★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-270 巻機山・牛ケ岳 |
山行日 概略図はこちら 2006年6月14日 晴れ 単独 コース 桜坂駐車場→(井戸尾根コース)→前巻機→避難小屋→巻機山山頂(御機屋の分岐)→牛ケ岳 →巻機山山頂→避難小屋→前巻機→桜坂駐車場 上越国境の名峰巻機山を目指しR17を北進、三国トンネルを越えたら月が出ていた、天気予報が当たるかな、4時着。支度をして待っていると、2番目に来た品川ナンバーの夫婦が15分頃出発して行った。念のためアイゼンを持って、4:25、西の山並に月が残る桜坂駐車場を出発する。直に沢コースを分け、ゴロゴロした石ころの間を進む、小さい沢のようである。三合目と書かれた鉄柱付近から急登がはじまる、ブナとナラの林中である。先発した夫婦に道をあけてもらう、これでトップとなったようだ、四合目4:46。小さくうねる道が続き、明るさを感じると五合目に出た、5:05。米子沢の深い谷が稜線まで続いていた。左は前巻機だろうか、南の尖った山は大源太山だろうか。潅木に変り、タムシバの咲き残りに逢う。足元に結構大きな亀裂が走っている、長雨が続くと危険かも。 眼下に米子沢 尖った山頂は大源太山? オオカメノキ 登山道に亀裂が 潅木はブナの森となり奥に残雪が見える、間もなく登山道にも残雪が現れる。夏道は消え、ついに一面真っ白な残雪の中を歩く。巾が広いので帰りの目印を探す、最初は米子沢寄りからはじまり、徐々に左に向いているようだ。2,3赤いテープを見たが、六合目に近づく付近にはなかった。残雪を登りつめると、左にヌクビ沢を眼下に、その向こうの岩峰が続く尾根の最上部には割引岳が望めた、すぐ脇には夏道が顔を出していた、六合目展望台着5:45。ここからは、概ね夏道が出ていたので、咲き出した樹床の花々を見ながら進む。霧がが発生し、徐々に山並みが隠れていくようであった。 潅木からブナの森へ 登山道に残雪が やがて一面残雪に、登りつめると六合目展望台に出る 帰路同じ様な所で撮った ブナの根本にイワウチワが 六合目展望台 展望台から割引岳と前巻機 ムラサキヤシオ アズマシャクナゲ ショウジョウバカマ イワカガミ やがて、大きな木がなくなり、潅木と笹の間を進む、七合目6:17着。前巻機の山頂部は雲に被われ、上部の視界は悪化してきた感じ、東の方向から真っ黒い雲が近づいているようだ、6:39八合目着。歩いて来た方向は、ぼんやりと霧の中に見えた、上部の視界は良くない。眺望がきかないので、足元が目に付く、ガレ場のような登山道、丸太を敷き詰めたような登山道、ハイカーの多さなのだろう。左にカーブして、緩やかな登りとなり笹道を進と、霧の中に丸い山頂が見えてきた、6:51前巻機着。この山頂には、ニセ巻機の表示もあった。“ニセ”を“偽”と書かれると、イメージが悪いが、本来は高さこそないが、堂々とした山容に巻機山と間違えてしまう、ということなのだろう。ちなみに巻機山は、この前巻機、巻機山、割引(わりめき)岳、牛ケ岳の4峰からなる大きな山塊である。 七合目、前巻機は雲に被われてしまった 八合目、かすかに下の方まで見える 前巻機が見えた 前巻機山頂1861m ここから北寄りに少し下ると残雪が現れる、登山道は、オオシラビソ(?)の稜線に沿って東側についているが、まだ雪の下。視界30,40mの霧の中を少し下ると、避難小屋に出る、6:56。小屋の前方に夏道を発見、登り返す、100mほど進んだところで、急激に回復の兆しあり。小屋がうっすら見えてくる、残雪の向こうの樹林帯が、西の山々も、ついに青空の下に割引岳も、巻機の山頂も見えた、バンザーイ。湿原に点々と咲くミズバショウを眺めて、残雪を踏んで稜線に出た、ここが巻機山の山頂の標識のある所だ、7:16。ここは、御機屋の分岐とも書かれている、巻機山の最高点、1967m、は牛ケ岳方向に400,500m進んだ木道の左である(立入禁止)。 避難小屋 周辺の視界はこんなもの 登り返すと晴れて、前巻機と避難小屋が見えてきた 山頂もほぼ見えてきた 割引岳が青空の下 湿原の池塘も映える 振向いて山頂付近から湿原を 2時間51分で桜坂Pから巻機山山頂着 北東方向となるのだろうか、越後三山、八海山、駒ヶ岳、中ノ岳もうっすらと遠望する。南方向には、歩いて来た山並と谷川連峰が雲の間に顔を出していた、ラッキーなことだ。木道を東方向に進み、巻機山の最高点の横を通って、進むと谷川連峰の朝日岳へ通ずる稜線の分岐点にさしかかる、7:31。またガスってしまって眺望がきかない、先へ進む。 歩いて来た山並と谷川連峰遠望 歩いて来た山並 谷川連峰を雲間に遠望 巻機山最高点近くから巻機山と割引岳 巻機山と割引岳 前巻機 分岐点から少し下るとまた晴れてきた。割引岳と巻機山は山頂部を現し、牛ケ岳もほぼその姿を現した、牛ケ岳山頂着7:45。尾根伝いに更に北方向に進み、展望の良い所で小休止。周辺の山々には雲が多く、巻機山の案内書で見られるような遠望はきかない、山頂に戻って8:10帰路につく。 朝日岳方面分岐点付近から牛ケ岳 鞍部付近から割引岳 牛ケ岳山頂を南側から 牛ケ岳山頂1961.6m 牛ケ岳山頂から巻機山と割引岳 牛ケ岳山頂から巻機山 牛ケ岳山頂から割引岳 牛ケ岳山頂付近から越後三山、八海山、駒ヶ岳、中ノ岳 牛ケ岳山頂付近から巻機山と割引岳 牛ケ岳山頂付近から八海山、駒ヶ岳、中ノ岳 小さい石祠発見、背景に割引岳、周辺はワタスゲの花が満開 尾根伝いに更に進んだところから割引山 その隣の山、南入ノ頭1730mだろうか、なかなか良い山だ ガスがあがってきたので、写真を撮りながら巻機山へ引き返す、8:17朝日岳分岐点、8:35巻機山山頂へ戻る。山頂から割引岳へ向かおうとしたが、残雪の上を歩くのは難しく、ブッシュの中も踏み込んでみたが容易ならず、山頂へ戻ると、丁度上がってきた男性に会う。二人で地図を広げて周辺の山並を確かめあう、情報交換をして、帰路につく。 鞍部から牛ケ岳 同、巻機山 ミネザクラ 朝日岳への分岐点、山並がほぼ見えた 分岐点付近からゆったりした牛ケ岳 分岐点から朝日岳へ続く山並 同、谷川連峰を雲間に遠望 最高点付近から割引岳 谷川連峰、真中は前巻機 たった一株、ショウジョウバカマ、見つけた タテヤマリンドウ? 巻機山山頂付近から割引岳 同、前巻機 同、避難小屋との間の湿原 朝日岳への山は続く 巻機山山頂へ戻る、左が牛ケ岳 巻機山山頂から前巻機と谷川連峰遠望 避難小屋8:54、ここから雪上を歩いているとトップに出た夫婦に会う、「・・・・・・気をつけて」、前巻機9:00、八合目9:11、七合目9:27、六合目9:48、残雪の森も悩むことなく通過して五合目着10:10。 湿原付近から巻機山 同、前巻機 避難小屋の山頂寄りから前巻機と避難小屋 避難小屋付近から巻機山 前巻機から割引岳と巻機山 眺めてきた山並をまた見ながら丸太の階段を一気に下る 宇都宮からの女性Gr 緑のど真ん中に3人登ってくる イワナシの花 あずましゃくなげ オオカメノキ 7−6、合目付近から割引岳 ブナの樹林帯の中を下る 7−6、合目付近から割引岳 7−6、合目付近から割引岳 六合目 五合目 沢、尾根コースの分岐点から割引岳 四合目10:22、三合目10:31、桜坂駐車場着10:40で、巻機山山行を終えた。総所要時間は、6時間25分であった。梅雨期の晴れ間を読んでの山行、新緑、眺望、花々と、今日はあたったことにしよう。それと、ちょっと、とばし過ぎたような気がします、コースタイムはガイドブックをご参考にして下さい。会った人、約20人、駐車場は管理人さんがいませんでしたのでタダ。 |
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