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前袈裟丸山

山行日
    2006年5月21日    晴れ   単独

コース
    折場登山口→(弓の手コース)→賽の河原→小丸山→前袈裟丸山→(南東尾根往復)→小丸山→賽の河原
    →折場登山口


先週の土日歩かれた方の小丸山付近が満開だったというネット情報を聞いて、本日の山行となった。日曜日で快晴の予報となると駐車場が問題となるだろう。薄暗い林道を走り、折場駐車場着4:15、やっとスペースを見つけて駐車、4:28出発する。この弓の手コ−スは登山口から一気に約500m上がると、あとは緩やかな登りとなる。すっかり芽吹き、ミツバツツジが登山口付近では花を落としていた。歩き始めて10分ほどして、男性の先にでる。先方には誰も見えない、まだ車の中かな? 水場を過ぎると、夕べの雨だろうか、登山道は水浸しとなっている。ふと、甲高い鹿の鳴き声が林中に響く、姿は見えなかった。南方向に赤城山を遠望する、黒檜山は薄っすらと雲をかぶっている。ヤシオツツジの花が点々と出てくると、賽の河原は近い、5:07展望台、5:12塔ノ沢コースと合流する。
  
                          アカヤシオツツジの残り花

  
   展望台から眺める袈裟丸連峰              賽の河原

 賽の河原からも緩やかな上りが続く、右手の二子山方面からの県境尾根にで、間もなくP1607を通過する。袈裟丸山連峰が近づいたような気がする。アカヤシオツツジが連続してくる。今年の最盛期は過ぎ、半分ほど花びらを落としているが、ところどころに元気な株もある。散りゆく花も良く見ると美しいものだ。実を結ぶために、精いっぱい営んだ結果を想像するからだろうか、6:13小丸山1676m着。
  
 P1607付近から袈裟丸山                 同、赤城山

  
 同、男体山                          同、袈裟丸山をヤシオの向こうに

  
  シロヤシオツツジの気まぐれさん              ミネザクラでしょうか

  
  小丸山                             小丸山から日光白根山

  
 同、男体山                           左、前袈裟丸山と右、後袈裟丸山


  袈裟丸山連峰と皇海山方面の山並


   袈裟丸山連峰

 ここから西方向に下って、シラカバに囲まれた避難小屋に出る、笹の泥濘んだ道を登り返し、P1685を南に緩やかにトラバースする。南にヤシオツツジで染まった小高い尾根が目に入る。地図で確認すると、前袈裟丸山の南東に延びる尾根で、小丸山より100m高い、まだ充分ヤシオツツジが見られるだろう。間もなく急登となる、ここから見る日光白根山、皇海山、鋸山、袈裟丸山の峰々の展望が素晴らしい。
  
 シラカバに囲まれた避難小屋                沢に残る雪

  
           日光白根山、皇海山、鋸山、袈裟丸山の峰々が素晴らしい

  
  日光白根山、皇海山、鋸山                尾根に出ると赤城山が一望できる

 やがて、コメツガの樹林帯に入り、ロープの張られた登山道を抜けると、笹道となり南〜東方向の視界が開ける、南東尾根の合流点と思う。ここで大きなザックを背負って足尾方面から縦走してきた2名とすれちがい、緩やかに5分ほど歩くと、一等三角点のある前袈裟丸1878.2mに着く、7:10。山頂は、木々に遮られ視界は良くないが、西方向に20,30m進むと袈裟丸連峰、皇海山、鋸、白根山、男体山と足尾日光方面の山々を一望できる。正面に見る後袈裟丸山の左手には、真っ白な至仏山、上州武尊山、そして上越の山々が連なる。眺望を堪能し、戻ると若い男性が到着、通行禁止と書いてある後袈裟丸山へのルートを問われる。「鞍部付近の鎖場を注意して、・・・・」、この男性は直に下って行った、私も南東尾根を目指し、7:27山頂をあとにする。
  
一等三角点のある前袈裟丸1878.2m             後袈裟丸山

  
  男体山                             日光白根山

  
  上州武尊山遠望                       尾瀬の笠ケ岳と至仏山遠望


   西斜面からのパノラマ、上越方面の山並遠望


   西斜面からのパノラマ、袈裟丸山連峰と日光方面の山遠望

  
 南東の尾根展望                        アカヤシオが呼んでいる

 3分ほどで、先ほどの南東尾根分岐位置まで戻る。何となく踏み跡があるような感じ、入り込んで進むと左にそれているのに気付く、獣道である。そのまま進むと南東尾根が視界に入り、急斜面の笹を伝って横にはい南東尾根鞍部に出る。赤く染まった小高い山頂部、アカヤシオツツジの密度が濃い、まだ蕾も残っている、南に赤城山を見ながら、あっちこっちを歩き回り、尾根筋の獣道から一直線に急登して登山道に戻る、8:30。

 行き交う大勢の人たちを見ながら、来た道を戻る。避難小屋付近では50名ほど、小丸山に30名ほど、賽の河原で50名ほど、下山するまでに200〜300人に会ったようだ。小丸山9:05、賽の河原9:37、折場登山口10:07着で前袈裟丸山の山行を終えた。
  
 避難小屋付近でお休み中のハイカー            同じく、小丸山

  
 小丸山から男体山、周辺の緑も鮮やかに         毎度撮ってしまうカラマツ林

  
  賽の河原も沢山の人たちが                山頂目指す人達と袈裟丸山

  
 展望が開け見渡すハイカー                 ミツバツツジも登山道の賑わい、間もなく折場登山口着

賽の河原〜小丸山付近のヤシオツツジ
【枝間に】
  

  

  

  

  

  

  

  

  

【花を大きめにして・・・・】
  

  

  

  

  

  

【袈裟丸を背景に】
  

  

  

  

  


前袈裟丸山の南東尾根のヤシオツツジ
【山とアカヤシオ】

尾根のピーク、鞍部より

  
鞍部から前袈裟丸山                      鞍部から南東尾根のピーク

  
                      南東尾根から前袈裟丸山

【花いっぱい】
  

  

  

  

  

  

  

  

  

【赤城山を背景に】
  

  

  

【男体山を背景に】
  

 総所要時間(前袈裟丸山南東尾根散策を含む)は、5時間39分であった。小丸山付近のツツジは散り始めているが、まだまだ楽しめそうだ。帰路踏み込んだ南東尾根は、今が見頃である。道も案内もなく急坂です、踏み込まれる方は、注意が必要です。袈裟丸山でアカヤシオツツジの花見山行は、終わるでしょうが、シロヤシオ、シャクナゲ、そして夏山へと、お花見は続くでしょう。


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