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三本槍岳

山行日
    2008年5月27日   晴れ一時霧   単独

コース
    北温泉→清水平分岐→三本槍岳→清水平分岐→北温泉

   那須の花はこちら  シロヤシオ   アズマシャクナゲ   ミネザクラ

北温泉から弁天温泉を通り、日の出平のミネザクラを見て茶臼岳、朝日岳、ほぼ関東の最北端に位置する那須連山の最高峰三本槍岳1916.9mを踏んで、中の大倉尾根を下ってアズマシャクナゲとシロヤシオを見ようと計画した。3:00AM支度をはじめたが風強くあっさり南部をカット、最小限の三本槍岳の往復とした。明るくなるのを待って、4:10北温泉のPを出発、晴れているが時々強風が木々を揺らす、温泉に下って余笹川を渡り山間に入る。結構な急登である、ミツバツツジ、とシロヤシオの花びらが登山道に点々と落ちている。間もなく清水平3.8kmの道標に出て、尾根に取り付き緩やかな上りとなる。広葉樹の木々の間から朝日が射し、森を明るく照らす。早くもシロヤシオの登場である、多少蕾を残し、風で蝶が舞うが如く揺れている。枝間に見え隠れする茶臼岳を背景に、見事な光景を映し出す。しかし、コントラストが付きすぎて、写真にはならない。間もなくP1417.1の周りの遊歩道に出る。オオカメノキが加わり、開花したシロヤシオが急激に減って、中の大倉尾根の合流点では咲いてなかった。
  
   余笹川を渡った所の道標                 尾根に出た所で日の出を迎える

  
   散策するハイカー、遊歩道で(帰路撮影)        遊歩道から三本槍岳方面の中の大倉尾根へ

  
  ダケカンバの新緑                       登山道にかぶさったシロヤシオ、まだほとんど蕾

     
  面白い格好のシャラの根                    登山道にむき出したブナの根、これは深刻だ

 中の大倉尾根は1450mの分岐点から1850m付近までおよそ標高差400mをほぼ直線的に上って行く。ダケカンバ、ブナ、ナナカマド、カエデ等の混生林で樹床は根曲がり竹と笹に被われ、変化に富んだ植生はまるで図鑑を見ているようだ。樹間に見ていた那須の山々は潅木帯に入るや、点々と咲くシャクナゲとミネザクラと競演し、楽しませてくれる。しかし、向かう三本槍岳と赤面山方面が雲に被われてしまった。かろうじて茶臼岳と朝日岳は、黒い雲があるもののどうにか花々の背景に顔を見せている。
  
                        黒い雲に被われそうな茶臼岳と朝日岳

  
   赤面山方面は雲の中                   向かう三本槍岳方面はスダレ山がやっと見える程度

 6:20、赤面山分岐を過ぎるとシャクナゲもミネザクラもほとんど蕾、風強く視界が悪くなり、舞台の閉幕のようであった。50kgの体を風に持っていかれながら、岩場を過ぎ、ハイ松の間を緩やかに進んで清水平の分岐点にさしかかる、6:38。いぐれた登山道を通り、平坦な場所に出て、軽く登り返して三本槍岳山頂に立つ、7:00。
  
            ハイ松の間を緩やかに進んで清水平の分岐点へ

  
 登山道沿いのミネザクラは蕾                  荒れている登山道を抜ける

  
 ミヤマハンノキの蕾                          サラサドウダンの芽吹き

  
   真っ赤な芽のカエデ                    ヤナギの花

  
  うっすらと霧の中に山頂部                 三本槍岳山頂

 山頂は寒く長居は無用、直ぐに折り返す。清水平が眼下に一望できる付近まで戻ると、霧の中に清水平が見えてきた。雲の隙間なのか、好天の兆なのかわからない。7:32、清水平分岐点着、天気は急速に回復しているようだ、風も先ほど通過した時より静かになった。清水平はどうなっているのだろう、花が咲いてないだろうか。ガスの切れ間から茶臼岳と朝日岳を撮りながら清水平に下る、4分咲き程度のミネザクラが一株、湿原の植物は葉を少しのばしていた。すると霧の木道に1人茶臼岳方面からやってくる、風にも負けずかな、必死に足元だけ見て歩いてきたとか、7:55分岐点に戻り、8:23赤面山分岐点着。
  
                       好天の兆? 清水平が見えてきた

  
   いぐれた登山道、上にも道が出来ている         ミネザクラの蕾も膨らんでいるが、・・

  
    清水平分岐                        茶臼岳と朝日岳が見えた

  
    青空も・・・・                         静かな湿原もくっきり

  
   葉をのばし始めた湿原                    4分咲き程度のミネザクラが一株

  
            分岐点に戻り北温泉目指して茶臼岳と朝日岳を眺めながら下る

  
                       残雪とハイマツが荒々しい斜面と対象的

  
                        岩場でコメバツガザクラの花を見つけた

  
       赤面山分岐付近からスダレ山          同、赤面山


    同、赤面山とミネザクラ

  
   大きなオブジェ、手前のハイマツの幹のようだ      荒々しい朝日岳の北斜面、手前はゴヨウマツ

  
    中の大倉尾根、先端右はスキー場へ          茶臼岳が高度差で朝日岳の影に


  アズマシャクナゲと朝日岳山頂部


    満開に近いミネザクラと朝日岳山頂部

  
   枝のアップ                          ダケカンバの間から朝日岳山頂部

  
        道沿いのムラサキヤシオはこれから      一花だけ見つけた

  
        ダケカンバと朝日岳                芽吹いたブナ

  
    ブナの芽吹き、後方に朝日岳               ブナの新緑

  
 オオカメノキと後方に茶臼岳                ゆったりとブナ林を抜ける

  
   オオカメノキ                        茶臼岳を背景にオオカメノキ

  
    遊歩道に入る、シロヤシオもチラホラ              ハイカーもチラホラ


                 茶臼岳を背景にシロヤシオ


     茶臼岳を背景にシロヤシオ

  
   小尾根と分かれて北温泉への急坂を下る        ミツバツツジの残り花


      萌える新緑に真っ赤なヤマツツジ


       ヤマツツジの似合う森、間もなく北温泉について本日の山行を終える

 青空の下、那須の山々を背景にアズマシャクナゲとミネザクラを堪能しながら一路中の尾根を下る、満開のヤマツツジが見えてくると北温泉である、登り返して7,8分駐車場着、11:10。総所要時間は、丁度7時間、終わってみればまあまあの山行に満足である。

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