★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-314 仙人ケ岳(足利の山) |
山行日 2007年3月12日 晴れ 単独 コース 概略はこちら 足利市小俣町岩切→(岩切沢の堰堤付近から小尾根をヤブ漕ぎ)→P511→熊の分岐→仙人ケ岳→熊の分岐 →(岩切沢)→岩切 仙人ケ岳の花が気になり、出かける。前回2月19日に尾根を歩き、アカヤシオの大きな蕾を見た時、3月半ばには咲くのではないかと思ったが、当掲示板のナナちゃんレポでは、まだのようだ。これと、沢筋の花もそろそろではないだろうか、と足を向けた、7:53足利市小俣町岩切を出発。最短距離で稜線に出ようと、岩切沢堰堤の手前で橋を渡り小尾根に取り付いて、P511を目指す。イバラの斜面を漕いで雑木林に出る、マンサクを撮り、隣にピンクがかったヤマツツジを発見、これならヤシオツツジも咲いているだろう、咲いてなくも赤い蕾が見えるだろう、と思い急斜面をピッチを上げる。しかし、高度が上がるにつれて、木の芽が硬くなっていく。そうだ、ヤシオツツジが咲き出す頃には、山間の人家の庭にも見えたっけ、とあきらめの境地、8:40、P511着。 ヤブ漕いで小尾根に出る ちょっと目覚めが早かったヤマツツジ 岩場から深高・石尊の尾根 同、桐生方面を遠望する 案の定、蕾は3週間前と変っていない、でも良く見ると硬い皮の脇が若干白っぽくなっているものもある。この辺が一番早く咲きそうな所なので、楽しみは先に。岩場から深高・石尊の尾根、桐生の街、遠く富士山、筑波山、点々と咲く真っ黄色のダンコウバイを眺めながら、熊の分岐着9:55。仙人ケ岳山頂着、10:13。 主稜線のP511に出る アカヤシオの蕾、2/19の時より大きくはなっているが 開花までには、10日以上かかるのかな? 松田川ダム越しに赤雪山 ヤシャブシの花 鎖場 富士山を遠望する 南斜面でダンコウバイが点々と 振向けばP511を左奥に この木? この季節、樹皮がベロンとはがれる キブシの花 ダム越しに筑波山遠望 熊の分岐 山頂付近のクサボケ、まだ蕾 仙人ケ岳山頂 山頂から赤城山 同、袈裟丸山 強風をさけて東斜面に腰をおろし小休止、ワンちゃんを連れた若い夫婦が離れた所で休憩中。一時、黒い雲に覆われ風花が舞っていたが、現在上空は晴れ。山頂のマンサクは色あせてはいるが残っている、クサボケもこれから、そんなわけで早々に下る、10:23、熊の分岐10:37。分岐の付近でダンコウバイを眺めていると、隣に変な紋様のある岩がある、ほぼ同じ厚みで縦に層をなしている、岩石はチャートと思うが、スゴイ地殻変動の跡だ。急斜面を下り沢の上部に出る、ここにも横縞の変成岩ぽい岩がある、その横には馬蹄形に層をなした岩が露出していた。この山は複雑な生い立ちをしていると聞いているが、今日は面白いものを見つけた。 ほとんど垂直に層をなしている岩石(チャート?)、熊の分岐直下 左は水平、右は馬蹄、変成岩ぽい岩、岩切沢最上部 このルート、最近整備したようで、新たにトラロープを設置された場所を数ヶ所見た。年々登山客が増えているようで、万一事故でも遭ったら大変だ。私の知人も登山口から間もない所で、一昨年膝を骨折している。生満不動を過ぎると、沢筋は緑を増す、花ではユリワサビ、ネコノメソウ、ハナネコノメが目立つ。小さな不動の滝を過ぎると、間もなくカタクリの自生地がある。木柱にカタクリ群落と書いてある、群落といっても小さい、100株、もっとあるかな200株ぐらいかな。もう、ここでは半分ぐらい開花していた。 岩場にトラロープが設置された 40,50cm積もった落ち葉の道 下って、杉林へ入る 生満不動 ユリワサビ 花拡大 ハナネコノメ ネコノメソウ ルリソウ(?) ニリンソウ、やっと咲いた一株 ダンコウバイ タチツボスミレ、まだ芯がのびていません 岩切沢の流れ、昨年の大雨で洗われて、きれいな岩肌が露出してます 岩の裂け目を下る清流 春の沢、シダ類がすっかり緑になって、小滝、瀬を作り、岩切で小俣川へそそぐ 【沢沿いのカタクリ小群落で】 堰堤付近にも小群落があるが、ここはまだ蕾だった。ニリンソウは葉が出て、蕾も若干見た、咲いていたのは1株だけ。沢筋で3人会った、平日であるし、花もこれから、山が賑あうのはもう少し先だろう。期待はずれだったが、本年度見た最初のカタクリで今日は満足。総所要時間は、3時間55分であった。 |
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