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駒ケ岳・黒檜山(赤城山)

山行日
    2006年9月17日   曇り時々晴れ    単独

コース  概略図はこちら
    利平茶屋森林公園→鳥居峠→覚満淵→駒ヶ岳登山口→駒ヶ岳→黒檜山→黒檜山登山口→覚満淵→鳥居峠
    →利平茶屋森林公園

 利平茶屋森林公園から黒檜山を歩くには1年ぶりである。今日は3連休の真中の日曜日とあって、R122は日光方面に向う車と思うが10数台連なっていた。この駐車場も数台停まっている、バンガロー泊の人だろうか、あるいは同類だろうか、8:08出発する。夏草の生い茂る登山道、出水でもあったのだろうか、いぐれて岩石がゴロゴロしている。20分も歩くと、霧に包まれてしまい、滔滔とした流れの音のみ山間に伝わっていた。ケーブル跡の階段に入り、視界の利くのは30段ほど、傾いてしまった階段、夏草が生いかぶさり尚更歩きにくい、売店の明かりに気付くと鳥居峠だった、8:58。
  
  キバナアキギリ                       ヤマハッカ(?)

  
              霧に包まれたなんとなくミステリアスの感じがただよう登山道、

  
   ケーブル階段跡の最上部に咲くトリカブト        鳥居峠の県立公園の碑

 先日某氏に「赤城山をあれだけの回数歩いて飽きないかい」、と言われた。「何度歩いても新鮮ですよ」、と毎度のセリフ。某氏は記憶力抜群で、一度インプットしたら消えないのだろう、最新鋭のDVDの如く再現できる頭脳なのだろう。私は直に全てではないが忘れてしまう、が故に行く度に別の感じ方にはしる。この差が、山行の楽しみに繋がっているのではないか、と考える、つまり、“忘れることの大切さ、愉快さ、爽快さ”、ではないでしょうか、記憶力減退の負け惜しみもチョッピリ、9:20駒ヶ岳登山口着。

 真っ青な笹を分け、洗い流された登山道をジグザグしながら登って行く、東側へ回り込んだ瞬間、強い日差しが森の奥深く差し込む。足元の霧は消え、晴れ渡った稜線に飛び出す、9:50。遥か雲海の南に富士山が、奥秩父の山々が、八ヶ岳が、ぼうっと見える、嵐の前の・・・・かな。小ピークを2、3越えて駒ヶ岳10:00着、小休止。小さい子を背負い、上の子の手を引いて上がって来た一家に目線が合う、素晴らしいことだ、山が好きになってくれよと祈らんばかり。緑一色の山頂、今年の紅葉はどうだろう、10:08発。
  
  覚満淵へ緩やかに下る                 色づき始めたレンゲツツジの葉

  
 駒ヶ岳の登山道、ここも深く切り込んでいた        いきなりさしこんだ木洩れ日

  
  上空は青空が広がっているようだ      稜線に出ると、富士山、秩父連峰が雲の上に見えてました

  
   地蔵岳、荒山は見えません           黒檜山(左)、駒ヶ岳(右) 

  
  袈裟丸連峰                        駒ヶ岳山頂

 駒ヶ岳の北西側から階段を下り、目指す黒檜山のずっしりした山頂部を正面に見る。一つ越えて大タルミへ、最後の登りにかかり、階段を急登する。花見が原の道を合せて10:37、黒檜山大神10:40を経て黒檜山山頂に立つ、10:43。ざっと15人ほど、途中会った人が10人ほど、これほど沢山の人に会うのは最近ではめずらしい。東の雲海に袈裟丸山と皇海山、山頂の北の祠付近から上州武尊山、上越尾瀬方面は厚い雲の中だった。新潟県から来られた4、5名のグループ、上州三山の2つ目とか、トンネルを越えれば比較的近いとか、妙高、雨飾は新潟の山だけど遠いと言っていた、11:12山頂をあとにする。
  
  駒ヶ岳の北側から黒檜山                大タルミ付近から駒ヶ岳(左)

  
  メギの木の実                        黒檜山最後の登り

  
   花見が原の道と合流すると                黒檜山大神

  
  黒檜山大神から地蔵岳                  黒檜山山頂

  
  山頂北側の祠                       袈裟丸山&皇海山が雲海に

  
  オンタデ                           赤い実をつけ、葉が色づいたオオカメノキ

 たっぷり水を含んだ急坂を下り、ここでも10人ほど会った、赤ん坊を背負った一家、お母さんは強いなあ、頑張るなあ。11:48猫岩、11:57黒檜山登山口、湖畔を歩いて12:15駒ヶ岳登山口に戻り、覚満淵の南側を歩いて鳥居峠12:38着、長い階段の途中で同年輩のご夫婦の前に出て、再びガスってきた道を早足で下り、13:12出発点の利平茶屋森林公園に戻り、山行を終えた。
  
  霧に包まれた大沼、猫岩付近から             ちょと色づいたカエデ、大沼湖畔で

  
  サラシナショウマ、大沼湖畔で               ワレモコウ、覚満淵で

  
  ヤマラッキョウ、覚満淵で                 オタカラコウ、利平茶屋付近の岩場で

 総所要時間は、5時間4分だった。咲き残った、少ない花に群がる虫たちに、まだ、お腹がいっぱいにならないのかなあ、いつまで働くのかなあ、ガンバレよ、と一言。


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