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*** 北海道2008夏ぶらぶら ***

7月10日(木)
R50で桜川筑西ICへ、北関東自動車道で水戸大洗へ、2時間弱で大洗港着、高速道路は便利で快適、[ここまで125.0km] 
手続きをして乗船待ち、もう気分は北海道。定刻発、風呂と食寝を繰り返し、持ち込んだ
PCで計画の最終チェック、山行のイメトレ・・・。

  
      乗船手続き                      フェリー、さんふらわ さっぽろ

  
   乗船待ち                             出港、大洗港

  
   出港、大洗港                        船は出て行く、煙は・・・

7月11日(金)
エコノミールームにはバイクで道内を周られる方が多い、様々な人間模様が窺える。定年を控えて50ccのバイクではじめての北海道だという都下の人、心の葛藤に終止符を打とうと乗り出してきたとか、これからの人生に幸あれ! 

  
   雨の苫小牧港                       岸壁に接近

  
  停泊中の“きそ”、これも乗ったなあ           いよいよ接岸

小雨降りしきる道を、苫小牧港⇒沼ノ端でR235へ⇒日高富川ICからR237へ⇒日高町からR274へ⇒十勝清水で給油⇒美蔓の丘の上で小休止、広大な十勝平野も霞がかかる。然別湖⇒糠平湖へ⇒薄暗い林道でウペペサンケ登山口 [苫小牧〜ウペペサンケ登山口、走行距離228.0km]、ここで仮眠。
  
  十勝清水、美蔓(びまん)                  雨降る十勝平野を眺める



7月12日(土ウペペサンケ山
小雨の中、長い樹林帯の道を抜け、
P1399で主脈尾根へ、雨が上って青空が顔を出し、向かうP1610が正面に、その左手に富良野岳付近を遠望する。タップリ水を含んだ枝葉を、払いながら前進、P1610を越えると雲間に向かうウペペの山並みが現われる。ハイマツに沿って花園には、ハクサンシャクナゲ、エゾイソツツジ、タカネバラ、ゴゼンタチバナ、ミツバオーレンが咲き、ほどなく萱野温泉からの道を合わせる。後ろに大きな岩があり、P1696、ウペペサンケ山(糠平富士1834.6)と山並みが続く。岩場に咲くエゾツツジ、イワブクロ、コマクサに迎えられて三角点のあるウペペサンケ山を踏み、イワヒゲ、エゾノツガザクラ、エゾイソツツジの咲き乱れる細い岩場を渡り歩く、ここのエゾツツジとエゾノツガザクラは素晴らしい、ウペペサンケ最高峰を踏んで、周辺の雲が気になり早めに折り返す。案の定、主稜線から離れるや大きな雷鳴とともに激しい雨、逃げるがごとく樹林帯を一気に下山、やれやれ。期待した山頂の眺望、ニペソツ、表大雪は雲の中だったが、咲き誇るウペペの岩場に満足した山行だった。

   ウペペサンケ山(糠平富士)


  ウペペサンケ山とエゾツツジ


  ウペペサンケ山とエゾツツジ


  ウペペサンケ山最高峰1848m


    エゾツツジ


   エゾツツジ


       コマクサ


   エゾノツガザクラ


   エゾノツガザクラ


         タカネバラ

【行程と時間】
糠平コース登山口(
4:08)→水場(4:20)→主脈尾根(5:17-5:35)→出合手前のピーク(6:20)→萱野温泉コース出合(6:43)→ウペペサンケ山(糠平富士)(7:42)→ウペペサンケ最高点(8:42-9:00)→糠平富士(9:40)→萱野温泉コース出合(10:29)→次ピーク(10:50)→主脈尾根(11:13)→糠平コース登山口(11:55)  合計747 

 登山口から林道を戻り⇒糠平湖へ、ズブヌレの後始末をして、R273⇒大雪湖(湖畔橋、樹海トンネル手前)から左折⇒銀泉台へ、雷の合間に周辺を確認、雷鳴とバチバチ叩きつける雨音を聞きながら熟睡。[本日の走行距離72.8km]




7月13日(日)赤岳・白雲岳
表大雪一日目、銀泉台コースを歩くのは初めてだ。当初の計画では、ここから入り黒岳石室、白雲避難小屋を利用して3日間でぐるっと周ろうとしたが、小屋の混み合う時期、ほぼ3等分して組み替えた。夕べの激しい雷雨は何処へやら、快晴のお花畑、ウコンウツギ、カラマツソウ、エゾウサギギク、アオノツガザクラと高度とともに様相を変えていく。第二花苑、駒草平、第四雪渓は、チングルマ、エゾコザクラ、キバナシャクナゲ、エゾノハクサンイチゲ、エゾノツガザクラ、エゾヒメクワガタが大雪の初夏を彩る。

 赤岳、小泉岳の平坦な砂礫に咲くキバナシオガマ、メアカンキンバイ、ホソバウルップソウ、チシマキンレイカ、タカネスミレ、エゾオヤマノエンドウ、厳しい環境あったればこそ、眼前に広がる大雪の花園はどんな美辞麗句にも勝る光景だ。赤岳付近から天候悪化の兆し、緑岳をパスして白雲岳へ直行する。アオノツガザクラ、エゾノツガザクラ、イワウメ、キバナシャクナゲ、イワヒゲなどなど自生する岩場を越え、北海道第3の標高白雲岳山頂へ。遠来の客にか、雨が上がり、後旭岳、北鎮岳、凌雲岳の裾野が現われ、緑岳方面も薄っすらと。帰路の道すがらも鮮度を増し、咲く花々が呼び止める。行き交うハイカーの歓喜が風に乗って伝ってくる。広大な大雪の自然に喝采、余韻にひたりながら山行を終える。

    白雲岳山頂部


    小泉岳付近から凌雲岳、桂月岳、黒岳、烏帽子岳


   同、北鎮岳、凌雲岳


    アオノツガザクラ


    エゾヒメクワガタ


     イワヒゲ


        イワヒゲ


          タカネスミレ


            ホソバウルップソウ


   キバナシオガマ、背景の山は北鎮岳と凌雲岳


          コマクサ

【行程と時間】
銀泉台ヒュッテ(3:50)→登山道入口(4:00)→第一花苑(4:18)→第二花苑(4:35)→駒草平(4:55)→第四雪渓(5:45)→赤岳(6:00-6:20)→白雲岳(7:20-7:40)→白雲避難小屋分岐(8:00)→小泉分岐(8:18)小泉岳往復して8:25→赤岳(8:45)→第四雪渓(9:02)→駒草平(9:40)→奥の平(9:50)→第二花苑(10:05)→第一花苑(10:18)→銀泉台ヒュッテ(10:46)   合計656

銀泉台から⇒湖畔橋でR273に⇒R39へ入り⇒再び降り出した雨の中を層雲峡へ、[本日の走行距離32.9km]
温泉につかり、2日を夢に駐車場で泊。




7月14日(月)黒岳・北鎮岳・間宮岳・北海岳
天気は上々、朝一のロープウエイ、リフトに乗り継いで七合目、標高をスタート、チシマキンバイ、チシマヒョウタンボク、ウコンウツギ、ミヤマキンポウゲ、カラマツソウ、ハクサンチドリ、チシマフウロを眺めながら高度を稼ぐ。八合目の角に
小さな花にも一つの命、の木片、これも大雪的環境保全の一環なのか、間もなく黒岳山頂着。お鉢の山並みにはもう雲がかかっていた、なんとかもって欲しい。石室への道は高山植物の宝庫、岩場に咲く、チシマキンレイカ、エゾツツジ、メアカンキンバイ、イワブクロ、ヨツバシオガマ、イワヒゲ、エゾノマルバシモツケイワウメ、下ると広大なお花畑が展開する、チングルマ、キバナシャクナゲ、エゾノツガザクラ、エゾコザクラなど大群落をつくっていた、さすが大雪。

 石室から北海道第二の高峰北鎮岳目指してお花畑を左右にお鉢平展望台へ進む、群生するチングルマ、エゾコザクラ、イワヒゲ、点々とヨツバシオガマ、イワツメクサ、ミヤマリンドウ、コマクサ、イワブクロ、メアカンキンバイが彩る。ガスってしまった砂礫の道を辿り北鎮岳へ、雲の切れる兆なし、2戦2敗の山だ。岩場に身を寄せ合うように咲く、イワヒゲ、メアカンキンバイ、エゾノツガザクラ、イワウメ、チングルマの花、短い夏を急ぐように。下って、砂礫の道を中岳へ、小群落をつくるタカネスミレに見とれていたら、お鉢が薄っすら、北鎮岳も見えてきた。中岳温泉の道を分け、登り返すと間宮岳、そして旭岳への分岐点にさしかかる。明日の予定と中岳温泉分岐と旭岳分岐間が重複する。ゆったりとアップダウンを繰り返し北海岳へ、昼時とあって大勢集まっていた。どちらへ散るのだろう、昨日歩いた白雲岳へもここで分岐している。ここから下ると間もなく雨が降ってきた、畜生! 雨を気にしつつ、シャッターを押し続ける。一帯は雪解けが遅く、今を盛りとチシマクモマグサ、クモマユキノシタ、イワブクロ 、エゾノツガザクラ、アオノツガザクラ、チングルマ、エゾコザクラが咲き乱れる。渡渉を繰り返して石室で一周、雨も止んで興奮冷めやらぬ黒岳をあとにする。

  黒岳山頂から白雲岳、北海岳、間宮岳、北鎮岳、凌雲岳


   北海岳



   カラマツソウとチシマヒョウタンボク


          チシマキンバイ


            チシマキンバイ


          エゾツツジ


     チングルマとエゾノツガザクラ


        チングルマとエゾコザクラ


     アオノツガザクラ


     エゾノツガザクラ


         エゾノツガザクラ


       エゾノツガザクラ


        エゾノツガザクラ


       イワブクロ


            チングルマとエゾコザクラ


    チングルマとエゾコザクラ


       イワヒゲ


【行程と時間】
七合目(6:30)→八合目(6:53)→九合目(7:12)→黒岳(7:30-7:40)→黒岳石室(8:13)→お鉢平展望台(9:00)→北鎮岳分岐(9:23)→北鎮岳(9:36-9:52)→北鎮岳分岐(10:00)→中岳分岐(10:27)→間宮岳(10:48)→旭岳分岐(10:53)→北海岳(11:28-11:40)→黒岳石室(12:39)→黒岳(12:56-13:00)→九合目(13:13)→八合目(13:23)→七合目(13:40)  合計710

層雲峡へ戻るとまた激しい雨、温泉で汗を流し旭岳温泉へ向かう。層雲峡R39⇒当麻道の駅左折(駅脇を通る)⇒旭岳温泉
[本日の走行距離106.0km]、駐車場で泊




7月15日(火)旭岳・間宮岳

始発に乗るべく早めに列に並ぶ、9人目でバッチリだ。4時から待っている前8人は、公衆トイレの片隅で寝たとか。今日はロープウエイが10分ほど早く出たので姿見駅6時出発となる。目の前に広がる雄大な光景を眺めながら姿見ノ池へ。荒々しい旭岳の山肌を湖面に映す、さざなみに幻想的な逆さ旭が揺れている。少し進むや、ガスってしまい砂礫の道をひたすら上へ、ニセ金庫岩を過ぎると山頂部の雲が急速に流れ散っていった、間もなく北海道最高峰旭岳山頂着。熊ケ岳、間宮岳、白雲岳、後旭岳、登って来た姿見駅からの尾根が姿を現す、ついている、万々歳の光景だ。砂礫の急斜面を間宮岳目指して下る、雪田を抜け、お花畑に出る。チングルマ、エゾノハクサンイチゲ、タカネスミレ、メアカンキンバイ、エゾノツガザクラ、イワウメ、イワヒゲ、ヨツバシオガマなどなど、今を盛りに美の祭典開催中だった。姿見駅から見た旭岳の荒々しい雄姿が、丸っこい女性的な山体に変っていた。

 お鉢の分岐点に出て、間宮岳から中岳温泉分岐点へ、お鉢の展望は昨日と変らず多少雲あり。北鎮岳を見上げ脳裏に刻み、低いハイマツの道を中岳温泉へ下る。左手に熊ケ岳の崩落斜面、右手に比布岳を見ながら下って中岳温泉へ。多少気にしながら天然温泉を楽しむ。白濁した硫黄泉、山行の途中で入れるなんて、最高な気分。ここから旭岳を背景に、裾野の大スペクタクル、延々と続く一本の小路、短い夏の主役、花花花たちの競演、ここしか見られないスケールと種類、ここを訪れる何人も魅了して止まないだろう。花の季節に歩き、紅葉の季節に歩き、大雪の魅力の一端を垣間見た、次の機会はどんな顔を見せてくれるだろう。夢を抱きながらたった3日の表大雪山行を終わる。


     姿見ノ池から旭岳


   旭岳山頂、姿見駅からの尾根(左)


  旭岳、間宮岳寄りから


    中岳温泉


   旭岳とエゾノツガザクラ、裾合平付近から


            イワウメ


    エゾリュウキンカ


     エゾコザクラ


       エゾイソツツジ


    エゾノツガザクラ


      エゾノツガザクラ


               チングルマとエゾノツガザクラ



【行程と時間】
姿見駅(6:00)→六合目(6:30)→七合目(6:42)→八合目(6:55)→九合目(7:08)→旭岳(7:18-7:35)→旭岳分岐(8:18)→間宮岳(8:22)→中岳分岐(8:37)→中岳温泉(9:00-9:30)→沼の平分岐(10:08)→姿見1.9km道標(10:45-10:55)→姿見駅(11:30)  合計5:30

旭岳温泉をあとに⇒北美瑛でR237⇒富良野から山越えで⇒R452、桂川湖、シュウパロ湖(白銀橋)へ、夕張の温泉につかり給油して再び白銀橋へ⇒ペンケモユウパロ川に沿って登山口へ[本日の走行距離162.9km]駐車場で泊



7月16日(水)夕張岳

花の名山として知られる夕張岳、林道終点を発ち間もなく夕張岳ヒュッテへの道を分け冷水コースに入る。アカエゾマツの造林帯を急登し冷水の沢、前岳の沢通り、間もなく馬の背コースと合流する。更に勾配を増し、岩石がゴロゴロしてくると、アカエゾマツからダケカンバに変る。美しいダケカンバを進むと石原平にでる。緩やかに北東方向に回りこみ、北にP1297、南に前岳が現われると望岳台である。ここから潅木の間を進むと間もなく夕張岳の山頂部が頭を出し、ハイマツが現れ、シナノキンバイ、ムシトリスミレ、グンナイフウロ、ヒオウギアヤメが咲く憩沢に出る。ここから緩やかに進み西方向に変る付近から花々の競演が始まる、夕張岳の見所だ、ガマ岩、ヒョウタン池を通り、吹き通しに出る。ここは砂礫の丘で、ユウバリソウ、ユキバヒゴタイ等固有種の見られるところ、残念ながら前者は終わり、後者はまだ早かった。ここから一登りして夕張岳神社へ、そして北側へまきながら山頂に出る。今の時期、シロウマアサツキ、アズマギクは多かったが、ユウバリコザクラが見当たらなかった。全体的に季節の変わり目だろうか、今回は花が少なかった。
      前岳、憩沢付近から


          前岳、夕張岳山頂付近から


        チングルマ


         エゾウサギギク


       クモマユキノシタ


          ヨツバシオガマ


          アズマギク


           シロウマアサツキ、背景は前岳


    シロウマアサツキとコヒオドシ


                 ダケカンバの道

【行程と時間】
駐車場(3:45)→冷水の沢(4:38)→前岳の沢(4:50)→馬の背コース合流(4:55)→石原平(5:18)→望岳台(5:34)→憩沢(5:55-6:05)→夕張岳(7:44-8:05)→ヒョウタン池(9:00)→ガマ岩(9:02)→前岳湿原入口(9:15)→憩沢(9:25-9:32)→望岳台(9:50)→馬の背コース分岐(10:13)→二の越(10:18→一の越(10:30)→夕張岳ヒュッテ(10:53)→駐車場(11:05)      合計720

林道終点から⇒シューパロ湖⇒夕張⇒追分⇒苫小牧⇒白老へと進み、虎杖浜温泉に宿を取る。室蘭在住当時の知人S氏と久々のひと時、心身健康、まだ現役で活躍中とのこと、安堵する。




7月17日(木) 本日の山行はなし。車の土を払って、室蘭の宅にA氏を訪ねる、3年ぶりになる。氏は、ウオーキング、短歌、市の観光ガイド、鳴り砂の会、写真等など相変わらず幅広くご活躍、感服の限り、見習いたい御人である。歓談のあと、米国がサミットの時使用したという登別温泉のホテルをとって頂き、ご夫妻と同泊、温泉三昧、積もる話を遅くまで。一日中強い雨が窓越しに降っていた。

本日の走行:白老(虎杖浜温泉)⇒室蘭⇒登別温泉




7月18日(金) 地獄谷散策
久しぶりに地獄谷を散策、昨日雨でなかったら大湯沼から天然の足湯に入って・・と予定だったとか、温泉街では道路の改良や間欠泉が復活されイメージアップを図っている様子、朝食をとりご夫妻に見送られて登別温泉をあとに羊諦山登山口へ。
    
     地獄谷、登別温泉

 
    地獄谷、登別温泉

  
       ノリウツギ             ホテル前で今盛りのアメリカハナミズキ

  
                      温泉街散策


登別温泉⇒虻田⇒喜茂別⇒京極⇒倶知安⇒比羅夫 [夕張岳登山口〜羊諦山登山口、走行距離272.7km]


後志羊諦山
支笏洞爺国立公園の一角にある後志羊諦山(シリベシやま)、通称羊諦山(えぞ富士)は、北海道の屋根と言われる大雪と並んで北海道のシンボル的な山である。典型的なコニーデ型をしており、富士山そっくりである。
今回は比羅夫コースから山頂を往復する。泥濘んだ道沿いに咲くエゾアジサイを眺めながら道を拾って歩く。風穴を過ぎると2合目、ニセコアンヌプリが雲間にかろうじて現われる、6合目付近でハイマツ帯に入る。7合目を過ぎると天気は時々曇ってきた、眺望なし。8合目を過ぎると、下界が見えてくるが、雲多し。岩間にイワブクロの花を見ると間もなく9合目に出る。山頂に最短距離で向かうルートをとる。北山の南で外輪山に出て、母釜と子釜の北側を通り、父釜の北側外壁を進むと三角点に、間もなく最高点後志羊諦山山頂に到着する。

 山頂を出ようとしたら突然の雨、急いで雨具をつけると止んでしまったが、上空は雨雲にすっかり被われていた。9合目付近からまた雨、ただ足元を見ながら下るのみ、2合目で雨が上がって間もなくゴール。避難小屋とお鉢をパスしたので花少なく、曇天下眺望もイマイチであったが、私にとって羊諦は特別の山、十分である。


      羊諦山火口



    山頂部、火口壁から


   羊諦山火口、山頂から


   エゾアジサイ


     クルマユリ


        イワブクロ


           ウメバチソウ


             メアカンキンバイ


              コケモモ


                                イワギキョウ


【行程と時間】
登山口(9:40)→風穴(10:05)→2合目(10:17)→3合目(10:31)→4合目(10:44)→5合目(11:05-11:10→6合目(11:29)→7合目(12:19)→9合目(12:19)→外輪山(12:40)→三角点(13:00)→羊諦山(13:07-13:30→外輪山を下る(13:53)→ヒラフ&避難小屋分岐(14:02)→9合目(14:05)→8合目(14:12)→7合目(14:24)→6合目(14:40)→2合目(15:38)→登山口(16:00)  合計6:20

比羅夫⇒倶知安⇒京極⇒喜茂別⇒支笏湖⇒樽前林道分岐→林道終点[走行距離98.5km]  駐車場で泊




7月19日(土)風不死岳(ふっぷしだけ)・樽前山
 北海道最終日、支笏湖南の風不死岳(ふっぷしだけ)・樽前山を目指す。七合目の林道終点の駐車場、ここが今日の出発点となる。濃い霧に包まれた一帯、入口付近から砂礫の道に出るまで、たっぷり水分を含んだ低木と草に悩まされ、雨具を着込む。
樽前山の北東側の裾を巻くように砂礫の道を進む、徐々に勾配を増し、2,3起伏を乗り越え溶岩流の姿を残す大きな岩を越えると風不死岳分岐に着く。右手に入りしばらく歩くと、風不死岳登山口に着く、大きな岩の脇をよじ登り、2つほどピークを越えると風不死岳に着く。山頂の眺望を期待したが、回復の兆なし、風不死岳登山口へ戻り、樽前山方向に進んで、P932へ、ここも霧の中。鞍部に出て少々登り返して、外輪山の直下を巻くように進み、樽前山の東山へ。そのまま進んで鋭角に下り、沢山のハイカーと交わしながら、砂礫の道を出発点の七合目登山口に戻る。風不死岳の眺望は2敗、またいつか見たいものよ。

    樽前山の東山


       七合目登山口


       ヒカゲノカズラ 


        イワギキョウ


             コメツツジ


          イワブクロ


      七合目の案内板


【行程と時間】
七合目(4:50)→風不死岳分岐(5:30)→風不死登山口(6:00)→風不死岳(7:10-7:40)→風不死登山口(8:38)→P9329:07-9:15)→東山・西山分岐(9:30)→東山(9:58)→七合目(10:23)  合計533 [総山行時間46時間36] 

樽前林道終点⇒苫小牧港[走行距離32.4km]      [道内総走行距離1016.2km]

これで全ての日程を終わり、苫小牧港へ。

     ノハナショウブ、苫小牧に向かう道路わきで


      苫小牧港、フェリーから

  
     出港                             岸壁を離れる、見送る人一人


7月20日(日)
 習慣づいたのか早起きしてしまった、北海道へ向かう船だろうか?すれ違う。トドケ崎付近を通過しているようで大洗まで10時間を切った。この北海道山行を振り返る、終わってみれば天候はイマイチだったが、見るものは見た、知人にも会えた、大満足である。・・・・・・、同部屋の諸氏もそれぞれの北海道を満喫したようだった。往路の船で会った50ccバイクのオッサン、どうしたろうか。定刻入港、大きな土産を脳裏に家路につく。[大洗港から小宅まで125.0km]
  
 トドケ崎付近を通過              着いた! 大洗港


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