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日光男体山

山行日
    2007年6月30日    曇り   単独

コース
    志津→男体山→志津

 昨晩の予報では、薄日ぐらいはさしそうだ。薄明るくなったR122を走る、栃木県境にかかる頃から小雨模様、でも戦場ヶ原を抜ける頃にはやんでいた。太郎山にしようか、男体山にしようか、まず太郎山の登山口へ、先客なし、笹が濡れている、嫌な感じ。志津まで走る、10台ほど先客あり、女峰山だろうか、男体山だろうか、6:50出発する。避難小屋前にはテントが1張、小屋には利用者がいた。石像の脇から登山道に入ると、間もなく堰堤の上に出る、周辺の山の山頂部には雲がかかっている。コメツガ、シラビソ、ダケカンバの樹林帯の中の泥濘んだ道と根っ子に往生しながら、1時間ほどで崩落個所に出る、7:55。
  
  志津から男体山、雲が少し                登山口にある石像

  
 大真名子山                           太郎山

  
                大きくいぐれた登山道、根っ子とツルツルで歩きにくい

  
             1時間ほどで崩落個所へ、登山道は樹林帯の中にあり危険はない

  
  女峰山も雲が多い                     大きなナメクジを棒の先かと思って、掴みそうになった

 ここを境に樹林帯の木は小さくなり、樹床にはイワカガミが咲き乱れていた。ミツバオーレンも登山道に面した所に小さな白い花を咲かせていた。コケモモが沢山生えていたが、これから咲くようだ。アズマシャクナゲは散り残ったものが数株あった、ハクサンシャクナゲは咲いてなかった。
  
                 イワカガミがコメツガの樹床に群生している、今が見頃かな

  
  ここも崩れているが、左よりを通り                 幼木の間を抜ける

  
   ハタザオ or ナズナの種か?             ミツバオーレン


    イワカガミ、コケモモと同居

 樹高が低くなり、9合目の道標付近から緩やかな登りとなり、岩場の植物が点々と咲いていた。しかし、時期的には1週間早いようだ。沢山分布しているイワヒゲ、コケモモは咲き始めであった。
  
                 平坦になると            山頂部が見えてくる、右の突起は太郎山神社

  
                           イワヒゲ、咲き始めたばっかり

  
                       コケモモ、これも咲き始めたところ

 間もなく霧の中の鉄剣が目に入る、もう山頂到着である、8:47。ガスが時々遠のき、中禅寺湖周辺の山々をかすかではあるが、見せてもらった。男体山は、5回ほど歩いているが、山頂の景色を見たことが無い。今日はじめて、眼下の中禅寺湖を薄い霧の中に見た、晴れていたら・・・・・、と思うが、いつかまた絶景を見られるだろう、9:22、10人ほど集まった山頂をあとにする。
  
   男体山の山頂部                     三角点の西側に鳥居と鉄剣

  
   三角点                           二荒山大神像、中禅寺湖方向を向いている

  
                  山頂西側のガケップチにある太郎山神社

  
 視界は良くなかったが、社山               半月山

  
    千手ケ浜方向                    中禅寺湖東側半分

  
   太郎山神社の北の尾根                  同、西側の急斜面

 沢山の山頂を目指す人に会う、崩落地点では25名の団体さん、登山口付近で最後に2名会い、合計約60人に会ったようだ。男体山は深田久弥の日本百名山の一つ、遠方から来た夫婦にも会った、10:36志津着で山行を終えた、総所要時間は3時間46分。目に触れた高山植物は、まだ少なかったが、イワカガミの鮮やかさ、これは奇麗だった。


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