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石尊山(足利の山)

山行日
    2008年12月7日   晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    叶花集会所P→宝珠坊橋→城山分岐→カタクリ群落分岐→姥穴山分岐→白葉峠→高萩山→小俣町森出→小俣町半沢
    →石尊山→石尊不動尊→叶花集会所P

 師走に入り寒さも一段と厳しくなり行動力の鈍る頃ですが、ここで変な自分に妥協しては来年の山行がない。冬枯れの低山を散策&トレーニングする。コースは足利の山、仙人ケ岳の南に位置する白葉峠の南に伸びる尾根、同じく白葉峠の北の小ピーク高萩山から東方向への藪下り、そして石尊山の西の尾根を藪を漕いで急登する。いずれもはじめて踏み入れる斜面である、8:45叶花集会所駐車場を出発する。ここから500mほど県道218号線を南に進むと小俣川の宝珠坊橋を渡る。直ぐ川に沿って右手に入り、馬頭観音から斜面に取り付く。カシ、ツバキの常緑低木の沢山生える急坂を一登りすると見通しの利く岩場に出る。東方向には、石尊山と湯殿山の山並が県道を介して眺められる。
  
     宝珠坊橋、入ると                         馬頭観音あり、ここから取り付く

  
    枝間から石尊山                     湯殿山

  
   露岩が点々と現われると                 展望の利く岩場に出る

  
   岩場から石尊山                      湯殿山


     岩場から石尊山と湯殿山

 尾根は落葉広葉樹(雑木)に変り、落ち葉を踏みしめながら露岩の間を進むと、TVの共同アンテナがあり、この辺から緩やかな起伏となる、9:16。左前方には城山304.6mが、その左手遠方には真っ白な浅間山、更に八ヶ岳が蓼科山から赤岳まで遠望できる。尾根筋はかなりの赤松の朽ちた倒木とブッシュである。間もなく木にかかった城山への案内板を見る、9:30。道標など期待していなかったが、時々テープや紐を見かけるところから、好きな方が楽しまれるコースなのだろう。左にゴルフ場を見ながら下って少々登り返してまた下ると鞍部にカタクリ群生地分岐の案内板があった、9:45。この辺は踏み跡もしっかりしている、陽だまりハイクには絶好なフィールドである。左手に姥穴山を見ながら小ピークに進み、地図上では県境(P327付近)に出る。わずかに下ると姥穴山への案内板があった10:12。
  
    アンテナが出てくると                  左手に城山

  
   桐生の街と浅間山遠望                    八ヶ岳遠望

  
   尾根筋は倒木とブッシュが多い              城山分岐、道標あり

  
  カタクリ群生地分岐                     姥穴山分岐

 ここからテープを目印に尾根の直ぐ下をトラバースし、小ピークを2つほど越え、桐生の街を下に見て、赤城山の山頂部を奥に、更に裾野の奥に草津白根山を眺めながら白葉峠に出る、10:25。小休止して、垂れ下がったトラロープで斜面に取り付く、落ち葉のせいか踏み跡は薄い。南西に姥穴山が枝間から全容を現す、東に石尊山、深高山、西に赤城山を眺め直下を急登し高萩山376.6m着、10:42−10:53。
  
    赤城山が現われる                    左手に真っ白な草津白根方面

  
     白葉峠                          峠の東側に祠

  
   垂れ下がったロープをつかんでよじ登る          石尊を真東に望む

  
                             南西に姥穴山

  
  ほどなく高萩山                       山頂から赤城山

 小休止して、狙いを定め小尾根を降下する、杉の人工林に入り、抜けてツル、トゲ植物の群生地を抜け沢筋へと下る。小沢を合わせ両岸が接近し、しばらく進むと祠の点在する平坦な場所に出る。ここで左手の沢に合流し、道(昔の作業道の残骸と獣道が一緒になった感じ)は沢に沿ってついているようであった。緩やかにしばらく進むと、人声を耳にする、もう人家の裏に出ていた。まもなく生活道路に出て、小俣小分校跡の付近で県道に出る、11:18。
  
  東方向に小尾根を下る                     祠の付近で緩やかになる

 県道を400mほど歩いて小俣川を渡り11:30、古寺の裏手の沢に沿って進む。沢に沿って作業道らしい道がついている。いくつか尾根に向かう道が分岐している。トゲ植物を漕ぎ分けながら高度を上げていくが耐え切れず尾根に脱出する、11:43。振り向けば歩いてきた尾根を西方向に見る、姥穴山と高萩山の間に桐生の街と浅間山、なかなかの眺めだ。急斜面を低木を掻き分け進み、12:12石尊山から派生する尾根から登山道に出る、12:14石尊山着、小休止。
  
県道に出て小俣町半沢を過ぎた所で寺に出る   沢筋をしばらく歩き尾根に這い上がると歩いてきた尾根を一望する、

  
   姥穴山と高萩山の間に桐生の街と浅間山        右手に赤城山

  
  しばらく急登する                    尾根に出ると間もなく石尊山山頂

 日曜日、好天に恵まれて尾根を歩く人の姿は多い、石尊神社奥ノ宮までに7,8人会った。ここから東、南、西と眺望を楽しむ。南東方向に霞んでいる林立する建物に気づく。さいたま市付近だろうか、東京だろうか、数からすると東京も見えているのだろう。ここからはじめて見た光景だ。落ち葉で隠れた露岩の道を下り、13:00県道に出て、13:03出発点に戻る。
  
南に歩き石尊神社奥ノ宮付近からの展望、東京、さいたま市遠望      南に富士山遠望

  
    浅間山遠望                          歩いた尾根の向こうに赤城山


     東京・さいたま市方面遠望    画像クリック拡大(プラウザでお戻り下さい)


     歩いた尾根の向こうに赤城山

 総所要時間は、4時間18分、気ままな陽だまり低山ハイクとしておこう。当コースは興味本位で歩かれるのには、半日コースで面白いと思いますが、お勧めできるコースではありません、悪しからず。石尊・深高の尾根は、マンサクが咲き新緑に包まれる頃まで、お薦めです。

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