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三国山・大源太山・平標山・仙ノ倉山

山行日
    2008年6月10日   晴れ   単独

コース
    三国トンネル新潟側入口→三国山→大源太山→平標山乃家→平標山→仙ノ倉山→平標山→松手山→平標山登山口バス停

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    三国トンネル新潟側入口〜三国山
   三国山〜大源太山分岐  分岐点から大源太山往復  
    大源太山分岐から平標山  平標山⇔仙ノ倉山  平標山〜平標山登山口バス停


三国トンネル新潟側入口〜三国山
 久しぶりに高気圧に被われるとか、チャンス到来である。コース?、パッキング? と慌ただしく準備、R17を走って三国トンネルを抜けた所、三国峠入口で仮眠、3:40スタートする。薄明るくなったとはいえ、登山道は樹林帯なのでヘッドランプを使用する。結構な急坂で朝一には、ちょっと利く、ヤブの中から聞こえてくるホトトギスとウグイスの声にもくもくと高度を稼ぐ。15分ほどで消灯、4:00三国峠着。ここに御阪三社神社という社がある、上野赤城明神、信濃諏訪明神、越後弥彦明神を祀り、上野国、信濃国、越後国の国境とした神社のようである。ここから更に勾配を増す、木段が断続している、夕べの雨で登山道に被さった笹がたっぷり水を含んでいる、露をストックで払いながら、山並みを見渡しながら進む。振り向いては稲包山、白砂山、苗場山を見ながらカタコトさせ木段を一段ずつ上がる。立ち止まっては咲き始めたヤマツツジを、ニッコウキスゲの蕾はこれから、ウラジロヨウラクの蕾はまだ緑色である。三国山の巻き道を左に分けると、眠気眼のシラネアオイが顔を出す、雨に打たれて、夕べは良く寝られなかったのだ、と言っているよう、4:45三国山1636.4m山頂着。
  
 三国峠にある三社神社                    峠から三国山を仰ぐ

  
   この奥は露払いをしながら通過               振り向けば鉄塔の右に稲包山

  
  浅間山遠望                           断続する長ーい木段

  
                           眠気眼のシラネアオイ


   明けゆく苗場山、下は浅貝のホテル

  
     苗場山が朝日を浴びて                三国山山頂

  
   皇海山と袈裟丸山遠望                   赤城山遠望

  
   子持山、小野子山遠望                   榛名山遠望

  
     浅間山遠望                         白砂山、忠次郎山、上ノ倉山





三国山〜大源太山分岐   ページTOPへ
 登山道は山頂から少し戻り、北方向に進む。ムラサキヤシオが見頃である。鮮やかな上に朝日に照らされて赤みがかっている。苗場山、平標山、仙ノ倉山を見ながら、周辺の山並みの変化を楽しみながら、緩い起伏を楽しめるコースである。足元では、シラネアオイが点々と咲いて歓迎してくれる、ねむい目をこすりながら、燦々と日を浴びながら。6:12、三角山で浅貝からの道を合せ、小さく下って登り返すと間もなく大源太山の分岐点である、6:28。
  
   ムラサキヤシオと平標山、仙ノ倉山                同、苗場山

  
   タムシバの残り花と三国山                日差しを浴びて、いくらか目をさましてくれた

  
    谷川岳とムラサキヤシオ                 まだこちらはビショビショ


      ムラサキヤシオと平標山、仙ノ倉山、大源太山(手前右)


   アズマシャクナゲと平標山、仙ノ倉山、大源太山

  
   平標山までの稜線を見通す               吾妻耶山と皇海山、袈裟丸山遠望、

  
     苗場山が近づいた感じ                  大源太山も近づいた


  新緑のまぶしいダケカンバの道

  
   三角山直下                        右奥の大源太山、雪渓もクッキリと


                    同、三角山と大源太山

  
   振り向けば三国山(平らに見える)           イワカガミもここまで登ると咲きたてって感じ

  
                      三角山南斜面のシラネアオイ、まだ咲きたてのようです

  
サラサドウダンは色づいてますがこれから開花です     三角山山頂、稜線から浅貝への最短k距離のようです

  
  大源太山の上りにかかります             上州武尊山、日光連山、皇海山、袈裟丸山遠望

  
  オオカメノキと苗場山                     シラネアオイ、日差しを浴びてしっかりと

  
  ダケカンバの緩い上りにはいる              三角山を南に、間もなく大源太山への分岐点に




分岐点から大源太山往復    ページTOPへ
 ダケカンバの山腹をトラバースして、少々雪の残る沢を横切り、一登りすると潅木に被われた平坦な山頂部に出る。ムラサキヤシオ、ミネザクラが咲きほころび、アズマシャクナゲの残り花もしっかりしていた、南側に回り浅間山、榛名山、赤城山を遠望、緩やかに進むとぱっと視界が開けて、谷川連峰が一望できる、その圧巻に感動する一瞬である、大源山山1764.1m山頂着6:42。小休止して往路を戻る、7:00分岐点に戻る。
  
  アズマシャクナゲと平標山                 ムラサキヤシオと苗場山

  
    ミネザクラ                         シラネアオイ


             平標山、仙ノ倉山、エビス大黒ノ頭、万太郎山、谷川岳

  
    大源太山山頂1764.1m                エビス大黒ノ頭、万太郎山、谷川岳

  
   上州武尊山、日光連山遠望                吾妻耶山、赤城山遠望

  
    子持山、小野子山、榛名山遠望             浅間山遠望

  
  白砂山、忠次郎山方面の山並み            万太郎山&谷川岳


    谷川連峰最高峰、仙ノ倉山2026.2m


   一際急峻な岩峰、エビス大黒ノ頭1888m





大源太山分岐から平標山   ページTOPへ
 分岐点を出ると、ダケカンバとブナの間を登山道が抜ける。起伏が小さく、東面は眺望が利いて、高山植物を堪能しながら、谷川連峰を見ながら散策出来る贅沢なコースである。しかも平標山乃家までは静かなウオーキングができるでしょう、ブナ特有の芽吹いた赤みがかった縁の幼葉は、思わず触ってみたくなる。イワカガミ、ミツバオーレン、ツバメオモト、キスミレ、シラネアオイ、ミヤマキンバイの咲く道である、平標山乃家着7:44。平標山乃家からの木段が意外ときつい、時々ドカッと腰を降ろし、大源太山、三国山を振り返るも良し、道脇の湿原が動き始めたばかり、彩られるのも近いだろう、踏ん張って8:25平標山1983.7m着。
  
   大源太山分岐点                      ブナの幼葉

  
                   芽吹こうとするブナの幼木越しに平標山と仙ノ倉山

  
 樹林帯を抜け潅木の道を小さくアップダウンする、平標山と仙ノ倉山

  
  登山道に沿って、谷川連峰の峰々が交差する       葉も花も真っ赤なイワカガミ


   平標山、仙ノ倉山、エビス大黒ノ頭を見ながらゆったりしたハイク


   平標山とアズマシャクナゲ、オオカメノキ

  
  シャクナゲとオオカメノキ                  ミツバオーレン

  
    シラネアオイ、笹と共存?                  ツバメオモト


   シラネアオイ

  
    キスミレ                         オニゼンマイだろうか


   ムラサキヤシオと仙ノ倉山

  
  シャクナゲの終わり花                     オオカメノキと平標山、平標山乃家付近

  
  いよいよ平標山最後の登り            木段が意外ときつい、一休みして大源太山、三国山を振り返る

  
   ミネザクラ、シャクナゲの点々と咲く道を一踏ん張りするとほどなく平標山山頂に着く





平標山⇔仙ノ倉山   ページTOPへ
平標山の山頂で眺望を楽しみ、乱れた呼吸を整える、山頂には誰も居ない、平標山乃家から見えていた2名はすでにお花畑へ下っていった。これから昼時目指して大勢集まるのだろう。木段を下りきると、ミヤマキンバイ、ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、ミネズオウが咲き始めていた。しかし、柵に沿っては、なかなか写真になるようなものがない、手を伸ばしてもない、ガマンどころの花を撮って先へ進む、シャクナゲ、ミネザクラが加わる、ハクサンイチゲの花も数を増す。花とバックを気にしながら、小ピークを巻き、越えて9:20谷川連峰の最高峰、仙ノ倉山2026.2m着。小休止、残念ながら薄いモヤがかかってきた、視界はあるが、写真では鮮明さを欠く、隣のエビス大黒ノ頭は省略して引き返すことにする、平標山山頂10:12着。予想通りというか、お花畑を過ぎ平標山の上りにかかるころから続々と向かってくる、山頂へ戻るまでに20人ほど会った、これが季節がら普通なのでしょう。
  
   平標山山頂                        山頂から苗場山

  
  巻機山周辺遠望                       茂倉岳、一ノ倉岳、谷川岳、後ろに燧ケ岳&至仏山


                    お花畑となる仙ノ倉山への道、山頂は左から2番目

【咲きたてのハクサンコザクラ】
  

  

【これも咲きたてのハクサンイチゲとミヤマキンバイ(注 文末参照)】
  

  



【ミネズオウ】


【ハクサンイチゲと苗場山、平標山(手前)】


【ミネザクラ】
  

  

  



【アズマシャクナゲ】
  

【両ピーク間から平標山】
  

【両ピーク間から仙ノ倉山】
  

【仙ノ倉山山頂の眺望】

 巻機山〜谷川岳〜榛名山        画面クリック拡大(プラウザで戻って下さい)

  
 巻機山遠望                              茂倉岳、一ノ倉岳、谷川岳

  
   上州武尊山遠望                       皇海山&袈裟丸山遠望


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平標山〜平標山登山口バス停
 山頂を後に苗場山、松手山をほぼ正面に見ながら下る。ミネザクラ、オオカメノキ、アズマシャクナゲが見頃だ、ハクサンイチゲもこの斜面では花が進み、斜面にちょっとした群落を作っている。次々と登って来るハイカー、「あと何分で・・・」と聞かれても、「下ってくるのに・・・・」で納得してもらった、11:08松手山山頂1613.6m着。小休止をはじめて、バスの時刻表を見た。12:14発の浅貝方面行きがある、休憩を止めて歩き出す。1時間あるから、それほどとばさなくても間に合うと思う。歩き出して間もなく平坦な笹道に出る、ガサゴソ大きな音を立て跳ねて逃げていく動物の音を耳にした、カモシカかな、何だろう、熊ではないだろう。電力鉄塔11:25通過、ブナの急坂を下って、11:55道路へ、丁度12:00バス停に着いた。

  ミネザクラと苗場山     苗場山、松手山をほぼ正面に見ながら下る、下る

【尾根のアズマシャクナゲは五分咲き程度】
  



【ハクサンイチゲの群落が出来ていた】


  

  


【苗場山を背景に2点】
  
   オオカメノキ                         立ち枯れのハイマツ?

  
 ここまで下ると松手山は近い                 ミツバオーレンが登山道沿いに点々と

  
    ムラサキヤシオもブッシュの中で           オオカメノキと下ってきた尾根突端

  
    松手山山頂                       山頂から平標山、右の尖った所が山頂

  
 ブナ、ダケカンバ、カエデの樹林帯を下る          鉄塔に出る

  
   ヤマツツジが咲き出していた               ヤナギの花も

  
     アカモノの花                       フデリンドウ

ここまでの総所要時間は、8時間20分、平標山の花は期待してなかっただけに感動した。あと、1週間もすれば花々が競ってお花畑を飾るだろう。その時また歩きたい。バス停からは、シューズを履き替えて、浅貝上まで乗って、沿道に咲くタニウツギを見ながら、ここから30分ほど国道を歩いて車まで戻った。

注) 画像で見る小葉の様子からミヤマキンバイと思いますが細部まで確認してません。
   他にキジムシロ、エチゴキジムシロが考えられますので、次回確認する予定です。

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