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長七郎山(赤城山)

山行日
    2008年6月7日   晴れたり曇ったり   単独

コース  概略図はこちら
    小沼駐車場→朝香嶺→小沼尻→(粕川の縁を下る)→オトギの森・長七郎山分岐点→(粕川の縁を下る)→小滝上
    →小滝南東上→小滝下→(ほぼ粕川に沿って下る)→銚子伽藍上→伽藍の上の岩場(小尾根に出て先端まで往復)
    →つつじケ峰分岐(林中を散策しながら)→茶ノ木畑峠→茶ノ木畑峠・オトギの森分岐→(南東方向から散策しながら)
    →長七郎山→(ほぼ北北西方向に林中を下る)→小沼の東側→(周回コース)→小沼駐車場

 梅雨に入りが早く、予定が大幅に狂ってしまった。今日も一日もつならばとアッチコッチ考えていたが、結局半日もつかもたないか、となると近場で楽しめそうな場所を探す。アッタ、赤城山だ! オトギの森、銚子の伽藍周辺を歩いた2005/6/9の山行である。花は多少前後しても、ほどほどに見られるだろう、R353,県道16号(大胡赤城線)を走り小沼駐車場へ、途中ガスっていたが山頂部には日が差している。15台ほど停まっている、土曜日でスタートが早いのだろう、7:03簡易スパッツ(¥300)をつけて出発する。ゲート付近から小沼の西の小高い朝香嶺1528mを目指しヤブを漕ぐ、と言っても道がないだけで、障害となるものもなくスイスイと歩ける、一番高そうな所で血ノ池から回り込む散策路に出た。小沼との標高差50〜60m、芽吹いたコナラの樹林帯で視界はない。点々とシロヤシオはあるのだが、花の付きが良くない、その分葉の伸びが良い。湖畔の道路近くまで下り、背景に小沼、黒檜山、長七郎山を入れてシロヤシオの花を撮る。

 小沼尻から粕川の縁を通り下る、結局V字の沢は深く、巻いたらオトギの森・長七郎山分岐点に出てしまった。また斜面を下り粕川の縁に、ヤブを漕ぎ入ると間もなく視界が開け、荒山山頂部が現われる、そして小滝の真上に出る。左手に大きくいぐれた赤土の斜面と小道のついた小尾根、真下に侵食された大きな空間がある。そこを周りから緑が包み込むような光景である。ここは下りられないので、上の堰堤まで戻って小道に出て先ほど眺めた小尾根を下る。小滝の全容を眺め、雑木の斜面を真っ直ぐ下って粕川に降りた、8:20。

【小沼湖畔のシロヤシオとミツバツツジ】
  


  背景は小沼と長七郎山


  小沼湖畔の道とシロヤシオ&ミツバツツジ

  

  



   背景は長七郎山


    背景は長七郎山

  

  


    背景は小沼と黒檜山&駒ケ岳

  

  
                                      小沼尻からオトギの森への道

 小滝を下から見上げるのは初めてだ、落差は15mから20mほどかな、水量を調整しているので少なくカーテン状に赤い岩盤を背に一気に落ちる。滝壺は土砂と流木で埋まっているが増水時は姿を現すだろう、右岸からの沢(血の池方向から)を合せ堰堤に出る。左岸に取り付き堰堤を越え粕川へ降りる、この場所は先ほどの小道を下った所である。少し下ると川幅が狭まり左岸を巻いてまた流れへ戻る。間もなく右岸に三途の川が合流する、そして左岸にオトギの森南下の沢(旧温泉掘削場所を流れる沢)を合せる。水量は三途の川が一番多く、次は血の池からの沢、本流とオトギの森南下の沢は同じくらいだった。

 川幅を増し流れも緩やかになる、ヤマツツジとシロヤシオ、紅白の花が点々と咲く、流れを行き来して楽しめるところ。銚子の伽藍はもう近い、するとこちらへ向かってくるご人発見、続いて枝間に見え隠れする数人、イチガンを片手に伸ばした大きな三脚をかかえて狭い伽藍の岩場を這い上がる人、牛石側からも、花よりも人の多さにビックリする。見渡す岩場のツツジは今年は少ないようだ、遅いのかなと思うが散ってはない、周辺の緑の濃さから早いことはない。乗り越えて岩間の小さい滝を撮り、左岸の斜面に取り付く。

【粕川に沿って銚子の伽藍まで】

   粕川の縁から黒檜山

  
     黒檜山                          テンナンショウ

  
                              粕川の縁を歩く

  
  上へ巻いたら長七郎山・オトギの森分岐点に出た    再び縁へ、荒山の顔を

  
  また巻いてオトギの森への道へ、ヤマツツジが美しい、ミツバツツジは残り花


   小滝の上部に出る


   東側上の小尾根、戻ってこの尾根を歩く

  
                         小尾根から小滝を眺める


    小滝を横から


    小滝

  
   潅木の林から小滝                      シロバナヘビイチゴ


   潅木の斜面を下って粕川へ、小滝を下から

  
                              小滝の上部

  
        角度を変えて撮る                 少し下流から小滝

  
     右岸の枝沢、こちらの方が水量が多かった       粕川本流

  
    2つがこの堰堤の上で合流               堰堤を左岸から

  
   ここは左岸を巻いて                       下りる

  
   右岸の沢が合流、この沢が一番水量が多かった              続いて左岸から枝沢合流

  
    沢沿いのヤマツツジが見頃

  
  サルノコシカケ科かな?                  もう1本沢合流、右岸から

  
                     銚子の伽藍付近を歩くハイカー

  
                           斜面にはシロヤシオが点々と


   銚子の伽藍の上の岩場、左岸


                点々と写真を撮っている人が見える

  
                  ツツジは満開、ちょっと花数が少ないようだ

  
                              伽藍を覗き込む

       
            V字の岩場、右側が牛石山方向、シロヤシオの蕾が右上にまだあり

              
    慎重に岩場を進んで、小さい滝を撮る              岩場アップ

 ヒメシャガの咲き出した斜面、崩壊寸前の踏み跡を辿り、中腹から伽藍付近を狙うが、なかなか良いポイントがない。少し進んでもう1本の道を少し下り、オトギの森を背景にポイントを探す。コントラストが付き過ぎてどうにもならない。山中を探し回りながら尾根に出て先端まで歩く、ここは伽藍の岩場の真上である、対岸の牛石山を正面に見る。そばにシロヤシオとミツバツツジあり、カメラを向けた時、ナタで切り落とされたような数本の木、アカヤシオ、サラサドウダン、リョウブ、葉も完全にしおれてない、昨日だろう。朝香嶺とオトギの森を背景に、シロヤシオとミツバツツジ、老木の枯れ木がおさまる構図、これまでして・・・、情けないご人だ。

 引き返して山中を横断し茶の木畑峠手前で横引き尾根に出る、休憩中のご夫婦がいて問いかけてきた。「伽藍に降りて、小沼へ抜ける道を・・・・」、一応答えたら「忘れないうちに早く・・・・」、と進んで行った。伽藍周辺のルートは道標も不完全で、危険箇所も点在する、事前に十分イメージされ歩かれることをお勧めしたい、茶の木畑峠9:50着。ここから茶ノ木畑峠とオトギの森分岐まで登山道を歩き、長七郎山の南東方向から散策しながら長七郎山へ10:20、小休止。山頂には10人ほど点々と、一面ガスってしまい山並みは見えず、咲き出したレンゲツツジが迎えてくれた。居合わせた犬連れのご夫婦に犬とダニの話をご教授頂き本日の土産とする。

【左岸に取り付いて茶ノ木畑峠、長七郎山まで】
  
  左岸に上がって下を撮る                 左岸から右岸の岩場

  
   登山道沿いのシロヤシオ&ミツバツツジ           正面にオトギの森の先端部


     例年だともっと白いのだが


  赤、白、紫、ツツジの競演


   こんな感じのポイントが少ない

  

  


  登山道沿いのヤマツツジが茶ノ木畑峠まで見頃



  


  
   伽藍の上の岩場から牛石山               朝香嶺とオトギの森


 茶ノ木畑峠付近のヤマツツジ


   ヤマツツジ、真っ赤っか

  
    茶ノ木畑峠                          茶ノ木畑峠・オトギの森分岐

  
                                長七郎山斜面のズミとシロヤシオ

  
                        長七郎山山頂の祠と三角点

  
                       山頂部のレンゲツツジが咲き出していた

 山頂からほぼ北北西方向に林中を下り、小沼の東側の周回コースに出る。ガスも一時的なのかとれて、朝香嶺、地蔵岳が静かな湖面に姿を映す。時々聞こえる車の音、森の奥から聞こえてくるカッコーの声、足元で聞こえるような澄んだウグイスの声、そして人声が聞こえてくると出発点の小沼駐車場である。
  
                   点々と咲くシロヤシオを眺めながら西斜面を下って小沼に出る

  
   北側から見た朝香嶺                   石畳の周回散策路

  
                         湖畔のシロヤシオは見頃


       出た青空を見ながらほどなく駐車場へ

 10:58駐車場着、大型バス3台を含めてほぼ満車。総所要時間は3時間45分、小滝を3場所から眺め、新緑とシロヤシオを楽しんだ小沼周辺の散策であった。銚子の伽藍の賑わいは、シロヤシオと土曜日で集まったのかな、まだしばらく楽しめそうです。


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