気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”
sub3-295-3
日本橋から雲取山     1日目へ     2日目へ      4日目へ  進みます。

3日目:コース概略図はこちらです 鳩ノ巣〜鴨沢登山口  鴨沢登山口〜雲取山荘
      鳩ノ巣→(青梅街道)→梅沢大橋→愛宕トンネル→愛宕大橋→(青梅街道)→鴨沢登山口→堂所→ブナ坂
      →小雲取山→雲取山→雲取山荘

 昨日くじで当ったジャンボなラーメンは、宿のイタさんにもらって頂いた、食べるかなぁ。 5:00、ヘッドランブをつけて出発、足の腫れは大分ひけて、まず心配なさそうだ。天気は良いはずだが、星が見えない。時々通る車に注意しながら歩く、ダムに出るまで上りとなるので、ストックを使っている。梅沢大橋の信号で気付いた、愛宕トンネルを歩いて通れるか確認しておくのを忘れていた。標識を見る限りでは、通行できるようなので左折する。大きな橋を渡り突き当たった、さて右かな、左かな。左は多磨霊園と書かれた案内があり、半信半疑で右へ進む。坂をちょっと登った所に人家があり、運良く早起きの人がいて道を確認できた。1080mの明るいトンネルに入り、テクテク快調に歩く。通行中、3台車が通っただけだった、この立派なトンネルは夜間はあまり利用されてないのだろうか、愛宕大橋を渡って信号に出る、6:03。薄明るくなった小留浦地区、霧に包まれているようだった。
  
  愛宕トンネル出口、奥多摩湖寄り            小留浦地区

 この地区を抜けると、道は多摩川に沿って、というよりは突き出た尾根に沿って蛇行し、所々小さいトンネルで結んでいる。霧の漂う山間の地、45度はオーバーかな、そんな急斜面の畑、国道から入り込む旧道(むかし道)、見上げれば廃道、点々とある人家、ここも東京都である。トンネルを6,7つ抜けただろうか、7:23ちょっと長い大麦代トンネルを抜け広場に出て休憩。落ち葉は霜で白くなっていた、先ほど見た道路上にある温度計は0℃を示していた。
  
  朝霧漂う山間の地                    急斜面の畑、よく土が落ちないなあ

  
  高い所に廃道あり                     この奥に人家がまだあるのだろうか

 宿で用意して頂いた朝食をとり、家に電話して「予定通り・・・・」、7:45出発する。大きく蛇行した道、遠ざかる堰堤、山肌の紅葉、映す奥多摩湖、プラス漂う霧、これがたまらなく良い。9:20、深山橋着、あと2km弱で雲取山の登山口に着く。
  
            ダム堰堤を東に南斜面の紅葉も見頃、土曜休日の観光客もチラホラ

  
     霧の漂う奥多摩湖、小さい乱気流が発生しているのだろうか、刻々と形が変る

  
            囲む山々もクッキリ、湖面の藍さよ、空の青さよ

  
   対岸も広くなったり近づいたり              真っ赤な峰谷橋、新しいのかな、と思ったら

  
  この構造、ペイントにだまされた              この奥が不思議、他に広い開口部があるのかな

  
  浮橋、カーブは何故だろう、流木止め? 単なる格好?  こんな紅葉がいっぱい

  
   ここの温度計は2℃を表示してました           深山橋が見えた

  
小留浦の太子堂舞台、東京都指定有形民族文化財と説明あり    お堂の前には石仏が並ぶ

  
  黄色、金色のイチョウ、キレイさに車を止める人あり     もう多摩川の巾が狭くなった

  
   ここにも人家ありか、紅のモミジが語る晩秋の里    東京都と山梨県の境、小袖川

  
  橋を渡れば山梨県丹波山(たばやま)村鴨沢地区    鴨沢バス停にある雲取山登山口の道標

 登山靴を入れて7,8kgのザック、3日目は慣れだろうか、快調に歩いて来た。奥多摩湖の周り、標高差が小さく、奇麗な景色に疲れることを忘れたのかなぁ、10:00丁度鴨沢着。厚めの靴下を重ね履きし、靴を山靴に変え、準備完了、10:08七ツ石小屋目指してスタートする。登山道に入り、20分ほどで一旦林道に出る、車およそ20台、準備中の人もいた。直に杉林に入り、緩やかな尾根歩きが続く、何組かのグループの前に出る。山に入ったらいつものペースに戻ったようだ、後から来るといった人たちの来る様子はない、11:50堂所着。ここまでのペースなら、七ツ石小屋でなく雲取山山頂を越えて雲取山荘まで今日のうちに行ける。そうしよう、予定が変った。
  
  鴨沢地区を上から撮る                    林道へ出た所に道標あり、熊出るのかな?

  
   杉林を抜け                        落葉広葉樹の道を歩く

  
   最後の人家跡だろう、大きなアルミの鍋が        林間に堂所

 堂所を過ぎると樹間に富士山が顔を出す、オハヨウ、コンニチハ、手前には前回歩いた牛奥ノ雁ケ腹摺山が、ドンと。間もなく道が大きく曲がり、真新しい道標が目に入る、この付近から素晴らしい富士山が展望できた。
  
     堂所を過ぎ樹間に富士山               ここの付近、富士山がきれいだよ

  
           富士山、右隣は大菩薩連嶺の牛奥ノ雁ケ腹摺山

  
               富士山、右隣は大菩薩連嶺の牛奥ノ雁ケ腹摺山

 富士山をゆっくり眺めたあとは、大きく七ツ石山をトラバースしてブナ坂に出る。ブナ坂はカラマツ林のド真中にあり、七ツ石山、雲取山、唐松林道、鴨沢方面の道が交差している、眺望なし、13:10着。ここを抜けると五十人平というゆるい勾配、展望抜群の尾根が続く。この尾根は素晴らしい、山頂をもうチョイというところで、息抜きできる光景が大きく広がる。13:40防災用のヘリポートに出て、13:43雲取奥多摩小屋着。
  
   大きくトラバースしてブナ坂に向う             大洞山付近と思うが枝間にチラホラ

  
   南アルプス、赤石、荒川、塩見、白根三山遠望     七ツ石山方面の道と合流する

  
   カラマツ林の中のブナ坂            ここからがいい、五十人平というこの尾根、展望抜群、勾配は緩く

  
   富士山を望む                       ドカッと腰をおろして、良い気分ですよ

  
    大洞山付近の山並み?                南アルプス遠望

  
   富士山と大菩薩連嶺                  雲取奥多摩小屋

 ここから出ると直に雲取山の山頂を巻いて雲取山荘へ通ずる道を分ける。小高いピークを越え、シラビソの樹林を抜け、登り返すと小雲取山に着く、14:13。山頂は登山道から数m奥である。ここの眺望も素晴らしい、富士山、南アルプス、秩父の山々が美しい。もう、山頂の避難小屋も見える、あと一息で山頂だ、14:33雲取山山頂着。
  
  山頂の巻き道                       MTBのおっちゃん二人、頑張ってね

  
   シラビソの間を抜けると                 富士山の展望の良い

  
  小雲取山に着く                       雲取山山頂の避難小屋が見える

  
  露岩の道をつめれば                  日本一の富士山も手にとるよう、避難小屋前から

  
  小雲取山方向を一枚                    山陰には一昨日降った雪が少々

  
  雲取山山頂、バンザーイ!!               古い原三角測点

  
                       雲取山山頂から富士山

 今日は一日良い天気だった、体調も良く予定を変更して山頂を踏んだ、明日の予報があまり良くないだけに、ラッキーなことだ。眺望を満喫し、一気に樹林帯の中を下り雲取山荘へ到着、14:55。
  
    雲取山荘                        コタツいいですよ、6人で泊まりました

 本日は路上を18.7km歩き、鴨沢から雲取山荘まで、所要時間は9時間55分、良い結果に終わった。しかし、計画段階では、3日目10時間は組めない、これはあくまでも結果、お天気のお陰、としておこう。

  1日目へ     2日目へ      4日目へ  進みます。



気ままな男の山歩きHOME  山行記録(日付順 )  山行記録(山域別)  走れ!“忠治”