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sub3-298
仙人ケ岳(桐生の山)

山行日
    2006年12月18日   晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    塩ノ宮神社→前仙人ケ岳→仙人ケ岳→(一部ヤブコギ)→朝日沢林道終点→塩ノ宮神社

 仙人ケ岳というと、あたり前のように足利市側の岩切沢、荒倉沢、赤雪山、猪子峠、白葉峠を利用していたが、時々山頂で桐生からのコースを歩いてみたいと思っていた。1/25000地形図で見ると、赤倉沢の延長線上に朝日沢林道へ通ずる道があり、白葉峠に向う尾根筋に黒川へ下る案内プレートがある。案内書では、上州山歩(読売新聞社編)に塩ノ宮神社から前仙人ケ岳→仙人ケ岳のルートをサブコースとして小さく紹介している。

 桐生市菱町5丁目の塩ノ瀬集会所前バス停脇に朝日沢林道があり、その角に塩ノ宮神社がある、7:50出発する。登山道の踏み跡はしっかりしている。杉森から桧の森へ、右から左から、小道(獣道かも知れない)が合流している。林中に三角点424.2mあり、8:20、山頂には比較的新しい、橋木山430mの小さいプレートがあった。
  
   塩ノ瀬集会所前バス停                  塩ノ宮神社

  
   桧林の中の祠                       三角点  424.2m

 ここから尾根が細くなり、桧からミズナラの多い雑木に変る。方向も南に変り、谷を介して仙人ケ岳の尾根が見えてくる。振り向けば鳴神山から吾妻山に続く尾根、赤城山は吹雪いているようだ、見えない。桐生の基準点、No.102を過ぎると、岩が点々と露出した細い道となる。雑木の向こうに向かう山並が、朝日を浴びシルエットとなっていた。
  
   尾根が細くなると                     雑木林になる

  
   振向けば鳴神山(右)              桐生の基準点、No.102

  
                          東尾根に仙人ケ岳山頂、近いのだが南から回りこむ

 東方向に向きが変り、不安定な大きな岩が目に止まる。傍らに傾いた祠があり、逆さ石と良く読めないが紹石山神のようだ。冬枯れの道、所々に真っ赤なアブラツツジの紅葉が残っていた。小さい起伏が連続し、ようやく前仙人ケ岳に出る、9:12。落ち葉の積もった細い道を滑りながら下り、登り返すと南に延びる白葉峠への道が視界に入った、赤松の緑が美しい。南の空にも雲があり、遠望がきかない。まもなく、白葉峠からの道を合せる、9:28。
  
  逆さ石と紹石山神                      仙人ケ岳山頂

  
                      前仙人ケ岳、647.4m、樹間から山頂部の眺望あり

  
  少し下って登り返した所から、仙人ケ岳         同、白葉峠への尾根

  
   白葉峠からの道に合流                 白葉峠からの道

 ここからは歩き慣れた道だ、冬枯れの陽だまりハイクでなく、今日は寒風ハイクだ。遠望できる、赤城山、袈裟丸山、日光連山、みな吹雪いているのかな、顔をみせない、9:46仙人ケ岳山頂、662.9m着。下山ルートを考える、山頂手前5分の所に、朝日沢へ下る道が分岐していた、これは地形図上の道だろう。山頂から北の小尾根を下り、左よりに沢に下りればその道に出る、決まった、10:00山頂をあとにする。
  
   尾根の笹道                        山頂まであと5分の所に、朝日沢への道標あり

  
   仙人ケ岳山頂、662.9m

 かなりの急斜面であるが、小木に掴まりながら下って10:07沢に出る、踏み跡も若干あり。ゴロゴロした石を避けながら下り、北側の沢と合流したところで、重い鉄分を含んだ石を発見、続いて岩場に大きな穴を発見、もしかしたらここも鉱山跡か。その隣には使用したと思われる錆びついた機械があり、多分鉱掘跡に違いないだろう。道もその当時使われていた朽ちた材木がアチコチで露出している。斜面の切り崩して造った道を、沢を下に見ながら通過する、しっかりしていないだけに、“仙人の小廊下”ここだけは不安だった、10:35林道終点に出る。
           
     採鉱跡?                          その時使用した機械だろうか

  
                   朽ちた道、これが地図上の道、一応通れます

  
   林道終点                         直に崩壊箇所を通る

  
   古い鉱山の案内                     直に横山橋、林道の出口は近い

 林道を歩くと、旧鉱山のそれらしきものあり、間もなく林道が終わり、11:00塩ノ宮神社に出て、桐生から仙人ケ岳の山行を終えた。冬枯れの道、吹雪いているのだろうか、遠望はきかず、初めてのルートを確認しただけの山行だった。まだ、桐生から入るルートは2,3あるようなので機会みて歩こう。



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