁と火口中央道

  
同、母釜・子釜外壁と火口中央道              子釜と父釜の外壁と間の道


    母釜・子釜・父釜展望

  
   三角点のあるピークと山頂を望む             山頂を望む


     父釜展望


    父釜展望

  
    父釜南側                        父釜西側

  
    三角点のあるピーク                     三角点


    山頂直下

  
   後志羊諦山山頂                         後志羊諦山山頂


    山頂から父釜

    
  父釜の西側                          父釜の北側

  
   父釜の東側                          父釜と母・子釜の間を歩く

  
    外輪山から9合目へ                    9合目



【山頂部の花々】
  
   ミヤマオダマキ                         グンナイフウロ


         メアカンキンバイ


 ウスユキトウヒレン or タカネキタアザミ、ユキバヒゴタイではない


   上に同じ


         イワギキョウ

  
   チシマキンレイカ                        イワヒゲ


              イワブクロ

  
     マルバシモツケ                      ミヤマヤナギ


       ウメバチソウ

  
      オンダテ                          オオカサモチ


               コケモモ

 山頂を出ようとしたら突然雨が降ってきた、急いで雨具をつけると止んでしまった。しかし、上空は雨雲にすっかり被われてしまい、いずれ降られるだろう。13:53外輪山を離れる、9合目14:05、ここでまた雨、8合目14:12、7合目14:24小休止、雨やまず。6合目14:40、2合目15:38雨上がる。エゾアジサイ、ウバユリに見送られて16:00駐車場着、総所要時間は、6時間20分。出発時に会ったおっさんは、仲間と帰りの準備をしていた、明日千歳から東京へ帰るとか。今回は避難小屋とお鉢を回らなかったので、高山植物は少なかった、また眺望も曇ってしまい駄目だった。


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