★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub-375 長七郎山(赤城山) |
山行日 2008年3月17日 晴れ 単独 コース 概略図はこちら(右回り) 利平茶屋森林公園P→鳥居峠→小地蔵岳→茶の木畑峠分岐→茶の木畑峠→銚子の伽藍分岐→おとぎの森→ 長七郎山登山口→小沼P→鳥居峠→利平茶屋森林公園P ここ一両日田圃を歩いていると、つくしが顔を出し、すみれが咲き出したのを見た。数日、暖かい日が続いたので、雪解けの様子を見に赤城山に出かけた。自宅から一番近い登山口の利平茶屋森林公園をめざし車で走った。何と、駐車場まで雪がなかった。8:12、森林公園の駐車場を出発、雪解けの進む鳥居川支流の沢を覗き、登山道に入る。しばらく落ち葉の道が続く、最初の橋付近から登山道に残雪あり。土砂崩れ跡付近から一段と残雪を増す、スパイクの長靴らしい跡がクッキリ残る。8:52ケーブルカー跡の階段下着、ここでアイゼン装着、まだまだ露出部の少ない階段、緩んだ雪にアイゼンの効きを気にしながら、足元を確かめ上っていく、9:18鳥居峠着。 利平茶屋森林公園 雪解け水の元気な流れ、鳥居川支流 登山道の雪もほとんど消えて、登山口付近 枝間から長七郎山 枝間から鳥居峠、篭山 最初の橋、この辺から登山道に残雪が 白っぽくなったツララの解け残り 土砂崩れ跡 登山道の残雪は増すが、林中の雪はわずか ケーブルカー跡の階段、急勾配に要注意 鳥居峠直下から下を見る 茶店の東側は雪の山 覚満淵が目に入る、半分ほど地面、水面を覗かせる、奥の大沼の色も若干青みがかり変化しているようだ。長七郎山1.7kmの道標から林中に入る、ここから小地蔵岳までは登山道はない。雪はタップリ、入口付近は解け始めているようで、ツボ足状、状況を見極めながら10mほど進むと絞まって歩きやすくなった。この斜面角度は如何程あるのだろう、登る度に思うのだが、調べたことはない。時に幼木に支えてもらい、吹き溜まりの段差を乗り越える。振り向いては、山容の変化していく駒ケ岳、篭山を、木々の周りの隙間を覗いては立ち止まった。土日に歩いたのだろうか、スノーシューで下った跡が薄っすら残る。残雪も徐々に増し、小地蔵岳との中間過ぎると、1mほどありそうな感じだ。 鳥居峠から覚満淵、急速に雪解けが進んだよう、奥に大沼、鍬柄山 鳥居峠から駒ケ岳 鳥居峠から小沼へ抜ける登山道の入口 登山道入口から小地蔵岳へ真っ直ぐ進む、山中の雪は入口付近で60cmほど、まだ絞まっていて歩きやすかった 林中から駒ケ岳 篭山、手前の赤い屋根は茶店 篭山〜駒ケ岳の尾根 山頂に近づくと残雪は1mほどあろうか、スノーシューの跡あり 木々の周りはポッカリ隙ができている やがて、駒ヶ岳の後方に黒檜山が頭を出す、あたかも黒檜山、駒ケ岳が一体かのようにずっしりした構えになる、尾根の曲線が何ともいえない。雪解けと同時に木の芽の活動も始まっている、白樺の小枝が赤みがかっている。幹周りも地温が上がっているのだろうか、雪解けが早い、9:55小地蔵岳着。山頂の表示板、道標が見当たらない、まだ雪の下なのだろう。 奥から黒檜山、駒ケ岳、篭山 赤みがかった白樺の小枝と黒檜山&駒ケ岳 山頂北側 小地蔵岳山頂、標識はまだ雪の中 小地蔵岳山頂付近から黒檜山 同、地蔵岳 同、荒山 同、長七郎山 南方向へ少し下って、小地蔵岳山分岐点に出る、10:04。林中には地面が大きく現れて、登山道には土日歩いた無数の踏み跡があった。緩やかに進み、雪庇と平行した登山道、所々に深い穴があいている、はまってしまったのだろう。雪庇の写真を撮り、戻ってズボッ、私も入ってしまった。大半が、丸みをおびてしまったが、さらに進んで大きな口を開けた雪庇もあった、ワンコ連れの男性に本日始めて会い、間もなく長七郎山着、10:23。 南方向へ少し下る、時々ズボッ! 小地蔵岳山分岐点 長七郎山北側の雪庇、丸くなっているが見事な自然の造形美、ズボズボ踏み込んだ靴跡 長七郎山北側の雪庇 亀裂が入った箇所も 長七郎山山頂直下、この土日の靴跡 こうなると、あと幾日もつだろうか 長七郎山山頂から黒檜山と重なった駒ケ岳 同、地蔵岳 同、荒山 同、大沼と鍬柄山〜五輪尾根 山頂東側の祠 山頂付近の林中、ここも雪解けが進む 東側の山中を覗くと、樹の廻りは雪を溶かし、ざっと積雪も20cmあまり、ここも道はないが南東方向に真っ直ぐ下り、鞍部に出て少し先の茶の木畑峠の分岐点を目指す。下り始めるとこの林中でも山靴の跡発見、この跡を3,4度突っ切って鞍部へ10:38、P1466を樹間に見ながら、茶の木畑峠の分岐点着、10:42。この1月26日に赤城温泉から大滝経由で歩き、ここの吹き溜まりで引き返してしまった、ここの状態が今日は見たかった。残雪は50cm以下だろう、その時の様相とは全く違う、見渡す林道もそうだ。P1466の西を巻いて茶の木畑峠へ、10:48着、小休止。 長七郎山の南東斜面を下る、山頂近くは20cmほど、鞍部で若干増した、奥にP1466(右) P1466との鞍部 茶の木畑峠方面の分岐点 分岐点から長七郎山 P1466西側の登山道 林中の残雪、下部の方が残っている 枝間に荒山 ここの一帯も大きな雪庇のできる所だが、もうほとんど消滅し、大猿方向と横引尾根にわずかに残るのみだ。乾いた落ち葉に腰を降ろし、早い昼食、気温は15度を超えているだろう、暖かく気持ちよい。一つまみの雪を口にし、11:05横引尾根を南西方向に進む。ほとんど雪のなくなった中間部尾根筋、枝間に見る荒山、地蔵岳が美しい、11:12銚子の伽藍分岐点着。ここは、横引尾根とつつじケ峰、銚子の伽藍へ下る尾根の三叉路だ、地図には表記がないポイントだ。ここからおとぎの森へ出るのだが、登山道は茶の木畑峠、先ほど通ってきた分岐点まで戻り、林道を進んでおとぎの森に出る。しかし、今日はここから林中を横切り沢の上部を回りこんで林道に出て、おとぎの森へ出る。 南に廻って茶の木畑峠 大猿、梨木方面の道 横引尾根 横引尾根から地蔵岳 横引尾根の中間はほとんど雪が消えていた 銚子の伽藍分岐点 分岐点から見た横引尾根の雪庇 転々と残るだけ 分岐点から荒山と前浅間山(右) 林中の尾根直下では地表が半分ほど出ていたが、沢の上部を巻く地点ではまだ一面に残り、軟化した雪にスピードダウン。中途半端に沢を巻くより、ツボ足対策に、堰堤のすぐ上で2本の沢を横切って林道に出た。林道脇の雪のない部分を拾って歩き、おとぎの森最南端の広場へ、11:42着。ここの南直下の沢筋には、泉質に人体に有害物質が含まれているとかで埋め戻しとなった、温泉掘削跡がある。小沼から流れ落ちる粕川に沿っておとぎの森の西側を歩き、林道へ、間もなく、長七郎山登山口(西からの)に出る、12:03、小沼尻へ12:07着。 林中から地蔵岳 同、長七郎山 尾根直下の林中 下ると20,30cmの雪、ズボズボ 最上部の堰堤 堰堤の上で沢を渡る、2箇所 おとぎの森側の林中 おとぎの森への道、20cmほど、ズボズボ 沢に面した崖の雪解け 笹の原の雪もズボズボ おとぎの森最南端の広い空間 ここから銚子の伽藍付近を見る 同、牛石山 同、荒山 同、長七郎山 粕川(小沼から流れ出る)に沿った登山道 小滝、ツララの残骸 同所から地蔵岳 同、荒山と前浅間山 静まり返った小沼、所々に透き通ったような青みがかった色、春の兆しなのだろう。湖畔を南から北へ西回りで半周、12:25小沼P、長七郎山分岐(北西側からの登山口)12:31、ここから小地蔵岳を西から北へ巻いて出る関東ふれあいの道を歩いて鳥居峠に向かう。雪から出だした丸太の階段を下り、トレースを辿ると、トレースは真っ直ぐしたの道路方向に向いていた。道は沢にたまった大きな吹き溜まりを抜けなければならない。真ん中は2,3mありそう、下側を一歩一歩進んだ、這い上がればあとちょっと、という所でボカッと腰まで落ちた、もがいたら次の瞬間、胸まで落ちた。でも、良かった、雪が柔らかく、周りを崩し足踏みをして固め腰まで戻し、ステップを切って脱出成功、とんだハプニングだった。ここを過ぎると積雪は15−20cmほど、左手に樹間から大沼、黒檜山、駒ケ岳を眺めながら、鳥居峠着12:48。 長七郎山西側の登山口 小沼尻、奥から黒檜山、駒ケ岳、小地蔵岳 小沼と奥から黒檜山、駒ケ岳、小地蔵岳 小沼の南側の登山道、残雪60−100cmありそう 小沼西の道標、後ろは小地蔵岳 道路と平行した小沼北側の遊歩道 遊歩道から黒檜山と駒ケ岳 長七郎山北西側の登山口 鳥居峠方面の道、山椒の沢付近、柔らかくなった大きな吹き溜まり 樹間に黒檜山、駒ケ岳 黒檜山、駒ケ岳と登山道、残雪20cmほど、ズボズボ 大沼と後ろ鍬柄山 駒ケ岳と手前覚満淵 篭山と直下に鳥居峠 鳥居峠から800段余の雪の階段、往路で慣れてしまったのか快調に下り13:00階段下る。アイゼンを外して、解け出した雪道をスタコラサッサ、キャンプ場近くまで下ると、滝の写真を撮りに来た若い男性に会う。三崖の滝というのが近くにあるが、右岸から入るようになっているようだ、結局右岸は雪があるので止める、とか。森林公園駐車場に戻って、13:30、春の兆を見回った山行を終えた。総所要時間は、5時間18分であった。“暑さ寒さも彼岸まで”、かな。 |
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