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半月山・社山

山行日
    2007年9月8日    晴れ    単独

コース 概略図はこちら
    歌ケ浜駐車場→狸窪→半月峠→半月山→半月峠→阿世潟峠→社山→阿世潟峠→阿世潟→狸窪→歌ケ浜駐車場

 台風一過の快晴を期待して、女峰山を歩こうとR122を走る。水沼駅の手前で、沼田方面の県道へわけのわからないまま、迂回させられる。赤城利平茶屋森林公園の入口手前で案内人の指示で右折、真っ暗な山道をクニャクニャ走りまた案内人、またしばらく廻って案内人、夜間なのでどう走ったか方向感覚もないまま旧黒保根村役場の交差点でR122に出た。通常ならばたかが1km強を8kmほど山中をさまよった感じ、台風の被害なんだろうか。あとは、順調に走行し、戦場ヶ原を過ぎ光徳方面に右折、志津林道へ右折しようとしたら、台風のため通行止め、他から回り込むことを考えたが、同じことだろう、と女峰山山行をあきらめる。この際、半月山と社山を歩こうか、となり歌ケ浜へ向う。

 歌ケ浜駐車場には、土曜日でもあり20,30台あり、5:53霧が漂う中禅寺湖畔を右手に発つ。林道には台風の影響と思われる、葉っぱや土砂の流出跡や林中には土砂崩れや折れた樹木の散乱等あちこちに見えた。狸窪を出て半月方面の登山道に入る。まず、入口付近が川と化している。大雨があれば、地形的には不思議ではないが、今日は異常だろう。到る所で登山道を水が流れ、避けながら歩く。流れた痕跡からすると、もし歩いていたら、かなり恐怖を感じただろう。道標の狸窪600mを通過すると、水量は減る。しかし、峠の500mほど手前だったろうか、地下でゴウゴウと流れている音を耳にした、6:29半月峠1580m着。
  
  霧間から男体山                      土砂崩れ、林道脇の斜面

  
  道路一面に、ちぎられた葉っぱ              狸窪の半月峠入口

  
                      登山道は、所々で川と化していた

  
  狸窪から700mほど進んだ所で男体山と日光白根山、中禅寺湖は雲海に包まれていた

 峠から南側の眺望が素晴らしい、岩場の露出した松木沢の南斜面の向こうに、袈裟丸連峰、庚申山、鋸山、皇海山が一望できる。露をたっぷり含んだ笹の道を上がると、潅木帯となり、間もなく、社山、黒桧岳、錫ケ岳、日光白根山、前白根山が顔を出す。再びコメツガの樹林に入り半月山展望台1720mに出る、7:38-8:00。今の時期は、夏山で全体が青っぽく見えるが、山頂部に雪が残る頃、素晴らしい眺望を楽しめるところ。半月駐車場から20、30分程度の所である。ここから5分ほどでコメツガに囲まれた山頂1753.1mに出る、8:05。
  
  枯れ木が倒れ、下をくぐる                間もなく半月峠、袈裟丸連峰&皇海山

  
  社山&黒桧岳(奥)                    錫ケ岳、日光白根山、前白根山


中央に社山&黒桧岳、奥に袈裟丸山〜温泉ケ岳

  
                        半月山展望台手前で男体山

  
  半月山展望台1720mから男体山と中禅寺湖、八丁出島  同、日光白根山、温泉ケ岳、於呂倶羅山、山王帽子山

  
社山&黒桧岳、右奥は錫ケ岳         色づき始めたナナカマドと錫ケ岳、日光白根山、前白根山


   黒桧岳〜男体山

  
 鋸山(左)と皇海山、手前の岩場の下が松木沢         半月山山頂1753m

 戻って展望台8:10、半月峠8:25、70mほど登り返してP1655、ここから150mほど下って、小さいピークを越えると阿世潟峠1417mに出る、9:00。ここからアンテナのあるピークまで150mほどカラマツと潅木の間の尾根を歩く、残雪期に歩いた時、鹿に食い尽くされた笹が見事甦っていたのにはビックリ、強いものですね、9:16アンテナのあるピーク。ここと少し下って上り返したP1567もコースとしては、素晴らしいビューポイントである。
  
  阿世潟峠付近から男体山                 阿世潟峠1417m

  
  甦った笹ノ尾根筋                      社山、左の丸っこいのが山頂

 P1567を越え、250mほど一気に上がる、社山が尖って見える山頂部の上りである。山並と湖を楽しみながら、ゆっくり歩きたい道である、9:55社山1826.6m着。山頂は南〜東方向は開けているが、北は一部、西は樹林で見えない。しかし、ちょっと西へ50mほど進と素晴らしい眺望が見られる。この山頂も訪れるハイカーが年々増え、四季を通して歩かれているようだ。今の時期、花はなく、紅葉にはまだ早い、でも登りで3人、下りで15人ほど阿世潟までに会った。

   山頂少し手前から、中禅寺湖と山王帽子山、太郎山、男体山、右が半月山

  
  花崗岩の細い尾根の向こうが社山山頂          山頂から半月山

  
                       社山山頂、後ろが男体山 

  
  山頂から、黒桧岳&延びる尾根             同、錫ケ岳〜日光白根山

  
    同、南方向    下が足尾             袈裟丸方面は雲に覆われてしまった

  
                        下山時、中善寺湖

  
  同、戦場ヶ原と中禅寺湖                  半月山

  
                 阿世潟峠を下ると左手の沢に大雨の爪痕

  
                 阿世潟、水はひいているが木の根が洗われて・・・

 10:15下りにつく、10:48阿世潟峠、台風の爪痕らしき沢筋を見て、11:00阿世潟着、湖に糸をたらし湖面をじっと見入る釣人、静かな湖畔を見ながら狸窪11:24、ここで一周、あとは今朝歩いた道を戻る。砥沢まで戻ると、周辺を散策する大勢の人たちに会う、さすが“奥日光”である。
  
台風一過、  阿世潟、静かな湖畔で釣人                砥沢、湖畔の散策でしょうか

 11:55、歌ケ浜駐車場(ほぼ満車)に戻る、総所要時間は、6時間2分、目的外の山行を終えた。台風一過、紺碧の空を期待したが、ハズレ、でも半月山展望台の眺望は素晴らしかった。脳ミソの劣化が進む中、冬季に歩くには、夏期の山並を体で覚えておく必要がある。こう考えると、目的外で歩いた本日の山行が、重要な意味を持つと思う、多分。


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