★気ままな男の山歩きHOME 山行記録(日付順 ) 山行記録(山域別) 走れ!“忠治”★ sub3-297 黒檜山・駒ケ岳 |
山行日 2006年12月11日 晴れ 単独 コース 概略図はこちら 利平茶屋森林公園→鳥居峠→覚満淵→駒ヶ岳登山口→駒ヶ岳→黒檜山→黒檜山登山口→覚満淵→鳥居峠 →利平茶屋森林公園 昨日渡良瀬川の河川敷から赤城山を眺めたら、黒檜山に雪雲がかかり、吹雪いているように見えた。この冬一番の雪見山行になるか、まずは行ってみよう、ということで利平茶屋森林公園にやって来た。桐生付近から見えた赤城は、駒ヶ岳と黒檜山は雲に被われていた。風と寒さに備え着込んで、8:30出発する。駐車場からは、南の稜線付近に少し雪が見える程度で、沢筋のツララの大きさから低温は想像出来る。落ち葉を踏みしめながら、冬枯れの道を歩く、時々森を抜ける強い風の音、上で吹かなければよいが。昨年崩壊した沢を過ぎると、積もった落ち葉に薄っすら積もった雪を見た。ほどなく、ケーブルの跡の階段に出る、左斜面の日陰は更に白く、階段も上部200段ぐらい凍っていた、帰りはアイゼンがいるかな、9:27鳥居峠着。 ツララが30cmほどになってました 沢のコケにできたツララ、ガラス玉のような氷が沢山 上空は晴れ、東の方向には筑波山が薄っすらと、その手前左手鳴神山が一際尖って、南北に稜線を伸ばしていた。峠の売店は戸締め、駐車場は一面凍っていたが、7,8mm程度、遊歩道に入ると一昨日からの雪か、一面白かった。覚満淵にはバードウオッチングか、3,4名の人影が、凍結した逆光の湖面の向こうにシルエットとなっていた、駒ヶ岳登山口着9:50。 鳥居峠から筑波山遠望、手前左のピークが根本山 鳥居峠から覚満淵、2/3ほど凍ってました 野鳥の観察でしょうか、木道に人影が この模様、人工的? or 野鳥? 踏み込むと、下は凍りで薄っすらと大粒の雪が乗っていた、危険は感じないが、効率が悪い。5,6ヶ所コーナーをまわった所でアイゼン装着。バリバリと足元の不協和音、岩石を踏んでギュッ、嫌な音、鉄ハシゴの氷のない所でキリキリ、これも耳にくる音。この辺から霧氷かな、朝日に白い小枝が光っていた。稜線に出ると、白さを増し、一面枯れ木に花が咲いたよう、10:45駒ヶ岳着。 駒ヶ岳への道、アイスバーンとなった箇所多く 上の鉄ハシゴ、この辺から霧氷が見られました 【霧氷と着雪、駒ヶ岳付近】 駒ヶ岳を撮る 同場所から黒檜山 同付近から、袈裟丸山 駒ヶ岳山頂 駒ヶ岳の南斜面 同山頂から地蔵岳 同、長七郎山付近 駒ヶ岳を下ると、先ほどまで被っていた黒い雲が急速に動き始めた、黒檜山が微笑む、歓迎の顔だ。真っ青な空の下、この光景がたまらない、美しい。見上げては黒檜山、振り向いては駒ヶ岳、左右に首振れば真っ白な木々、風も弱まり、汗だくで階段を登り、花見ケ原の道と合流して、間もなく黒檜大神着。 駒ヶ岳の北西面より黒檜山 駒ヶ岳の北西面より黒檜山 大タルミから駒ヶ岳 同、黒檜山 登山道脇の霧氷 登山道は、白い花のトンネル階段 長七郎山、小沼、地蔵岳 登山道 小沼 登山道、尾根の少し手前 尾根、花見ケ原方面の合流点 黒檜大神 日光白根山、皇海山、男体山、袈裟丸山、連なる山並の迫力、距離感が錯覚してしまうほど今日の日光連山、袈裟丸連峰は近い。シルエットと化した長七郎山、小沼、地蔵岳、対照的な真っ白な霧氷、目を細めて一望する。黒檜大神を出ると、ダイレクトに登って来る道と合流する。靴跡を発見、辿ると黒檜山山頂に一人、今日の一番客のようだ、黒檜山着11:27。 黒檜大神から日光白根山〜袈裟丸山 同、長七郎山、小沼、地蔵岳 黒檜山山頂 山頂から皇海山、男体山 同、日光白根山、皇海山 同、男体山、袈裟丸山 山頂から北の祠のある場所まで移動、絶景にドップリつかる。遠望する浅間山、上州武尊山、笠ケ岳、至仏山、霧氷の背景を飾る、上越国境は雲多くイマイチ。榛名、子持山、小野子山を西北の眼下に見て、日光白根山、皇海山、男体山、袈裟丸山を東に見る、ビューポイント。手袋をした指先の感覚もなくなり、風に向って素手でシャッターを切る。東側に面した風の当らない場所で昼食、本日3人目の方と入れ代わって12:08山頂を下る。 山頂北の祠付近から上州武尊山、笠ケ岳、至仏山 同、上越国境の雲に被われた山 同、鍬柄山、鈴ケ岳 祠(中央)と日光白根山、皇海山 【霧氷、祠付近】 同、浅間山遠望 同、子持山、小野子山 同、日光白根山、皇海山 皇海山、男体山、袈裟丸山 同、日光白根山 同、黒檜山山頂を撮る(一番左) 同、男体山、袈裟丸山 若干雪の凍りついた道、アイゼンをつけているせいか歩き易い、これから向う4人と会う、早めにアイゼンを着けてしまった方が歩き易いのだが。間もなく、霧氷がなくなって、森が華やかさを失い、融け落ちたカケラが登山道に散乱していた。尾根から離れ若干下を巻き、猫岩12:37、黒檜山登山口着12:45。 下山路 霧氷も溶けて 黒檜山山頂を見る 登山道は霧氷のカケラがいっぱい 湖畔沿いに歩いていると、これから向う夫婦に会う、「雪は?、アイゼンは?」、「ゆっくり歩けば・・・・」、と内心不安な会話。覚満淵の南側の木道を回って鳥居峠着13:25。 大沼湖畔から黒檜山山頂 同、地蔵岳 波シブキの結氷? 白波立つ大沼 覚満淵 同、盛り上がった結氷ライン ここからが問題だ、一旦外したアイゼンを出すのが億劫だ。階段の上に立って下を眺める、急だ、カチカチだ、あそこまで下ればいいのだが。結局、左山際のコンクリート壁面に沿って、枯草の上を下り無事通過、階段に戻る。ここは、春先も残雪で要注意箇所である、階段を通らないで林間を巻くルートもあるが、遠回りなのでいつも階段を利用している。風もやみ、沢の音を聞きながら往路を戻る、利平茶屋森林公園駐車場着13:58。白い赤城の山行を終えた。総所要時間は、5時間28分であった。久々に、ホームグラウンドに戻った感じ、天気と相談して、しばらくスノーハイクを楽しみたいものだ。 |
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