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尾瀬散策

散策日
    2007年7月14日    曇り時々雨     3人

コース
    大清水→三平峠→尾瀬沼→大江湿原→尾瀬沼→三平峠→大清水

 台風の接近する日本列島、オール傘マークの天気予報、でも折角組んだ予定、熟慮の結果は尾瀬沼周辺とした。5:00、大清水の駐車場を出発、昨晩到着以来、雨は降ってなかったが、出発時刻に合せたように小粒の雨が降り出した。夜明けに大型バスが1台、乗用車が7,8台到着、先を競うように林道を歩いて行った。雨傘にポツリポツリ、これは枝葉から落ちる滴だ、雨具をつけるほどではない。1時間ほどで一ノ瀬休憩所着、小休止。3人、5人と続く、今日から3連休とあって、こんな天気でも人出が多いようだ。

 三平橋を渡り、片品川に沿った登山道に入る、ここから山道だ。小雨は降り続いているが、木陰では、木道がまだ乾いている、ブナの樹林帯の中を上がって行く。勾配が緩くなった所で、廃止になった林道の終点付近(岩清水)に出る。時代のニーズで昭和46年に環境庁(現環境省)が発足し、乱開発(?)に歯止めを打った、この証がここなのだ。工事は48年に岩清水まで完成したが、平成10年に廃止、12年自然に戻すためにブナの植林が行われたとか。治山治水等の名目で行われ、実際には一部受益者のための国費を投入しての事業に、警鐘を鳴らした話として歴史に残っている。
  
  一ノ瀬まで左の遮断機の脇を通り林道を歩く      一ノ瀬の休憩所を出ると片品川にかかる三平橋を渡り

  
   登山道に入る                       小さい滝を左に見て木道を進む

  
林道工事の終点付近まで来ると勾配が緩やかになる           間もなく、三平峠

 緩やかな登りに変わり、間もなく三平峠1762mに出る。先発10人ほどが休憩中、雨はほとんど止んだようだ。峠から15分ほど下ると三平下で尾瀬沼に出る。真っ白な湖面を左手に、レンゲツツジ、ハクサンチドリの咲く木道を歩き、長蔵小屋へ。同行者の沸かしたコーヒーを飲みながら霞む湖畔の情景を楽しむ。大江湿原は真中付近まで見える、木道を行き交うビジターがざっと70,80人、満開を予想したニッコウキスゲはここからでは見えない。
  
  雨は止んだ、緩やかに下って                      三平下に出る

  
           霞む湖畔を散策しながら歩き、シラビソの樹林帯を抜け長蔵小屋へ


【湖畔&大江湿原の花】
  
                              ミヤマカラマツ
        
  
                      ヤグルマソウ

  
                     ハリブキの花

  
                     コバイケイソウ、こまかい花が見事に集合している

  
               ヒオウギアヤメ、見頃を迎えているようだ

  
           ニッコウキスゲ、満開の予想は大きくはずれた、咲き出したばっかり

【湖畔&大江湿原の情景】

  長蔵小屋付近から大江湿原を歩くハイカー


   尾瀬沼湖畔周回路にある3本カラマツ


  同、霞む尾瀬沼と3本カラマツ


   ワタスゲと3本カラマツ


        ワタスゲと蜘蛛のネット


            ワタスゲの穂がたっぷり水を含んで


     ハクサンチドリが湿原に点々と


      鮮やかなヒオウギアヤメ


         ヒオウギアヤメと咲き始めたニッコウキスゲ


      行き交うハイカー


     色鮮やかなヒオウギアヤメ


   ニッコウキスゲも点々と、1週間ほど早いのかな?


     この辺でニッコウキスゲが比較的見られた、赤はレンゲツツジ


      日ざしがないので目覚めが悪い、10時というのに


        レンゲツツジ


        コバイケイソウ

 大江湿原のニッコウキスゲは1週間ほど早そうだ。レンゲツツジ、コバイケイソウ、ハクサンチドリは散り始め、ヒオウギアヤメ、ミヤマカラマツソウは見頃、時々傘をさしつつも散策を楽しみ、12時ジャスト大清水駐車場に戻る。総所要時間は、7時間であった。


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