★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-310 仙人ケ岳(足利の山) |
山行日 2007年2月19日 晴れ 単独 コース 概略図はこちら 岩切P→P428→P511→熊の分岐(岩切沢コースの合流点)→仙人ケ岳→朝日沢分岐→前仙人ケ岳→ 朝日沢分岐→(荒倉沢)→落合橋→岩切P 山のガイドブックで、“仙人ケ岳のマンサクが満開になると桐生側から黄色く見える”、とか、ちょっとオーバーな話であろうが、それだけ沢山あるということなのだろう。好天に誘われて、先日失敗したルートの確認とこのマンサクを見に出かけた。岩切橋手前に駐車して、8:25出発、庚申塔の脇から道路北側の尾根に取り付く、明るい雑木林で境界のクイが点々と見える。何となく道に見える所もあるが、イバラのヤブもあちこちに、北側の斜面をマンサクを探しながら歩く。300m付近から、木はあったが花のつきは良くない、ちょっと早いのかな。南斜面は人工林となり2本目の枝尾根を合せた所で、小ピークを通過、少々急登してP428で猪子峠からの登山道に出る、9:02。ここまでが先日の予定のコースで、北側に沿って下りに利用すれば、分かりやすく、良いコースである。 元気の無い赤松の間を40,50m登りダムの南尾根にでる、9:08。ここにダム方面への道標と案内プレートがあったが、取り外されてしまった。ちょっとモヤがかかっているが、このポイントは行道山の尾根、深高山の尾根の展望が良い。ここから岩場を通り赤雪山を北に、松田川ダムを眼下に見て、小ピークを2,3越えるとP511に着く。ここに“猪子山と511mの小プレート”が下がっていた。山名の根拠は別として、何か目標物は欲しいところ。 取り付いた雑木の尾根 最初の小ピークから深高山 登山道に出た所に赤いテープがあった 松田湖南のピークから赤雪山 同、深高山&石尊の尾根 同、行道山の尾根 最初の岩場から深高山&石尊の尾根 同、松田川ダムと赤雪山 同、目指す仙人ケ岳 P511付近のヤシオツツジ、大きくなった蕾 次の岩場から深高山&石尊の尾根 こんな岩場が連続する 唯一の鎖場を10:00に通り、北側が雑木になると、点々とマンサクが現れる、まだ早いせいか色がさえない。P561の一つ南のピークにも“宗の岳(530m)”の小プレートあり。30mほど下り、山火事の跡の露岩を眺め、登り返してP561、10:33着。枯草と焦げた根っ子、と露岩、この光景は5年、いや10年でもどるだろうか、表土の剥離が気になるところ。 P561付近から仙人ケ岳 この付近で見たマンサク、高くて、遠くて・・・・・ P561から歩いて来た尾根 松田湖と山火事の跡 ここから小さく2,3つアップダウンして熊の分岐に出る、10:44。すぐ上に大蛇のように一巻きして斜めに登山道に立ち上がる赤松、どうにか生きているが、そう長くはないだろう。この松から僅かに進と、ミズナラの樹林の中にやっと至近距離でマンサクが咲いていた。若木であるが、枝ぶりが良く、登山道の脇とあって、お客さんが立寄った専用道あり。間もなく、南西方向からの尾根と合流して、山頂東側の小ピークに出て、赤雪方面から来る尾根を北側から合せ、緩やかに上り仙人ケ岳山頂に着く、11:07。 大蛇の松(?)、辛うじて生きていた、熊の分岐付近 ミズナラの林とマンサク 若木であるが、花は立派 アップで一枚 雲も大分とれ、赤城山、袈裟丸山、日光白根山、男体山を枝間に見る。北側のマンサクを見ると、咲いてはいるが、遠望する日光白根山を背景にとはいかない。まだ、花が若いし、地味な花だけに難しい、12:08発つ。 仙人ケ岳山頂 山頂から、マンサクと日光白根山を撮ったのですが、画像悪いね 同、袈裟丸山 同、赤城山 西に少し進んだ見通しの良さそうな場所でマンサクを探し、前仙人ケ岳を眺める。斜面から立ち上がるマンサクを撮っていると、鈴をつけたワンちゃんがやってきてジャレついてくる、写真を止めて相手をしていると、飼い主夫婦が現れて、「この先、ちょっと下った所に良いのがあるよ」、と親切してくれた。それは、真っ黄色、登山道脇から立ち上がり、岩場から手の届きそうな位置にあったが、光合成のために空間を求めて立ち上がるのはこの木ばかりではない、つまり、邪魔する枝が多い。雰囲気は撮った、比較的下の方で咲く幼木を探しながら歩く、全体としたらまだ早い、林中に分け入れば逢えるであろうが、そばまで近寄らないと発見も難しい。でも、黒川ダムへの分岐付近でやっと見つけ変な姿勢でやっと撮った、12:08前仙人ケ岳着。。 西に少し進んだ所から前仙人ケ岳 同、赤城山 【仙人ケ岳〜黒川ダム分岐付近で撮ったマンサク】 小休止して折り返す、12:15。2度通ると木の数だけは目に入る、ほんとうにマンサクは地味な花だ、冒頭の『桐生側から黄色く見える』、には疑問を感じる。先ほどの夫婦に、再び例のマンサクの所で会い、間もなく仙人ケ岳の南の朝日沢分岐点に着く、12:46。東側の林中へ小木をかき分けて入る、20mも下ると、明るい雑木林となる、見通しが良い。深く積もった落ち葉を踏みながら、下ると沢の始まりに出る。朽ちた大小木が積み重なり、不安定な岩石を覆い隠す。ここで足でも挫いたら大変だ、慎重に下る、一歩一歩である。難なく左の沢と合わさる、何と3年前、仙人ケ岳から東に下った時の沢だった、13:13。 前仙人ケ岳山頂 朝日沢への分岐点から南東に雑木林の中を下る クマザサの雑木林の脇を通り 緩やかな斜面に出る この辺から沢らしくなり 倒木と不安定な岩石の間を下ると わけのわからない大きな穴が岩場にあいていて、不思議な光景である。良く考えると、間に小さい枝尾根が1本あるだけだ、今回は南、3年前は北側だったのである。もう、こうなると不安はない、沢筋の全体像がよみがえってくる。ここから15分も歩くと、荒倉沢に出る、ここには炭焼きの釜跡がある。しばらく、沢に沿って進み、左に6,7mの細い滝を見る。これからが、歩きにくいところがある。淵の上に旧道があり、橋がことごとく朽ちて使えない。結局巻きながら通過する。やっと、瀬に出て、堰堤を通過、人家の間を通り、荒倉沢にかかる落合橋に出る、13:55。 右手、北からの沢(仙人ケ岳東側直下の沢)に合流する 不明の穴 荒倉沢(左)に合流 ここに炭焼きの跡あり 沢は水かさを増す 小滝からの流れを合流する 清い流れに魚影も 石仏か山神か 大きな岩盤の間を下り 県道、落合橋に出る 県道を歩き岩切の駐車点へ14:04着いて、マンサク探しの仙人ケ岳山行を終えた。総所要時間は、5時間39分であった。マンサクの木は沢山見たが、まだ全体的には早いようだ、今週末までには大分進むだろう。それにしてもヤシオツツジの蕾の大きさには、驚いた、来月半ば頃咲いてしまうのではないだろうか。1/25000地形図に基づいて歩かれたのだろうか、荒倉沢に沿って山靴の跡があった。岩切-P428間は、P428に赤テープがあったところから利用者もいることでしょう。 |
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