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sub3-366
赤城不動大滝

山行日
    2008年1月26日    晴れ    単独

コース
    前橋市湯の平駐車場(忠治温泉)→不動大滝→滝沢不動尊分岐点(つつじケ峰通り)→茶の木畑峠→
    林道との合流点→茶の木畑峠→滝沢不動尊分岐点→滝沢不動尊→湯の平駐車場

 雪も沢山降ったし、晴れ風強しの予報、不動大滝から地蔵岳か荒山を踏んで、赤城温泉経由で戻るコースを予定した。7:00出発、ツララを見ながら関東ふれあいの道を歩く。雪の下にツララのかけらが沢山ある、幾度か寒暖に伴い崩壊を繰り返したようだ。
  
 関東ふれあいの道(山里のいで湯のみち)        ネジキ(ツツジ科)

【左斜面のツララ】
  

  

  

  

  

粕川へ向かって若干下り、杉木立の中の大通竜神社の横を通り、粕川を渡る。粕川の清流沿いに進んで不動大滝へ8:04着。
  
  大通竜神社                          粕川を渡る(足場板あり)

  
                      大小岩石の間を流れる清流、粕川

  
                         流れに沿ってツララができていた

 直径100mもありそうなぽっかりあいた谷間の空間に、小沼から流れる粕川の水がいっきに落ちる勇壮な滝である。滝壷が凍り、岩壁の湧水が凍ってツララが一番発達するのは今の時期だ。大きな足を据え一眼デジカメを向ける、数人のマニア、コンパクトデジカメ片手に氷結の斜面をよじ登る小生、でも狙いは一緒。マニア様は10人ほどに増え、岸壁に日が差すのを待っているようだ、8:20滝を後にする。
  
                         不動大滝、落差50m


  左岸から撮った不動大滝


   右岸から撮った不動大滝


   滝壷、じっと見入ってると、ツララが石仏に見えてくる

【滝壷周辺】
  

  

  

  
  滝を狙うカメラマン、中央に2人               同、一人

  
                           滝周辺のツララ

 忠治の岩屋の少し下流で小さな沢に取り付き登って行く。一汗かくころ、滝沢不動から横に這っている道に出る。石門があり、石仏5体が見守る信仰の場である。更に登ると笹の斜面に出て、これをよじ登ると、滝沢不動尊とつつじが峰通りを結ぶ登山道に出る。笹の斜面をジグザグに進むと間もなく尾根に出る、8:53。この尾根を、つつじが峰通りと呼ぶようだ。
  
              忠治の岩屋の少し下流、小さな沢に取り付きつめていく

  
                     滝沢不動からの道に出る、石仏5体

  
 笹を漕いで更に登ると、登山道に出て、間もなくつつじが峰通り(尾根)に出る     尾根に出た地点

 この近辺で積雪は20cnほど、高度をあげていくにつれ増し、横引尾根では40−50cm、吹き溜まりは1mを超えているようだった、茶の木畑峠着11:23。
  
  谷を隔てて真っ白な荒山山頂部              雪たっぷりの登山道

  
                   尾根の雪は10cm−50cmほど

  
  横引尾根を樹間に                      同じく、銚子の伽藍付近の岩場

  
  ヤセオネを越える                      大きなコナラについたヤドリギ

  
       牛石山付近                 横引尾根と伽藍の分岐点付近

  
     伽藍の岩場付近                   笹の急斜面を振向く


    大きなブナ、今日も元気

  
                 積雪は40cmを超している、徐々に積雪を増す尾根

  
   牛石山と伽藍の岩場                   伽藍の分岐点と横引尾根

  
  伽藍の岩場の後に前浅間が頭を出す          サネスリ岩の歌碑

  
                 岩の間を抜ける          牛石山の後に荒山が顔を出す

  
  細い尾根を進むと間もなく                  横引尾根とつつじが峰、銚子の伽藍分岐点に出る

  
分岐点の吹き溜まり1mほどありそう              銚子の伽藍分岐点道標

  
  分岐点から横引尾根                    地蔵岳を枝間に

  
   横引尾根、笹を踏みながら進んだ           茶の木畑峠付近の吹き溜まり


 回り込んで地蔵岳と長七郎山を樹間に


   稀に見る真っ白な地蔵岳


  同じく長七郎山

  
   茶の木畑峠                        大猿方面への道、大きな吹き溜まり

 ここからP1466の西側をトラバースぎみに進み、オトギの森へ通ずる林道に出る。そこに大きな吹き溜まりが出来ていた、例年できる場所だ。突破すべく進むと、腰まで入り、もがくと更に沈んでいく。ピッケルに体重を分散させ、少しずつ足場を固めて後退する。見渡すと林中を抜けた方が良いようだ。それでも50cmは超えていた。林道の長七郎側斜面が少ないようなので歩き出したが、これも深い。林中を進んでみたが、これも深い場所あり。例年の積雪だと八丁峠までの道は吹き溜まりと化すのである。サラサラな雪なら苦労はしないだろうが、重い雪なのである。八丁峠まで1.5時間から2時間かかるだろう、その先も同じ様な積雪だろう。あきらめが肝心、ここで往路を戻ることにする。
  
茶の木畑峠からP1466の西側を進む、荒山を樹間に       同、長七郎山

  
           オトギの森へ通ずる林道に出る、大きな吹き溜まりが出来ていた

  
  進んでみたが、腰まで入ってもがくと益々・・・・       林間を抜けて道に出たもののこの先は断念


 引き返した付近から長七郎山

  
  林道との合流点付近                 同、長七郎山

  
  再びP1466の西側を踏み跡を踏んで           白いなあ、地蔵岳

 再び茶の木畑峠へ、11:50。横引尾根からつつじが峰通りへ、12:00。少し下って細い尾根に出た所で、こちらに向かう御人が一人。大猿からこの尾根に入ったという。トレースは助かった、誰も歩いてなければ下の方で引返したろう、そして茶の木畑峠から一本東の尾根を下って戻ると言っていた。行けば気づくことだが、茶の木畑峠付近から向かう尾根の吹き溜まり状態を話し、つつじを漕いだ方が楽かな、と言ってやった。
  
  荒山を撮ってつつじが峰通りへ              サネスリ岩と歌碑の向こうに牛石山

  
  また逢おう牛石山と前浅間                さらば横引尾根

  
 銚子の伽藍、雪解けを待って再び来よう          今朝ほどの尾根の分岐点から滝沢不動尊に下り

  
             光り輝くツララを撮って間もなく湯の平駐車場に戻る

 滝沢不動分岐13:00、滝沢不動尊13:12、また斜面のツララを見ながら下山、13:42湯の平駐車場着、途中敗退の山行を終えた。総所要時間は、6時間42分だった。不動大滝を見て、雪道をたっぷり歩き、これだけでも満足だ。雪が締まるまで、小沼周辺の林道は無理かな、スノーシューでも今日の雪は難儀したろう。


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