気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-372
仙人ケ岳・赤雪山(足利の山)

山行日
    2008年2月28日   晴れ   単独

コース 概略図はこちら
    松田川ダム駐車場→猪子トンネル→小俣町白葉→白葉峠→仙人ケ岳→P623→赤雪山→達磨杉峠→(長石林道)
    →松田川ダム駐車場

 “風にも負けず・・・”、と道路を12kmほど入れて、仙人ケ岳一回りの山行となった。どう回るかは、時の気分、松田川ダム下の駐車場を6:20出発する、朝日に照らされた、山並み(山火事跡付近)がダム堰堤の上に頭を出していた。栃木県の県道219号線を南下、6:37松田町湯ノ沢で右折して県道218号線に入り、松田川にかかる四代地橋を渡って、シフトダウン猪子トンネルへと登る、松田側入口6:50。時間的に早いので、トンネル内では車にあわなかった。抜けて小俣町岩切、良く入る仙人ケ岳の登山口を右手に、だらだらと下って行く。鳴石を過ぎ、ほぼ平坦に進む、車も時々通過するが、歩道のついた小俣川沿いのゆったりした道に気分は上々。神谷、小俣二小跡を過ぎ、白葉に入る。間もなく桐生方面への道路標識あり、右折して白葉林道に入る、7:38。
  
  松田川ダム                          湯ノ沢地区から赤雪山

  
  右折して218号線へ                     四代地橋から赤雪山

  
  猪子トンネル松田側入口                   小俣町の鳴石

  
  白葉から林道南の山並                  桐生方面に右折白葉林道に入る

 東方向に石尊山、深高山の尾根を眺めながら峠に向かって高度を上げて行く。県道と峠の標高差は150m位である。この林道は一般車の通行が24時間可能なので、廃棄物の不法投棄があちこちに見られる、禁止の看板も人里離れた山間では有効でないのかな、杉林に庚申塔を見ると峠は近い、8:00着。
  
      白葉林道                      東に石尊山のシルエット

  
    杉林に庚申塔                       白葉峠

 道路モードの切替えを行う、上下1枚脱いで、帽子を手ぬぐいに、山靴に履き替えて8:08出発。山肌から垂れ下がったトラロープを掴んで、ヨッコラショイ、登山道に出る。登山道といっても県境尾根でヤブコギに近い、ピンクの紐、青や黄色のテープと目印が多い。緩やかに入ったのは良いが、イバラに悩まされ、開放されたと思ったら、今度は落ち葉を敷き詰めたような急斜面だ。小木を握り締め、四等三角点のあるP376.6へ、8:25。
  
                         トラロープを握って登山道へ

  
  ヤブをこいで急斜面を登ると                P376.6、四等三角点

  
    石尊山、深高山の尾根を眺めながら群馬栃木県境を北東方向に進む

 ここから50,60m下って鞍部に出て、間伐中の桧林を抜けて雑木の尾根に出る。次のピークの東斜面は大きく伐採され、石尊山、深高山の尾根を一望できる。南方向には、辿ってきた山並みが横たわっていた。P399を越え、小さいピークを4,5つ進むと一色展望台の分岐点にさしかかる。小プレートがあり、樹間からP528.4(一色山?)、左に桐生の街が見えていた、9:16。
  
                       桧の人工林を抜け雑木の尾根へ


            東側の伐採された斜面から石尊山、深高山の尾根を一望する


 同、湯殿山、小俣川、歩いて来た山並(右)

  
  一色展望台方面分岐、奥が一色山528.4m              桐生の街を樹間に

 ここを下ると残雪が少々、どうも山陰のようだ。北に方向が変わり、東西が急斜面になっている尾根に出て、小ピークが4,5ヶ所連続すると、荒倉沢の南尾根のピークとの合流点にさしかかる。向かう仙人ケ岳を南西方向から一望できるポイントだ、もう仙人ケ岳は近い。若干方向を変えながら北方向に進み、4,5つ小ピークを越えると左前仙人と右仙人ケ岳への尾根に合流する、9:51。
  
   残雪の若干残る尾根                     仙人ケ岳を樹間に


  仙人ケ岳を南西方向から一望

  
 同所から桐生の街                    前仙人分岐

 ここから東方向に向きが変わり、風をまともに受ける。鞍部で荒倉沢の出合い、雑木の間のアップダウンを繰り返す。咲き始めたマンサクを発見、間もなく仙人ケ岳山頂到着、10:12。風を避けて南斜面で小休止、平日でもあり誰もいない。赤城山も裾野しか見えず、袈裟丸山もうっすら見える程度、日光白根山は全く見えない。10:22赤雪山に向かう。
  
  咲き始めたマンサク                     仙人ケ岳山頂

  
  山頂から男体山                       赤雪山方面の分岐点、赤雪山3.9km

 赤雪山の分岐点から北に回り込もうとしたら、熊ノ分岐方向から来た夫婦に会い二言三言、「赤雪山へ・・・・」ですれちがった。ここで、強風の中、凍結した急斜面と睨み合い、距離からしたら数mだが滑り落ちたら大変だ、恰好悪いが四つん這いになって恐る恐る下った。緩やかなアップダウンを繰り返し、10:53赤雪へ2.9kmの道標のあるP623に出る。
  
  P623を正面に北方向に進む               鳴神山方面の山並

  
  振向いて仙人ケ岳方面                  P623で右方向へ、赤雪山2.9km

 ここから方向が北東方向に変わり、下った鞍部で栃木県佐野足利市境の尾根となる。鞍部から2つ目のホコラのある小ピークまで歩くと、風の影響も半減した、11:00。視界の良くないルートで、樹間に見えるP623、仙人ケ岳、北方向に男体山は、一時の疲れを忘れさせてくれる。60mほど下ってまた同じくらい登り返すと、しばらく緩やかに南にカーブしながら進む、11:10赤雪まであと2.4km、11:23あと1.6km、11:27あと1.3km地点通過。すると、赤雪山の北面で単独行の男性に会う、軽アイゼンを付けていて、「凍ってますよ」と親切な一言、こちらは上りだったので危険を感じなかった、11:58赤雪山山頂着。
  
P623東の鞍部、この辺から佐野・足利市境を歩く      P623から2つ目のピーク

  
 同所から仙人ケ岳                       同、男体山

  
  あと赤雪山まで1.6km                   同所から赤雪山

  
  赤雪手前1.3km付近から仙人ケ岳              赤雪山山頂、北側から

 強い風で土が舞い上がっているのだろうか、視界がイマイチだ。東の方向には筑波山が薄っすら見えているが、写真にならない。眺めて食べて、12:12山頂をあとにする。東に下ると、『あれっ!!、何だろう、黄金の花』、良く見ると枯れた松の木の上の方で実をつけていたツルウメモドキが強風で折れ、実のはたけた部分が落ちていたのである。何もない本日の山行、最後で面白いものに出合った。鞍部で松田川ダムへの道を分ける。距離からすれば、ここから下れば駐車場は近い、でも予定どおり歩く。
  
  赤雪山から仙人ケ岳                 同、松田町

  
  同、袈裟丸山                         同、赤城山


            ツルウメモドキの実を落としたあと

 登り返して、12:26反射板のあるピーク通過、小さなピークを2,3つ越えて、丸太の階段を下って、長石林道の佐野足利境界、通称達磨杉峠に出る、12:45。4km以上あるだろう、長い長石林道を飛ばして、13:25出発点の松田川ダム下の駐車場着、本日の山行を終えた。
  
    山道も丸太の階段を下って        長石林道へ出て終了

  
    あとは、長石林道を歩き                 松田川ダムでゴール

 総所要時間は、7時間5分であった。風強く、陽だまりハイクとならなかった。このコース、道路は別として山間部は落葉樹が多く、ヤマツツジ、ミツバツツジ、アカヤシオツツジ、アブラツツジが咲く頃は楽しめそうだ。


気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”