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鳴虫山(日光の山)

山行日
    2006年5月9日   霧雨のち曇り    単独

コ−ス 概略図(スタート位置のみ異なります)は2005年4月24日の山行をご覧下さい
    含満ケ淵駐車場→神橋→鳴虫山登山口→神ノ主山→鳴虫山→合峰→独標→含満ケ淵→含満ケ淵駐車場

 鳴虫山のヤシオツツジは、もう今年はおそいだろう。6日の地蔵岳(足尾)の開花状況から明白だ。地蔵岳は、鳴虫山より若干南に位置し1274.3mと170mほど高い。日中の天気は良いらしい、と聞いたが日光市内は霧雨もようである。新緑とミツバツツジを求めて、含満ケ淵駐車場を7:18出発する。R120の歩道を大谷川に沿って歩く、中善寺方面の車がラッシュアワーのようだ。皆栃木ナンバーの車である、観光ではないだろう、通勤だろうか? 間もなく神橋に到着、新緑、大谷川、霧の神橋を撮り、御幸町の信号を右折して、7:48鳴虫山登山口到着。靴を履き替え、雨具は暑いからヤッケを着る、霧雨だから大丈夫でしょう。
  
                    神橋、今も¥500で通行可のようです

  
  鳴虫山登山口                     この付近、ヤマツツジが満開、ミツバツツジは散り始め

  
  霧の杉森を抜けると                        広葉樹林に入る

杉森の人工林を抜け広葉樹の林に入る、登山口より緑が薄くなる。新緑の中で、ミツバツツジの紫が立ち込める霧に映える、淡紫〜濃紫色、葉を先に出して花を開かせるもの、花が終わると芽吹く株、いろいろあって面白い。赤松も点々と残っている。8:14、鳴虫山2.3km、市街地0.8kmの道標のあるポイントを通過、8:24、神ノ主山(コウノスヤマ)842m着。

【新緑とミツバツツジ】
  

  

  
 濡れ落ち葉の道                       根っ子の道

  

 神ノ主山から、小さいピークを2つ越え30分ほど歩くと、ヤシオツツジの花びらが真っ黒な地面にアクセントをつけていた。ダンダンその数を増す。急坂を上がってピークで8:59、御幸町2.7km、含満ケ淵4.2kmの道標あり。ここから小さいピークを3つ越え、急登を少々して4つ目のピークへ、御幸町3.2kmの標示あり。もう山頂は近い、カタクリが登山道の両サイドに生えている、もう花期は過ぎ、実をつけている、咲いた形跡は少ない。もう1つ越えると、アカヤシオツツジの残り花に逢う。やっと待っていてくれたようだ、感激である、散り急ぐ花、これも自然である、鳴虫山山頂着9:27。

【大地に帰るヤシオツツジの散り花と残り花】
  

  

 霧に包まれた幻想的な山頂、早くも葉を広げたイヌブナ、赤い縁の幼葉のブナ、まさに開かんとするカエデ、力いっぱい親木にぶる下がるヤシオツツジの残り花、初夏に向う木々の活動が手にとるように見える。ミツバツツジは今が盛りのようだ。踏み固められ、地肌丸出しの山頂、その脇で見られる、芽吹きの勢い、訪れる者、皆に勇気を与えることでしょう、9:50山頂をあとにする。

【山頂のアカヤシオ、芽吹き】
  
                       霧に包まれた鳴虫山山頂1103m  

  
                      僅かに残ったアカヤシオツツジの大輪

  
   カエデの芽吹き                      イヌブナの芽吹き

  
      ブナの芽吹き                          ブナの芽吹き

 ミツバツツジが点々と咲く急坂を下り、新緑の森を眺め、合峰1084mへ10:14着。ここから銭澤不動への分岐あり、枝尾根伝いについているようだ、後で調べよう。10:35、狭いピークで右手に90度曲がり、下って大きく登り返す、10:43、独標925m着。11:10、林道に出る、11:22、含満ケ淵、11:32含満ケ淵駐車場着、鳴虫山山行が終わった。

【帰路、霧に包まれた新緑の森をアップダウンを繰り返しながら下る】
  

  

  

  

  
                点々と咲くミツバツツジは森を明るくする

  
  合峰1084m                        ロープ数ヶ所あり

  
  独標925m                           緑の濃さを増し、山道は終わる

  
  林道脇にクサボケ                      カキドオシ

【含満ケ淵】
  
  並び地蔵                            東屋あり

  
   大谷川の流れ                        大きな淵と岩と新緑に時間が止まる

 総所要時間は、4時間14分であった。予報がはずれて、晴れなかったが、霧に包まれた新緑の森の美しさに陶酔した。花も良いが、森の勢いにエネルギーをもらったような気がする、次は何処へ・・・・・・。


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