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黒滝山、四ツ叉山(西上州の山)

山行日
    2007年4月10日   晴れ   単独

コース  概略図はこちら
    黒滝山:不動寺駐車場→黒滝山→見晴岩→観音岩→不動寺駐車場
    四ツ叉山:高橋脇の駐車場スペース→大久保→天狗峠(大天狗の鞍部)→四ツ叉山→マメガタ峠→大久保→高橋

 西上州のヤシオツツジも、もう、そろそろ見頃を迎えた山もあるだろう。一般的に知られた比較的低い、沢山自生している黒滝山と四ツ叉山を歩くことにした。過去、2002/4/62005/4/19の山行記録があり、いずれも好機であった。今回は、丁度両者の真中辺となる。下仁田ICで降りて30分ほどで黒滝不動寺の駐車場に着く。

黒滝山   四ツ叉山
6:23出発する、短時間なのでザックは軽い。駐車場からカーブを2つ3つ5,6分で不動寺に、建物の間を抜けると登山道に出る。丸太の階段を歩くと、間もなく右手に分岐して、小高い肩のような場所に出る、ここに黒滝山870mの標識がある、6:37。しかし、国土地理院の1/25000地形図によると、黒滝山という山名は一帯の総称のようだ。ここから北に僅か進むと上底瀬と馬ノ背に分岐する、6:43。ここからカミソリ状の岩上を鉄梯子と鎖を伝って登って行く。スリルと景観の楽しめるところである。最初の梯子を登ると、一輪開花したヤシオツツジが迎えてくれた、そして左手に満開の株、ダンコウダイの花も進んでいるがまだ見られる。
  
   黒滝山870mの標識                   祠と大天狗、小天狗の石碑

  
  馬ノ背はこの梯子からはじまる              ヤセオネを鎖を伝ってスリル満点

  
  ダイコウバイと眼下に不動寺               反対側の梯子を上がって一段落

  
            東方向に鹿岳(左)と四ツ叉山(右)とヤシオツツジを見ながら進と

  
                         間もなく見晴岩に出る

  
  岩上には祠と御嶽山の小さい石碑あり          北側にも石碑が

  
  岩上見る鹿岳と四ツ叉山                  鹿岳の左後方に妙義山を遠望する


   岩上の西側、西上州の山山

  
                             見晴岩の東を巻く

  
   ヤシオツツジの奥に見晴岩               落葉樹の登山道を進むとほどなく観音岩に出る

 梯子と鎖場を過ぎると間もなく、展望岩に進む。開花したヤシオツツジ3,4本が、真っ黒い岩を取り囲んでいるようである。岩上の展望が素晴らしい、東方向に鹿岳(左)と四ツ叉山(右)、西側の山々、そして咲き始めたツツジと青い空。見晴の岩を東側に回りこんで稜線を進とほどなく観音岩に登りつめる、7:25。

【ヤシオツツジ、馬の背〜観音岩】
  

  

  

  

  

  

  

  

 360度の絶景、西上州の山々が連なる、信仰の山らしく石仏石碑が岩場周辺に点在する。見事な景観を堪能したあとは、戻って岩場の北側にある石仏を拝し戻りかける。すると、岩を巻くような薄い踏み跡あり、時間はたっぷりあるし、ヤシオツツジの開花2,3分に不満足感あり、辿ってみる。南方向に稜線伝いに進むと東方向に稜線が曲ったところで、富士浅間山(?)を右手に見る。更に進んでみたがいささかの不安、引き返す、観音岩7:53発。
  
                      観音岩から鹿岳と四ツ叉山

    
 観音岩から鹿岳と四ツ叉山                      岩穴に祠

  
  観音岩を見上げる                     後に回れば石仏は岩穴に

  
ここからは薄い踏み跡を辿る、観音岩を南から       富士浅間山(?)とヤシオツツジ

  
  鹿岳の左後方に妙義山                  まだ行けそうだが、折り返す

  
 帰路、眼下に不動寺、鹿岳と四ツ叉山           梯子を下ってナイフエッジの岩渡りをもう一度

 上底瀬分岐8:15、駐車場に戻って8:24、黒滝山山行を終えた。所要時間は2時間01分であった。ピンクに彩られた岩肌を期待したが、残念。しかし、一様にピンクに染まった満開の山肌も良いが、勢いのある開き始めた株、これも好みである。車で大久保の集落まで移動する。

四ツ叉山     ページトップへ
大久保の集落を抜けて、橋(高橋)を渡ると右手に駐車スペースがある、8:46出発する。集落の登山口にある地図を眺める、後ではソメイヨシノが6,7分咲き、丁度居合わせた2名が加わった形で登山道に入る。この方たちも目指すはヤシオツツジであるとか。山道に入った所で、のどかな集落を眼下に見る。2名との距離は隔たっていく。今回は南から回りこむコースとする、分岐点9:03、理由は早く山頂に着きたい、それだけ。9:16杉森を抜けると、雑木林に入り、間もなく稜線に出る、9:21天狗峠というらしい。
  
  大久保の登山口にある周辺地図             大久保の集落を見下ろし山中へ

  
  マメガタ峠、天狗峠の分岐                杉森を抜ければ間もなく天狗峠

 峠には、大きな道標が二つ、大天狗の石碑が脇にあり、右に下れば小沢に出る。きれいな落葉樹の間を急登する、ほどなく鹿岳と浅間山が見えてくる、山頂が樹林帯の中に丸っこい姿を現す。鹿岳からの道を合わせ山頂に出る、9:43。期待したヤシオツツジは、山頂部で2,3輪開きかけたところ。でも、眺望は素晴らしい、グッと天に向けた握りコブシ一対、遠望する妙義山の荒々しい山容、雪解けの進む浅間山、枝間に真っ白い峰、南アルプスだろうか、方向は南西だ。東眼下には下仁田、富岡の街、春霞みの中に。20分ほど遅れて、大久保で同時スタートした2名到着、こちらは、そろそろ山頂をあとにする、10:03。
  
    大天狗の碑                      広葉樹の稜線を抜け

  
                   鹿岳と四ツ叉山山頂部を樹間に見る

  
                     鹿岳と浅間山を低木の上に見ると

  
  四ツ叉山山頂                       山頂から鹿岳と浅間山

  
  浅間山アップ                       妙義山


                同、」ヤシオツツジの蕾と鹿岳と浅間山

 北へ向って最初のピークでやっとここのヤシオツツジに逢えた、しばらくして岩の斜面に2株、3株。結局、咲いていたのはこれまで、10:37マメガタ峠着。一気に下って、大久保の玉コンニャクを作っていた人に呼び止められ、野草、根っ子の装飾品、山歩き、狩猟等々話し込み、鹿肉の燻製を頂いて食し、40分ほど休んで、11:40高橋に戻り山行を終えた。
  
                   一つ北のピークで少し開花した株を撮る

  
  同所から妙義山                     ガイドロープの張られた登山道

  
  ヤシオツツジと山並遠望                 同、鹿岳

  
  今回の山行、山頂部の見収め              マメガタ峠

 総所要時間は、立寄って話し込んだ時間を除いて、2時間14分であった。ヤシオツツジがほどほどに咲いていたら鹿岳まで足を延ばそうと、鹿岳登山口に近い方に車を止めたが無意味だった。あと、1,2週間満開までにかかりそうだ、と地元の方が言っていた。黒滝山と合せて、4時間15分、ヤシオツツジ下見の山行を終えた。次は何処の花を求めて歩こうか、こう外れると・・・・・・。
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