sub3-337-2
鑓ケ岳→小日向のコル→猿倉 猿倉→白馬岳(ページTOP)へ 白馬岳→杓子岳→鑓ケ岳へ
礫の斜面を少し下ると、稜線から白馬三山が見えるポイントがある。ここから見る眺望が素晴らしい。白馬岳、杓子岳、右に鑓ケ岳、奥に頸城山塊〜浅間山、稜線からの見納めだろう。更に下って振向けば、鑓ケ岳は礫の山、大きさを比較しなかったら、まるで砂利屋さんの雰囲気だ。“鑓と槍”、どこに“ヤリ”を思わせるものがあるのだろう、11:50大出原分岐点。
鑓ケ岳を南に少し下った所から、白馬岳、杓子岳、右に鑓ケ岳、奥に頸城山塊〜浅間山
小石を敷き詰めたような斜面 振向いて鑓ケ岳山頂部
前方に唐松岳、五竜岳、鹿島槍ガ岳 下方にはガスが・・・
大出原分岐 分岐付近から鑓ケ岳
礫の稜線から一歩踏み出すと、東斜面にはお花畑が広がっていた。テガタチドリが満開であった。下る急斜面には、高山植物の代表、チングルマとミヤマキンバイが島状に花を咲かせていた。大出原に入ると、一面のチングルマ、と言っても過言ではない、斜面に良く群落をつくったものだ、ところどころに色鮮やかなハクサンコザクラの小群落、これも真っ盛り。監視員が2人いて、お花畑の立入を見張っているようだった。本当に今日はラッキーだ、時をかえて来ればまた別の花が迎えてくれるだろう。
テガタチドリ
ハクサンコザクラとチングルマ
ハクサンコザクラとチングルマ
大出原のお花畑
テガタチドリ タカネヤハズハハコ
ウルップソウ ミヤマキンバイ
チングルマ チングルマ
チングルマ、草塊を中心に ハクサンコザクラ
小さな湿原から山頂部を見上げ、鎖場を下って、草原の花を見ながら鑓温泉に下る、13:09。ここで一風呂つかりたいところだが、堪えて先に進む。でも、気になり振向いて露天風呂をわき目で。稜線の分岐点から下っている人に10人ほど会っただろうか、ここからは温泉に今宵泊まろうとする方たちに大勢会う、団体が多い。雪渓で会った高校生は20人ほどいた。杓子沢を今度は下から眺め、まわり込んで小日向のコルに出る、14:44。
鑓ケ岳山頂部?を見上げる 鎖場を下って
冷たい流れを渡り ニッコウキスゲの咲く斜面を下ると
鑓温泉がすぐそこに 切り立った岩場はガスの中
雪渓を渡る 20人ほどの高校生のGrに会う
ニッコウキスゲ ウツボグサ
マルバダケブキ メタカラコウ
杓子沢を渡る ポッカリあいた雪渓、夏道は上に
杓子沢
杓子沢の真中付近 上部に滝が・・・
杓子沢付近から山並みを
回り込んで杓子沢を撮る 小日向のコル、小さいミズバショウに囲まれた池塘あり
コル手前の草原で満開のシナノナデシコ 同、ギボウシ
同、クガイソウ 同、シモツケソウ
オニアザミ エゾシオガマ
標識のある場所は視界がないが、少し進と樹林の間に、白馬三山の姿を眺められる。ここから見る鑓ケ岳の山頂部、尖って天を突くようだ。雲に多少遮られたが、白馬三山を眺められたのは幸い。
小日向のコルを越えたポイントから、白馬三山、左から鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳
個々に、鑓ケ岳 杓子岳
ガスがかかってしまったが、白馬岳 鑓温泉登山口
小日向のコルからが長かった、時間にしたら猿倉まで1時間15分ほど、道も濡れた石と泥濘で歩きにくい、距離も長いようだ。会う人は口々にまだか、まだか、あとどれくらいか、と言っていた。15:50、林道へ、16:00猿倉駐車場について予定通りのコースを完歩した。総所要時間は、12時間28分、お天気に恵まれ、花も予想以上、収穫の多かった山行を終えた。
猿倉→白馬岳(ページTOP)へ 白馬岳→杓子岳→鑓ケ岳へ
|