★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-232 日光白根山 |
山行日 2005年11月8日 晴れ 単独 コース 菅沼登山口→弥陀ケ池→日光白根山→避難小屋→前白根山→五色山→弥陀ケ池→菅沼登山口 先週上州武尊山から東の方向、群馬栃木の県境尾根を眺めて、一際目立つ日光白根山、急に思い立ち、天気も大丈夫そうなので出かける。イロハ坂へ14:00過ぎにさしかかる、渋滞。何だろう、週末でもないのになあ? 紅葉見物? 工事? 1時間半かかってやっと中禅寺湖畔に、ミゾレの降る金精道路を通り、菅沼登山口へ。19時過ぎに1台、5時頃1台、本日のアサイチは計3台、天気は晴れ、東の方向には雲あり、5時50分一番にスタートを切る。 昨晩は冷え込まず、時々雨が車を叩いていた、4時過ぎには星が雲間に見え、今は上空は真っ青、道端の笹の葉には少し雪が残っている。平坦な林を抜け、山道に入ると白さを増してくる。見渡す県境の尾根は白く、期待した霧氷が見られそうだ。40分ほど歩くと、視界が開け、温泉ケ岳だろうか、山頂部が薄赤い雲をかぶっていた。再び、シラビソとコメツガのうっそうとした樹林帯の中を急登する。6:56、弥陀ケ池0.9km、菅沼2kmの道標を過ぎると森の中に日が指し、ダケカンバの霧氷だろうか、雪だろうか、キラキラと輝いていた。 上空は真っ青、雲がとれて日がさすだろう 登山道の雪、40分ほど歩いた所で1cmほど 弥陀ケ池に近づくと、ダケカンバがキラキラと輝く、雪かな霧氷かな シラビソの幼木 弥陀ケ池の東側、この辺で積雪1,2cm 東に回りこんで、緩やかに座禅山をトラバースする、積雪は1、2cmほど、7:17ひっそりと静まり返った弥陀ケ池に出る。青空の下、真っ白い日光白根山が、朝の輝きで迎える。小波に白い雄姿もゆらぎがち、木道に靴跡をつけて、西側の広場へ、見上げる山頂の輝きが、足を駆り立てる。 弥陀ケ池から日光白根山 弥陀ケ池から日光白根山 弥陀ケ池から日光白根山 弥陀ケ池西側分岐点から日光白根山 西側で五色沼方面へのルートを分け、ダケカンバの間を通りハクサンシャクナゲの群生地に入る。樹林帯を抜けて強風の吹きぬける場所である、道も凍結している上に積もった雪で滑りやすい。ここで、早めであるが、防寒具、アイゼンをつけ、手袋を皮手に替えて進むが、気温が急激に下がっているのを手足に感じる。コースが岩場の間に入り、風が静かになり、眼下に見る雪景色に助けられ、手足の冷たさも何時の間にか忘れてしまった。 霧氷のトリコになっちゃって、枯草の間をジグザグしながら進む、赤い実はナナカマド 燧ケ岳遠望、ちょっと灰色の雲で見えにくい 同、至仏山 この辺から急激に気温が下がる 眼下に弥陀ケ池 太郎山、女峰山、男体山が頭を出す 凍てつく枯草 弥陀ケ池も一段と下に 女峰山を五色山の右手に 張出した岩場を抜けると、再び吹きざらしの尾根に出る。うっすらと、上州武尊山、至仏山、越後駒ヶ岳付近、燧ケ岳、会津駒ヶ岳を遠望する。時々吹く強風を受けながら、進むと間もなく道標のある北東のピークに出て、一旦下って直下の岩場を這い上がると日光白根山山頂である、8:27着。 岩場を直登すると眼下に丸沼、燧ケ岳が薄い雲の中に 先週歩いた上州武尊山もうっすら 間もなく白根山山頂が見える 山頂直下の岩場 直下から太郎山、女峰山、大真名子山、男体山 残念ながら360度の大展望は、薄い雲に遮られてしまっているが、下界の紅葉(茶色にしか見えないが)、見渡す白い山並み、真っ青な空、初冬の雪景色は素晴らしい。北側に、上州武尊山、至仏山、越後駒ヶ岳付近、燧ケ岳、会津駒ヶ岳の山々、東に太郎山、女峰山、小真名子山、大真名子山、男体山、半月山、社山、黒桧岳、皇海山、錫ケ岳と足尾の山塊、どの山も雪はこれからのようだ、吹く風は痛く、8:40山頂をあとにする。 日光白根山山頂2577.6m 燧ケ岳遠望 太郎山、女峰山、小真名子山、大真名子山、男体山と中禅寺湖 前白根山と五色沼、後ろは太郎山、女峰山、小真名子山〜男体山 先週歩いた上州武尊山 錫ケ岳、赤城山遠望 ちょっと南西に下り白根山神社へ、ここから緩やかに南南西に進む。遠ざかっていく山頂部を振向きながらカメラに、眼下には緑色の五色沼、五色沼を取り巻く五色山、前白根山を眺めながら下る。アイゼンを付けたままで、適当に雪と砂礫に噛んで調子がいい。山並みは、この強い日差しに雪の白さを失いつつある、霧氷のバケカンバの樹林に入り、避難小屋着9:13。 ちょっと南西に下り白根山神社 南から白根山山頂部の岩場 同、女峰山〜男体山 平坦な地を東に進む 逆光に見る中禅寺湖 同、白根山山頂部 同、眼下に五色沼と五色山 ダケカンバの樹林帯が近づくと霧氷の花が、再び 避難小屋から東に登り返して、9:29白錫尾根に、この方向から眺める白根山は、雪の影響でコントラストが強いせいだろうか、亀裂が大きく深く見える。前白根山直下までは、360度眺めながらの尾根歩きといった感じ、最後に砂礫の急登があり前白根山山頂に着く、9:55小休止15分。 避難小屋付近から日光白根山 白錫尾根から中禅寺湖 同、前白根山 同、日光白根山 同、前白根への登山道 霧氷は落ち、冬枯れの草が林立する 真っ赤なナナカマドの実が秋の終わりをのぞかせる 日光白根山、五色沼、五色山のパノラマ、雪も大分とけて 山頂部の亀裂が目立たなくなり、かわって右上の岩場が目立つ 前白根山山頂付近から白錫尾根の山並と日光白根山 前白根山山頂 白錫尾根 前白根山東側の霧氷、太郎山、女峰山、大真名子山 同じく、前白根山東側の霧氷、太郎山、女峰山、大真名子山、男体山 同じく、前白根山東側の霧氷、五色山方向 前白根山山頂を出ると、左手に日光白根山、下に五色沼、前方に五色山、右に太郎山、女峰山、大真名子山、男体山を、振向いて前白根山、白鈴尾根と大展望の尾根歩きが続く。西側の日光白根山と五色沼の景観もいいが、東側に広がる日光連山と戦場ヶ原と湯ノ湖、これもスケールの大きい感動ものだ。こちらを大きく回り込むのも、この展望にひかれるからだ、10:38五色山山頂着。 前白根山から五色山まで展望コースがはじまる、日光連山と戦場ヶ原、振向けば白錫の尾根 西側には、白錫尾根、日光白根山、五色沼、前方に五色山が広がる 日光白根山と五色沼、この方向もなかなかお見事 日光連山と戦場ヶ原、湯ノ湖 前白根山を振向く 五色山山頂付近から日光白根山と五色沼 同、日光連山と戦場ヶ原 五色山山頂 金精峠方向の分岐点 五色山を北方向に下ると、至仏山と燧ケ岳が顔を出す、若干朝方に比べると視界が良くなったよう。白根山の山頂部も形をガラッと変え、馬蹄形の山頂の岩場が変に目立つ、滑り落ちそうだ(ちょとオーバーな話)。もうすっかり五色山の西斜面には雪がなくなってしまった。この辺でアイゼンを外し、夏山+毛糸のチョッキとなる(白根山からの下りはアイゼンの必要性はなかった)。 五色山山頂付近から日光白根山 同、燧ケ岳遠望 五色山山頂付近から日光白根山のパノラマ 同、燧ケ岳遠望 同、至仏山遠望 西に下って樹林帯の手前から日光白根山のパノラマ 五色沼への分岐点から日光白根山 樹林帯の平坦部から日光白根山、右の赤い実はナナカマド 座禅山とナナカマドの実 弥陀ケ池、雪もすっかり融けてしまった 真っ赤なナナカマド、見応えがありました この景色を見て30分ほどで菅沼登山口へ戻る 樹林帯を抜けて、10:58一周して弥陀ケ池へ戻る。もう、今朝の白さはない、泥濘んだ道だけが名残の証しである。弥陀ケ池からは往路をゆっくりと歩く。登山道には10人ほど往復したと思われる踏み跡が雪の上に残されていた。どこを、どう歩いたのだろうか、途中では誰にも会わなかった、ということはスタート1番、戻りがラストだろうか、そんなことどうでも良い、今日の景色は、しばらくあとをひくだろうな。12:35菅沼登山口着。総所要時間は、6時間45分、久々の日光白根山山行であった。 |
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