★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-315 駒ヶ岳・黒檜山(赤城山) |
山行日 2007年3月23日 晴れ 単独 コース 概略図はこちら 駒ヶ岳登山口(大洞)→駒ヶ岳→黒檜山→黒檜山登山口 “穏やかな一日”、という予報に荷物をつめ、車を4駆に換え、慌しく出発する、目指すは赤城山。10分ほど走って桐生市内を通過中、アイゼンを忘れたことに気付く、引き返すのは面倒だ。車から見ると駒ヶ岳と黒檜山は山頂部が白い、降ったようだ。でも、2日暖かい日が続いたので、登山道の危険性はないだろう、最悪の場合は引き返せばよい、といつもの調子。路面はドライで凍結なし、新坂平の温度表示は、−2℃であった。大洞の駐車場には、8時を過ぎているが、車がない。風が強いので、着込んで、厚手の手袋を持った、8:35出発。入口付近はには雪がなかったが、最初の鉄の階段付近から点々と雪が残り、部分的に登山道が凍結していた。 大洞の駐車場から黒檜山 駒ヶ岳の中腹から小地蔵岳と覚満淵 同、地蔵岳 同、大沼と鍬柄山付近 稜線手前の鉄階段 朝日に輝く霧氷 稜線手前の階段付近から霧氷が現れた。小さい霧氷だが、太陽を浴び燦燦と輝いていた、素晴らしい光景。稜線に出ると、小地蔵岳と長七郎山、小沼、荒山、地蔵岳が南に鎮座し、富士山、八ヶ岳がうっすらと遠望できた。例年残る駒ヶ岳の雪庇、今年は小さい、成長しなかったのか、解けてしまったのか。西側から回りこんで駒ヶ岳山頂着9:25。 小地蔵岳と長七郎山、小沼、荒山、地蔵岳、富士山がうっすら見えていた 駒ヶ岳と黒檜山、霧氷のカケラが強風で舞う 袈裟丸連峰遠望 駒ヶ岳と黒檜山、吹き溜まりも小さくなって 駒ヶ岳山頂部西側の登山道 駒ヶ岳山頂 雪の残る北側の急斜面、前日のトレースだろうか、所々が凍っている、若干くい込む残雪の上を歩きセーフ。鞍部は日が差し泥濘状態、登り返して小ピーク、振向くと駒ヶ岳の樹林帯の中はまだ真っ白であった。大タルミを越え、黒檜山南斜面の登りにかかる、笹の中の丸太の階段を登る、霧氷のトンネルの出現である。一足早い満開のヤマザクラの中を歩いているようだ。高度を上げ、小さな岩場を越えると、絶景がパッと現れる、駒ヶ岳、小沼、地蔵岳が眼前に広がる。 駒ヶ岳山頂から黒檜山 駒ヶ岳山頂から小地蔵岳と長七郎山、小沼、荒山、地蔵岳 駒ヶ岳北側の登山道、一部凍結 同所から黒檜山 黒檜山、残雪と霧氷 黒檜山、大タルミの南ピークから 同、大タルミ付近 大タルミから黒檜山 同、駒ヶ岳 黒檜山斜面から駒ヶ岳と尾根筋 黒檜山、山頂部の霧氷 同所から駒ヶ岳 同所付近の登山道、霧氷のトンネル 大沼、小沼(オノ、コノ)とも、今は、氷で閉ざされているが、無結氷期、青い水を眺めるとき、小沼の存在に不思議さを感じるポイントである。10:02、花見ケ原方面の登山道と合流する、10:04黒檜大神、大沼から直登ルートを合わせ、間もなく黒檜山」山頂1827.6m10:07着。 黒檜山南斜面から、駒ヶ岳、小沼、地蔵岳 同所から、駒ヶ岳、小沼、地蔵岳 花見ケ原からの道と合流 黒檜大神 同所から長七郎山、小沼、地蔵岳 同所から、日光白根山、皇海山 黒檜山山頂1827.6m、三角点は雪の下 山頂の三角点が丁度隠れる位の残雪、今日の山頂は薄っすら降った雪で覆われ真っ白だ。そのまま北の祠の所まで進む、本日はまだ歩いてないようだ、時々霧氷のカケラが舞う。この雪の中で植物は完全に生長している、季節が分かるのだろう、褐色をしたミヤマハンノキの蕾が3cmほどにのびている。祠の脇でザックをおろし、眺望を独り占めする。遠望する上信越の山並には若干雲があるが、浅間山からぐるっと袈裟丸山まで絶景に言うことなし。目を引けば、赤城山の峰峰と白い大沼、そして足元には霧氷の花、風も一時に比べると弱まった。 山頂から日光白根山、皇海山 吹き溜まりの雪も今日は真っ白、日光白根山、皇海山遠望 ミヤマハンノキの蕾が大きくなって 山頂北側にある祠、背景は日光白根山 この2,3日で出来たと思われる細いつらら、と風に舞う霧氷のカケラ 男体山(左)と袈裟丸連峰 左から日光白根山、皇海山、男体山 日光白根山 燧ケ岳 至仏山〜燧ケ岳 上州武尊山〜至仏山 上州武尊山〜至仏山、アップ 上州武尊山〜燧ケ岳 谷川岳〜袈裟丸山 クリック拡大(戻りはプラウザの戻りボタンでお願いします) 浅間山遠望、手前は鈴ケ岳 浅間山、鈴ケ岳アップ 浅間山遠望、手前は大沼と地蔵岳、鍬柄山、鈴ケ岳 谷川岳、朝日岳 浅間山〜草津白根山〜苗場山 コメツツジの霧氷 コメツツジの霧氷 上州武尊山〜日光白根山 草津白根山〜至仏山 30分ほど歩き回ったろうか、靴跡だらけになったところで10:48山頂に戻る。向ってくる人の気配なし、そのまま黒檜山直登ルートで帰路につく。駒ヶ岳経由に比べると短時間でこられるだけに勾配がきつい。アイゼンなしで、不安もあるが、同じ道で帰りたくない。慎重に体重を逃がしながら、一歩一歩下る、南に向っているせいか露出した岩石が多く、小木もあり、小さな凍結は処々にあるが、スムーズに下れた。15分ほど下ったところで男性に会う、ノーアイゼンに「アイゼンいらないですか?」、と言われ、まさか忘れたとも言えないので「着けていた方がいいですよ」、と言ってすれちがった。続いて福井県から来たという夫婦、この方も「外してしまおうかな」、といわれまた同じ返答を。 順調に猫岩付近まで下ったが、凍結と斜面の状況を考えて樹林帯に入り、登山道の20、30m下を進み、11:28黒檜山登山口で道路に出る。一部開き始めた大沼を見ながら、11:44大洞駐車場に着いて本日の山行を終えた。 大沼へ下る道から地蔵岳と大沼 登山道、道路の付近 大沼湖畔から鍬柄山 同、アップ 大沼、背景は地蔵岳、まだワカサギ釣りのデンデンムシが4つ、5つ 総所要時間は、3時間09分であった。残雪と霧氷、結氷した湖に冬を感じ、地肌の見えた登山道と木々の枝先に春を感じる贅沢な山行であった。大沼も一部小鳥島付近に穴が見られ、湖上に張られたロープは立ち入り禁止なのだろうか、芽吹き、開花、鳥の声に感動する春、春はもうすぐだ。 |
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